爛漫日記

インターネット古書店 独楽知の、春爛漫ではなくて、秋爛漫?の日記です。

加島祥造『タオー老子』

2008-03-12 21:44:09 | 私の本
この本は、詩人加島祥造が『老子道徳教』八十一章の英訳版に出会って驚き、二千五百年前の老子の言葉を、「生動するいまの言葉」で表現した本です。

この文庫版あとがきにこう書かれています。

<詩を書いたり英米詩を愛好したりする性向だったので、『老子』八十一章をすばらしい「詩」だ、それも古風な漢詩ではなくて、トップクラスの現代詩だと感じたのです。>

八十一章の中からひとつ抜き書き。


  第9章 さっさとリタイアする

弓をいっぱいに引きしぼったら
あとは放つばかりだ。
盃に酒をいっぱいついだら
あとはこぼれるばかりだ。
うんと鋭く研いだ刃物は
長持ちしないーすぐ鈍くなる。
金貨や宝石を倉にいっぱい詰めこんでも
税金か詐欺か馬鹿息子で消えてなくなる。
富や名誉で威張る人間は
あとでかならず悪口を言われるのさ。
何もかもぎりぎりまでやらないで
自分のやるべきことが終わったら
さっさとリタイアするのがいいんだ。
それが天の道に沿うことなんだ。


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「ねんきん特別便」

2008-03-09 17:26:47 | Weblog
TVのニュースで話してる、あの「ねんきん特別便」が私の所に届いた!

「5000万件の確認中の記録の中に、あなたの記録と結びつく可能性のある記録があるため、お知らせしています。」と書いてある。
あの5000万件の一つに該当していたんだ!

開けて読んでみると、「あなたの年金に結び付く可能性のある年金加入記録が見つかりました。記録が変われば年金支給額が増える可能性が高いので……」よく確かめて連絡してほしいと。「社会保険事務所窓口や、ねんきん特別便専用ダイヤルでは、あなたの年金に結び付く可能性のある記録の情報をお伝えし、確認します。」

送られてきた私の年金加入記録を見ると、独身時代の加入記録が載っていない。
ふ~ん、なるほど……。
結婚前で今の名字と違うからじゃないかな?

記入例を見ながら「年金加入記録照会票」に書き込んだので、明日の月曜に確認電話してと……。

急に年金が身近で具体的な話になった。
年金をもらうのはもうちょっと先だけどね……。


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ちょっと京都へⅡ

2008-03-05 22:29:46 | trip
平安神宮にも初めて参拝。
玉砂利が敷き詰められた境内は、予想以上に広かった。




すぐ隣の京都会館で開催された復活コンサートを見てきた。



清志郎はす~っかり元気になっていた。
最初に筑紫哲也さんが、「癌友達」として挨拶に出てきた!

なにより、チャボと新井田耕三との共演が実現したのが嬉しい。
清志郎もチャボも昔と同じ体型のまま古いRCの歌を歌ったので、時間が巻戻ったような感じを味わえた。

でも、私はずっとスタンディングが辛くて時々腰掛けたので、同い年の清志郎に負けている。
もっと身体を鍛えねば……。


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ちょっと京都へⅠ

2008-03-05 21:14:53 | trip
古都の玄関口京都駅は、近代的?な不思議なデザイン。




名古屋から青春キップでのんびり行って、京都駅の近くのホテルでチェックインを済ませた午後3時過ぎ、近いところにしようと東福寺へ。

でも、東福寺に着いたのが3時半を過ぎ、もう閉門していて庭園は見られず……。



本堂の格子越しに天井を眺めたら、堂本印象の龍図が眺められた。




JR東福寺駅に向かって歩いていら、鯖の姿寿司で有名な「いづ松」を見つけて、買って帰ってホテルの部屋で食べることにした。




JR奈良線で一駅先の稲荷へ行って、伏見稲荷を初めて見物。
どこまでもどこまでも鳥居が続いていて、驚く。




次の日ホテルの部屋でのんびり朝寝坊して、遅めの朝食をとって、午後寺町通りを目的なくぶらぶらしてみた。
土蔵造りの古本屋を見つけて、また驚く。



レトロなガラス戸の模様が美しい。



なにやら京都は奥が深いゾ。


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