爛漫日記

インターネット古書店 独楽知の、春爛漫ではなくて、秋爛漫?の日記です。

イスラエルからのエアメール

2006-02-27 22:09:39 | エアメール
えー?、イスラエルからだ!
なんと!すいまーさんは、今エルサレムにいるんだー。

「雰囲気のよい国」なんだ。
もちろん、いろいろな問題は山積みでしょうが、「聖書の世界が実在する」って、私も体感してみたいかも……。
世界は広いなあ……。





















「嘆きの壁」のポストカード。
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茨木のり子さんの遺したことば

2006-02-26 18:19:17 | 新着本


高田喜佐さんに続いて、茨木のり子さんも亡くなられた。
19日に自宅の寝室で亡くなっているのを発見されたそうです。

ネットで茨木のり子さんを検索したら、HPの中に「茨木のり子の本棚」コーナーを作っている「高橋サンちのホッとするページ」を見つけた。
その中にさらに「私の茨木のり子ノート」があって、それをを開くと、「高橋サン」の素敵な茨木のり子評論でした。

この詩集『倚りかからず』を評したのが、あまりにぴったりで私も同感なので、一部掲載させていただきました。


しゃんと伸びた背筋の美しさ。叙情ではなく知性で紡いだ言葉の爽快さ、そして堅固さ。そのすぐ隣り合わせに、じつは深い孤独が覗かれるのだとしても、むしろそれがゆえの深さを蔵しつつ、彼女の言葉は枯れ果てることのない心の源泉からどくどくと湧き出でて読者の胸に届く……そんな感じがします。(「私の茨木のり子ノート」からコピー掲載)


『倚りかからず』は、どれもかっこいい詩ばかりで、確かに読み終わると背筋を伸ばしたくなる詩が多いのですが、私はちょっと笑える「笑う能力」も好き。

売り切れました。(3月10日)
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白川郷

2006-02-24 22:25:28 | trip
2月22~23日、友人と二人で雪の白川郷へ行って来た。
展望台から眺めた村の全景。
ライトアップは終わっていたけど、夜に見た自然な窓明かりも幻想的だった。



屋根の雪はだいぶ落ちてるけど、今年の雪は深かったのがわかる。
雪の降らない静岡に住んでいるので、雪は美しいと思う。
でも、今年の雪は豪雪すぎだけど。



平日に行ったので、泊まった民宿は私たちの他は一組のご夫婦だけ。
そのご主人が、白川村の村長さんと友人で、村長さんが夕食時に民宿に現れた。
民宿のお母さんが、特別にお祭りの時のどぶろくを出してくれた。
私たちもいただいて、初めて口にしたどぶろく、おいしかった~。

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ラオスからのエアメール

2006-02-21 22:13:00 | エアメール
すーまーさんから、エアメールが届いた。



ラオスか……。
ほとんど知らない国だけど、「ゆったりした時間」に惹かれる……。
すいまーさんは、ますます旅人になっていってる……。



ラオスのジャール平原の写真のポストカード。
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大西ユカリと新世界「昭和残唱」

2006-02-18 21:39:24 | 音楽


昨日買ったこのCD、なんだかすごくいい~。
ソウルフルな大阪姉ちゃん大西ユカリの唄と、新世界の渋いおっさんたちの演奏。
もう懐かしい唄ばかり。

「八月の濡れた砂」(石川セリ)
「夏の日の思い出」(日野てる子)
「涙のかわくまで」(西田佐知子)
「かもめ」(浅川マキ)
「ざんげの値打ちもない」(北原ミレイ)
「ヨイトマケの唄」(美輪明宏)

などなど、にくい選曲ばかり。
CD聴きながら、つい一緒に唄ってしまう。
ひさ~しぶりにカラオケに行きたくなってしまった。
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高田喜佐さん、さようなら。

2006-02-17 23:01:38 | 新着本
今日の新聞記事に、シューズ・デザイナーの高田喜佐さんがお亡くなりになったとあって、驚いている。
まだ64才。
高田喜佐さんのこの『靴を探しに』は、1999年に書かれた本。
思い出す話の中で、必ずその時着ていた服装と靴も一緒に書かれているのが、おしゃれな喜佐さんらしい。

私もKISSAシューズが好きで、よく履いていた時があった。
「あとがき」にこんな風に書いてあって、喜佐さんの素敵なおばあさん姿をみたかったのに……。

「あとがき」から抜粋。
 
21世紀を目の前にして、どんな靴を履きたいか考える。それは、何よりも快適で、なおかつ、その時代の匂いを感じるおしゃれな靴である。そして、ローファーと駒下駄を格好良く履きこなす、素敵なおばあさんになりたいと願っている。

