食道がんと闘う自然爺の活動

自然の中での暮らしに憧れ、自作の山小屋を起点に自然と戯れていたが、平成21年10月、食道・胃がんが見つかり手術。

『ヨーロッパ3か国の旅、フランクフルト~ハイデルベルク』

2013年04月04日 18時29分02秒 | 旅行

温家宝元首相がアメリカに行った際、100機の飛行機を現金で購入した。アメリカに

恩を売り、力を見せつけるに十分な出来ごとだったが、その内の飛行機がこの航空

会社のものでその内の1機だと添乗員さんの説明。遠距離の旅だから各座席にディ

スプレー付きで映画やゲームなどのエンターテイメントは充実していた。

前述のように機内食の配膳が開始されたのですかさず『ワイン・プリーズ』、妻の分も

貰い私が頂く作戦なのだ。今回は長旅の秘密兵器を準備してきた。

山で使っているワンセグTV、実は優れもので5インチの画面で音楽、写真、ラジオ、

TVの録画機能付きでSDカードに記録しておけば観ることができる。

事前に色々な番組を録画しておいたものを機内でゆっくり楽しもうという魂胆だ。普

段は余り観ない番組でも、こうした場所では暇つぶしに、導眠剤代わりにとても重宝

する。頂いたワインを飲みながら録画番組を観ていると、ちょっと窮屈ではあるが家

で寛いでいるような気分になり、暫くすると瞼が重くなり効果覿面。

エコノミーの座席で本格的に寝ようとすると、私のような薄っぺらい人間でも、身の置

き所に苦労するから、体格のいい人はさぞかしご不便なことだろう。

無理やりに身体を延ばしたり、縮めたりしながらの睡眠だが普段は飲まないアルコー

ルが手伝いをして、何とか睡眠がとれたようだ。現地到着前のモーニングコールは朝

食の配膳の始まりでもある。つい先ほど夜中の夕食を食べたばかりの感覚の中、叩き

起こされて食べる食事は美味しいはずはない。

外が白け始め、長かった空の旅もようやく一段落となる。朝5時過ぎフランクフルトに到

着、16年ぶりの空港だが覚えているのは、搭乗口によってはモノレールで移動すること、

ミラノへのトランジットだったが必死に喫煙場所を探したこと。

早朝の到着ではあるが寛いでいる暇はなく、これから陸路の長い観光の旅が待ち構え

ており、フライトモードからの切り替えが必要だ。これからドイツ、スイス、フランスと行く訳

だが何とか条約でこれらの国の出入りは自由だ。

最初の入国地ドイツで入国審査を受け、最終のフランスで出国審査を受ければいいこ

になる。今回の旅行で実際のルートはドイツ、オーストリア、リヒテンシュタイン、スイス、

ランスなどと旅行以外の国を通って移動した。オーストリアではトイレ休憩があり一時的

とはいえ土を踏み、その店で有名な『モーツアルトチョコ』を購入した。

フランクフルトからアウトバーンに乗り速度無制限の高速道路をブンブンとぶっ飛ばす・・・

はずはない。バスだから速度制限装置がつけられており100kmが最高速度と決まってい

るから、それなりのスピードで走るが乗用車はビンビンと追い抜いて行く。料金は只、最低

速度違反には厳しいと説明あり。ここで使ったバスも以後のバスも10人の客なのに全てが

大型バスで座席は選び放題、使い放題だった。

私は道路地図を持参してきたから道路標識と合わせるので一生懸命だからバスの移動で

コックリさんをしている暇はない。どこを通っているのかを知れば、今後の予測もできるし、

知らない所でも地図と合えばそれなりに楽しいものだ。

今後は1~2時間の観光をしたら数時間の移動というパターンになるから、こうしたツアーは

車窓からの風景や、何かテーマを持っていないと、大半をバスの中で寝るだけのツアーに

なってしまう。用意してきた地図と道路標識を睨めっこするが日本のように『何々市、何々

県』などの標識が見当たらないから『BASEL 52Km』このような表示を参考に現在位置を割

り出すことがしばしば。こんなことをしている内にハイデルベルクの街中に到着した。

 

                     大型バスでアウトバーンを走る


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