食道がんと闘う自然爺の活動

自然の中での暮らしに憧れ、自作の山小屋を起点に自然と戯れていたが、平成21年10月、食道・胃がんが見つかり手術。

手術の心構え

2012年06月17日 18時41分01秒 | 日記

『河川浄化作業』                                                                                                                                                            

いつぞや田舎の宿命の一つは雑草との闘いと書いた記憶がある。私の住む団

地の前には川があり、小さいながら恵まれた自然を楽しませてくれる。ところが、

そうした場所にも雑草は容赦なく押し寄せてくる。放置しておくと、雑草や葦に

覆い尽くされた水を見ることのできない川になってしまう。

この団地が担当する浄化区域は300mくらいある。昔この作業には村から補助

として14万前後の補助金が出ていたが、今は半分くらいに減らされてしまっ

た。作業の選択は自由だがしない場合に行政がやってくれる訳ではない。住

む人が自分たちの住処を自分たちで守ることをしないと田舎は成立しないの

だ。草刈り機を持っている人が増えたから今は楽になったが、初期のころは町

中から転居した人ばかりで、そのような機械がなかったから、若さだけで頑張

り、朝の6時ころから昼までかかった。

今年の自治会総会でも『皆、歳をとってきたから、川掃除などを一考してみて

は』と意見が出された。だれもが尤もなことだと認識しつつも『歳の精ばかりに

しないで、自分たちで地域を守る努力をしよう』との檄に賛同の声が上が っ

た。空元気で『やろう』と言ったが、、、作業はやはり大変だ。

 

『手術の心構え』

もう済んでしまったことながら、これから受けるかも知れない人、迷っている人

経験談として。

私の食道癌には自覚症状があり出始めてから僅か1か月くらいで、ちょこちょ

こと食べ物が詰まりだし、苦しい思いや嫌悪感を覚えた。同居していた胃癌

の自覚症状は食欲不振だったと思われるが食道癌もあったのでどちらによ

るものかは分からない。

自覚症状があるから食道の径は半分くらいになっている。手術以外の選択の

余地はなかった。ネットの情報でも『手術を受けるか、別の治療にするのかよ

ーく考えて』なんてものもある。

手術でポリープのような小さいものを摘出する場合には何も心配はないだろ

うが、臓器の一部を摘出する場合はその結果に個人差が大きく出てくるかもし

れない、これを頭に入れておく必要がある。事前にその予測はできないから

厄介だ。恐ろしがらせる話ではなく、そうしたことがあるかもしれないと覚悟をし

ておけば、後々になって自分の選択に愚痴を言わなくても済むからだ。

手術で治療したはずなのに、傷口の縫合具合が悪く治癒に相当の時間を要

することだって起こりうる。私は、手術をすれば全てハッピーだと考えていたか

ら、術後に起こったことに戸惑いながら対処してきたが幸いにも何れも大事に

至ってはいない。


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