食道がんと闘う自然爺の活動

自然の中での暮らしに憧れ、自作の山小屋を起点に自然と戯れていたが、平成21年10月、食道・胃がんが見つかり手術。

2012年06月07日 18時26分41秒 | 日記

『蛍』

団地の前の川に蛍が飛び始めたと近所の人が教えてくれた。昨年、一昨年と

二本の街路灯が設置された関係で団地前より少し外れた所に集まっていると

のことだ。

蛍は、オスが明るい光を放ちながら薄暗いメスの光を探して飛び回っているの

だ。実際にはメスは草葉の陰のような所に身を潜めているので見つけにくい。

暗いところでないと蛍は好まない。防犯のためには明るい方がいい。蛍の保護

のためには産卵が終わる頃まで川の中の葦や草を刈らない。そうした後は草が

延び過ぎて刈るのに倍もの労力を要する。

人が快適に暮らすために必要なものと、自然保護に必要なものは相反する。

町内には蛍が乱舞する場所は沢山ある。本当にきれいだ。この団地に家が少

なかった頃は家の周りは、もっと暗かったから、庭先まで蛍が飛んできた。今は

家、街路灯の明かりを敬遠して来ることはない。

昔、叔母さんの家に蛍取りに行ったことがある。乱舞なんてものではなかった。

集めてやれば本当に『蛍の光』に

なるくらい。菜種を採取した後に残った菜殻を虫取り網の代わりにし、蛍をとっ

たものだ。この地でも一時、蛍が減少した時代があったが、農薬や生活環境の

改善などによるのか回復してきた。これからも、町の自然財産として守っていき

たい。


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