『開き直った私』
こんなことでは、いけないと思うのだが、どうも時代の流れは私の流れと違うよ
うで、『ああではない。こうでもない』とテレビを観ながら小言をついていたの
に、最近はおとなしくなった。
『まあ、好きなようにすればいいさ』と随分投げやりな言葉をテレビに投げかけ
るようになった。以前は国会中継は欠かさずにチェックしていたし、パーフェ
クトTVの国会チャンネルを観ていたくらいだから熱心だった。
政権交代前は55年体制の批判を繰り返した。政治家、官僚、受益者のトラ
イアングルで既得権益の保護に終始し、それ以外の人はただ頼まれて選挙
に行き国政に参加したような気になっているだけだと。
政権交代をした。民主党は初めて政権につき初心者マーク付だから、政権
政党に育成する期間も必要で、多少のことには寛容な心でなくては・・・・・・・
なんて思っていた。
自民党は過去の政治で沢山のことに貢献と負の部分に貢献した。だが、国
民から政権与党に対してレッドカードが出され下野した。初心者マークの与
党に、兄貴いや親というべきか、先輩として足らざるところを叩くだけではな
く、国家のためになるのだから協力する懐の広い姿を見せたら、国民の支
持のあり方は大きく異なったと思う。
特に、東日本大震災などでは、日本国民を救うのにイデオロギーなどない
から、真摯に協力すれば国民の目には『自民党は変わった。さすがだ』とな
るはずだった。こんなことも、分からない自民党だから、支持率の回復もない
のだ。政治にへきへきとし、本当にこの国は将来大丈夫か。
働き続けて貯めた虎の子、今の内にドルに換えておいた方がいい、とまで
言い切る御仁もいるほどだ。
悶々としながら開き直りの境地を開き、おとなしい私に変身。