爛漫日記

インターネット古書店 独楽知の、春爛漫ではなくて、秋爛漫?の日記です。

岡本太郎のことば

2006-08-26 10:16:53 | Weblog
副題が「岡本太郎痛快語録」の『芸術は爆発だ!』という、岡本敏子さんが編集した本を手元において時々読んでいる。
岡本太郎のことばは、短く、的確に核心をついていると思う。


そのなかでも、一番好きなところで、繰り返し読むことば。


<岡本太郎語録から>

 誤解される人の姿は美しい。

 人は誤解を恐れる。だが本当に生きる者は当然誤解される。
 誤解される分量に応じて、その人は強く豊かなのだ。誤解の満艦飾となって、誇らかに華やぐべきだ。


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岡本太郎「明日の神話」を見に行く

2006-08-25 22:12:51 | trip
汐留の日テレプラザに公開されている、岡本太郎の巨大壁画「明日の神話」を見に行ってきた。






久しぶりに行った汐留のあたりは、宇宙都市みたい。
鉄骨とガラスの無機質な建造物を見ながらエスタレーターや階段を下っていくと、大きな原色の壁画が見えてくる展示方法はなかなかよかった。

中心に描かれた、燃える骸骨がいい。


8月末の公開終了後、自治体などに無償寄贈される予定で、「第五福竜丸」が描かれていることから、静岡県の焼津市も誘致運動を始めたらしい。
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26年ぶり!

2006-08-19 17:05:49 | trip
群馬県の四万温泉に出かけてきた。

東京で待ち合わせて一緒に出かけた友達とは、26年ぶりの再会!

学校を出た22才から結婚で辞めた26才まで、私が東京で仕事をしていた時代の、忘れられない遊び友達。
去年くらいから、どこかの温泉にでも一緒に行こうってメールが来ていて、この夏、ほんとに実現した。




友達が予約してくれたのは、渓谷の中で時間が止まったような古い温泉旅館、「積善館」。
NHKの朝ドラのモデルになった旅館らしい。

玄関に入ると、レトロな公衆電話ボックスがあった。



東京駅で再会してから二人でずっとしゃべりっぱなしで、電車とバスを乗り継いで、四万川に沿って道幅が狭くなったと思ったら、終点の四万温泉だった。

同じ職場で一緒に遊んだ10才上の群馬県の先輩も、先に宿に着いていて、ここでは28年ぶり!の再会。

会ったとたんに、そんな長い時間を飛び越して、昔と同じようにしゃべり続けてしまったのがおもしろい。
3人でおいしい懐石料理をいただきながら、あの時代に一緒に見た映画や芝居やコンサートの話をしてると、一緒にタイムスリップできたのが、楽しかったなあ~。



おしゃべりの他は、積善館の4つのお風呂のはしごをして、温泉三昧。
次の日にも、隣の旅館「たむら」の日帰り風呂で、また温泉のはしご。

人間って、年月が経つと見かけは少し年をとったりするけど、中身はほとんど変わらないものなんですね~。
簡単に26年を飛び越してしまったのに、感心したり、安心したり。
嬉しい真夏の小旅行だった。

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五味太郎『絵本をよんでみる』

2006-08-16 21:06:27 | 新着本
五味太郎さんの絵本も、言っていることも好き。

この本は、あとがきによると、

「ぼくを絵本好きにしたであろう自作以外の、かねてから気になっていた絵本の中から13冊をピックアップして、その絵本の読解を試みた」ものです。


五味太郎さんの話相手になりながら本をまとめた小野明さんとのおしゃべりの中の五味太郎さんのことばに、生意気ながら私もとっても同感。

五味太郎 「読み聞かせ、すごく嫌いでさ。何が嫌いって、<きかせ>ってとこが嫌いなの。おしまい。」
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映画「プルートで朝食を」

2006-08-09 22:38:35 | 映画
ニール・ジョーダン監督の映画「プルートで朝食を」を見てきた。

以前に見たニール・ジョーダン監督の「クライング・ゲーム」が、すごくおもしろかったので。

「プルートで朝食を」も、アイルランドのIRAの活動とゲイの男性の話というのが、共通していた。
この映画は、70年代の音楽が全編に流れるロマンチック・コメディだった。

やっと探し当てた母親にも打ち明けることなく、パトリックは母親探しを止めて、映画はエンド。
キリアン・マーフィー演じるゲイのパトリックが、次々に着る70年代の女性の衣装が懐かしかった。

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懐かしい紙ジャケット

2006-08-07 22:29:14 | 音楽


heironさんがブログで紹介していたJAZZ史上不滅の名盤「JAZZ AT MASSEY HALL」が気になって、CDショップへ出かけて、見つけて買ってきた。

なんと懐かしい、レコードが入っていた紙ジャケットと同じ入れ物にCDが入っている。
なんだか嬉しい~。
やっぱりレコード世代としては、この方がピンとくる。

聴いてみたら、ほんとにいいねえ~。
こういう楽器のセッション、好きです。
マックス・ローチのドラムがいいですねえ~。



同じ紙ジャケットシリーズで見つけて買ってきたセロニアス・モンクの「セロニアス・ヒムセルフ」。
もう~、すごくいい~。
モンクのピアノ、言葉にならないくらい、いい。
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映画「恋するトマト」

2006-08-03 17:56:16 | 映画
大地康雄主演・企画・脚本・制作総指揮の映画「恋するトマト」を見てきた。

農家の長男ゆえに45才で独身の真面目な男の野田正男(大地康雄)が、フィリピンで結婚詐欺に合って、大きく道をはずしていく。
野田の故郷の霞ヶ浦と似ている、フィリピンのラグーナの村で出会った美しい娘クリスティナ(アリス・ディクソン)の家の稲刈りを手伝いながら、野田は農業を思い出していく。
アリス・ディクソンは、グラマラスと真面目さの同居したほんとに美しい女の人。
こんなに美しくて優しい人が実際にいたら、誰でも恋してしまうと思う。
最後も「ありえない」と思ったけど、そこが映画らしくて、泣けた。

農業の後継者不足が続いたら、日本の食料自給率が現在の40%からさらに下がって、ほんとに将来は食べ物を作る人がいなくなっていくのだろうか?
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谷内六郎「夏の音」

2006-08-02 21:41:52 | 谷内六郎
夏の夜空に花火があがる季節になりました。
だから、谷内六郎画集から選んだのは、「夏の音」。

谷内六郎さんの文は、夜店で売ってる懐かしいブリキ玩具の話。


夏の音(文・谷内六郎)

 おなかの底までひびく花火の音、夜店で売ってるブリキ玩具のカシャカシャとひびく音のなつかしさ、電車に乗ってるお客さんまで印刷してあるブリキ玩具、輸出用に製造したのか外国人風の人が刷ってあります、異国風な古風な気分がブリキ玩具にあります。
 ボクの小さい時は夏休みになると本所や神田のしんせきに泊まりに行ってよく夜店に行きました、その頃はネオンよりイルミネーションが多かったように思います、夜店もアセチレンガスの明りでした。
 今の夜店も、昔の気分がそのまま残っています、線香花火もネズミ花火もオバケ花火も昔と変わらないです、ブリキの金魚も相変わらずあります、こういう玩具を作るにも伝統があるのだと思います、先祖代々のブリキの金魚を作っている家があるのだと思います、きっと下町でしょう、明治大正昭和とブリキ玩具を作りつづけているのですね。

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