食道がんと闘う自然爺の活動

自然の中での暮らしに憧れ、自作の山小屋を起点に自然と戯れていたが、平成21年10月、食道・胃がんが見つかり手術。

『日本はガラパゴス、SIMフリー』

2014年07月25日 12時15分35秒 | 日記

携帯電話は全くと言っていいほど縁もゆかりもない私めが、噛みつくのもどうかと思うのだが、雑誌やネットなど

を見ていると日本は先進国なのか、基本的には江戸時代と変わらないお上至上主義の中でそれにまとわりつく商人

たちが闊歩する国なのかよく分からない。

今日の政府は消費者重視の政策に重点を置いていると口にするが現実には、悪徳商人たちが握った利権を手放そう

としないから、相変らずの消費者軽視が守られている。携帯電話はSIMカードに個人契約情報が格納されており物

理的にはどこのメーカーでも使用できるようになっている。諸外国の携帯電話では本来の目的の通りSIMカードを

別の電話会社の携帯電話に差し替えても利用できるようになっている。(私は興味なしなので詳細は知らない。)

しかし日本は世界と壁がありSIMフリーとは逆の『SIMロック』という消費者無視、電話会社優遇政策になって

いる。そして契約条件の多くは値引きを餌に長期契約を強い、中途解約すると違約金を取ることにしているため、

消費者は電話会社に一度囲い込まれてしまうと暫くは不満があっても、その会社を使い続けなければならない不利

益を被る。電話会社の言い分は、全て詳細に説明したし契約書に小さな字で沢山説明してあるというに違いない。

おまけに電話会社間の価格・サービス競争は殆ど差のない範囲でのことだから、どこの会社も似たりよったりの価

格体系になってしまう。何てこったい!これでは奴隷同然ではないか。

規制緩和とか言う新しい風が外国から吹いて来てSIMロック解除の方向としては来年度には実施するとしている

が、具体的な内容はこれから詰める予定になっている。ここで危惧されるのは業界への過度の配慮だ。SIMフリー

にする条件をつけたり、契約方法によっては縛りが解けない等々がなし崩しになると形はSIMフリーになったが実

態はロックのままということもあり得る。

諸外国との差の一つに『世界一安全と自負する自動車の車検』がある。これにしても携帯電話における諸問題同様、

ガラパゴス日本ならではの事、先進国への仲間入りはまだまだ先の事か。

現代のダーウィンよ、早く現れてくれーーーーーーい。


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