 <売り切れました。(2月25日)>
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『<鶴見和子・対話まんだら>石牟礼道子の巻 言葉果つるところ』

2006-02-15 22:40:53 | 新着本
鶴見和子さんと石牟礼道子さんの「魂」の対談。
水俣での出会いから、石牟礼道子の『アニマの鳥』へと、この世ともあの世とも行き来しているかのような、ふたりの対話が愉しい。


石牟礼道子が書いた「(対談を終えて)み後を慕いて」から抜粋。

山も川も海も精霊たちの宿る聖なるところであって、得体のしれぬ化学物質でこれ以上毒まみれにしてはならない。ここを無神経に汚しては、自ら生命の母層を殺すことになる。あらゆる文明論の前に、それをいうべきではないだろうか。エコライフをと軽く言ってもよかろうが、山川草木、鳥獣魚類という生命現象と、伝統的な文化というものについて、わたしたちはもっと謹しみぶかく、恭くありたい。まだ人にも知られぬうちに絶滅しつつある種が、限りなくあるときく。痛切な念いをこめてお話しあった。それがわたしのアニミズムである。和子先生の学問への資質に驚き入りながら、勉強させて頂いているのだと、強くおもっていた。柳田國男も南方熊楠も今までよりさらに身近に感じられた。幸福であった。今もそれは続いている。

売り切れました。(3月14日)
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『人間ゾルゲ』 『サンダカンまで』

2006-02-15 00:07:44 | 新着本


しかし「人間ゾルゲ」のありのままの姿をふかい愛情と理解をもってえがきだしたものは、この書のほかにはなかった。そしてこれからもおそらくはありえないのではないか? 日本人としての妻の眼からのゾルゲのなまの人間像は、かれの思想に共鳴するのせよしないにせよ、つよくすべての人の胸にくいいらずにはおかないだろう。すぐれた理論家であったばかりではなく、日本の浮世絵や風俗画や仏像をも熱愛し、バッハやモーツアルトやベートーベンにいかにも幸福そうにききいるかれの姿。(解説・古在由重)





そのような上が、わたしに自伝執筆をすすめる編集者が現れ、わたしが断ってしまう度に、「朋子は、ほかの女性の人生をとらえることに夢中だけれども、おれの見るところ、<朋子の人生>だって山あり谷ありで面白い。それにたいした学歴もなくお金もない俺たちふたりが結婚して、<戦後民主主義思想>の合い言葉だった<男女同権=男女平等>を唯一の頼りに、お互いを殺しもせず殺されもせず、忍耐しながら協力し合って、<子ども>というテーマと<女性>というテーマで研究者として自立したというケースは、珍しいと言わなくちゃならないだろう。これは、<戦後民主主義世代>の生き方のひとつの例証として、記録して置いた方が良いと思うんだよ」と、言ってくれていたのである。(あとがき)
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初春の絵・谷内六郎「芽」

2006-02-09 21:55:46 | 谷内六郎



和室にある低い箪笥の上の、お気に入りの場所。

紅梅が咲き始めたので、額の絵を初春の絵に変えた。

谷内六郎さんの絵がバラで入ってる画集の中から選んだ、「芽」というタイトルの初春の絵。




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『日本美術応援団』(赤瀬川原平・山下裕二対談)

2006-02-07 15:54:05 | 私の本
本の帯にもあるけど、「日本美術はおもしろい!」と思う。

山下裕二さんのあとがき「歴史的に見ない快感」から抜粋。

 最初のうち、雪舟、等伯、若冲ぐらいまでは、都心の料亭かなんかで画集を拡げながらだったけれども、やっぱり本当の快感を味わうにはナマでなくちゃ、というわけで、北斎、竜安寺石庭あたりから、現地に出かけるようになった。
 こうなるともう、どうしてもナマでなくては気がすまなくなってくる。「ナマ日本美術応援団」である。いつしか、二泊三日が定番になって、徐々にこの対談は、旅ものの色彩が強くなっていったのである。


いいなあ!贅沢な旅!
二人の案内人の会話が笑えるし、写真も豊富で、すごくいい絵ばかり!
巻末に「この作品はここで見られる」と教えてくれてるから、やっぱりナマで見に出かけるしかないか・・。
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