爛漫日記

インターネット古書店 独楽知の、春爛漫ではなくて、秋爛漫?の日記です。

浜田晋『老いるについて』

2011-03-22 21:46:33 | 私の本
去年の暮れに浜田晋先生は亡くなられていた。

東京の上野で精神科診療所を開業して、下町の精神科医を33年勤められた後引退しておられた。

「はじめに」によると、この書は真宗大谷派の首都圏広報誌「サンガ」に、1992年から連載されているものからまとめたものである。

「はじめに」から抜粋。

< そして、今、私83歳。私自身も老いた。
 その間、わが国は世界に例をみない高齢化社会をむかえた。日本という国家自体も老いた。
 したがって「老い」の問題は、医療界のみならず、すべての日本人の最大課題となった。
 ところが肝腎の老人精神医学は混迷の中にある。急激な時代の変化に、医療も看護も介護も「社会」もついていけていない。そこは百鬼夜行の世界といってよい。
 私は危機感をもっている。その想いが本書の底を流れていよう。>


「ぼけ」と「痴呆」の間から抜粋。

<人は生まれ、育ち、働き、老い、そして時にぼけ、そして死ぬ。それはしごくあたりまえのことなのである。>

常に「人間とはなにか」ということを考え続けておられた方だと思う。

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

還暦の薔薇

2011-03-16 14:04:40 | Weblog
この3月13日で満60才になった。

誕生日の朝に友達が赤い薔薇を送ってくれた。
生花を乾燥させて作るブリザードフラワーの赤い薔薇をアレンジしたもの。

還暦だから赤だよね。
昔なら長生きしましたというお祝いの色だから。

60才というのがピンとこない。
50代が終わって60代が始まったというだけのことだけど、これから何となく違ってくるのかな?

まだ始まったばかりだからわからないけど、身体も心も少しずつ身軽になっていけるような気がするので、少し楽しみ。
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする