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食道がんと闘う自然爺の活動

自然の中での暮らしに憧れ、自作の山小屋を起点に自然と戯れていたが、平成21年10月、食道・胃がんが見つかり手術。

『ザーサイ本漬け後の様子』

2014年04月10日 18時31分01秒 | 日記

今回は昨年の失敗を受けてのリベンジになる。ネットで知り得た先人は上手に完成されており私も同様に出来るも

のと信じてやってみたが結果はカビ、残念だった。同じようにやったつもりだがザーサイに空気が触れていた為に

外側のカビが感染したものと思われる。

今回は煮沸したビンに漬け込み空気と触れないよう並々と塩水を入れており、昨年より条件は改善されているはず

だが、これも雲を掴むようなことでI can’t understand。

本漬けは3月27日に行った。先人はスパイス類を沢山入れておられたが私は至極シンプルに八角、鷹の爪のみを

入れた。仮に上手く出来た場合、余り色々な香りがない方が好きなので敢えてシンプルに。

輸入物の搾菜漬けの缶詰(中国産)を買ってみたことがある。色は付け込み発酵した後の緑から少し茶系の色、ザー

サイは切らずに丸漬け、パプリカのような赤い粉と一緒に漬け込まれていた。だが、味は唐辛子の辛さは全くなく、

ただ塩辛いから塩出しをして、炒飯に入れたり、千切りにして豚肉と一緒に炒めたりして食べていた。塩出しをし

ないで食べると細い切れ端1枚でご飯が1膳くらい食べられるほど塩辛いものだった。

高さ15cm、直径10cmくらいの缶にギューギュー詰めにされたものが2~300円くらいだった思う。

昨年の種蒔きから育苗、栽培と気の長い挑戦の結果はどうなるのか、不安を抱えたまま見守るのみ。

 2月25日に仮漬け、以後10日毎に5%の塩を2回追加、それを本漬け


『カラスは賢い』

2014年04月09日 17時54分32秒 | 日記

晴天続きの中、今とばかりに草取りから畑起こし、畝作りと一気にやってしまった。いつの頃からか畑を起こし少

し離れた場所から眺めていたらいつの間にか畑にカラスが降りていることに気が付いた。最初は気にも留めていな

かったが、それが何度か続きやっと理由が分かった。畑を起こすと虫の幼虫や、今の時期ならカエルが無理矢理起

こされ地上でウロウロしているのを捕獲するためだった。

私はこれを自慢そうに人に話すと当たり前のような顔をして、話す人の全てはそれを知っていた。カラスは賢いか

ら耕運機の音がすると地中の餌が出てくることを条件反射にしている。そして図々しいのは追い払うと直ぐ近くの

電線に止まり背中を見せると、音も立てずに畑に降りてくる。また、追っ払うが・・・それの繰り返し。権兵衛が

種まきゃカラスがほじくる式でやってくる。

頭に来るから近くに行き石を投げて遠くに追い払うと、遠くから様子を窺う始末。カラスは人の近くで生活をして

沢山の知恵をつけてきた。野鳥の中にはカラス同然に人の近くで暮らすものもいるが、カラスのように学習能力に

長けた鳥は少ない。ヤマガラや文鳥のように芸を仕込み覚えさせるものはあるが自学で知恵をつけているのは凄い

と思う。見た目も声も歌に出てくるような可愛さはない。縁起のいい鳥とされている国もあるが日本では分が悪く

不吉な鳥の部類に分類され忌み嫌われてきた。

朱鷺の卵や雛を襲うカラスのニュースは更に印象を悪くするが、彼らも生きるのに精一杯だろうから仕方のないこ

とではあるが。


『日本にもあるシェール・オイル』

2014年04月08日 18時37分48秒 | 日記

今までエルネギーの代表格は石油とされてきた。私たちが個人的に使う機械の燃料も大半はガソリン。自動車、エ

ンジン工具もガソリン。大きな工場や火力発電ではLNG/LPGなどのガスも使われている。

最近のエネルギーは自然再生として水・風・光・波などを利用したものが使われ始め、コスト低減、高効率化、安定

供給を果たすべく努力が続いている。

日本はエネルギーを輸入に頼らざるを得ないから電気は原発という選択をしてきた。他国から安定的なコストで輸

入し続けられる保証はない世界だから、可能な限り自前のエネルギーは悲願であり続けている。ここにきて新しい

エネルギー、シェールガスとメタルハイドレートなるガスが脚光を浴びている。シェールはアメリカで量産化に成功し

商業的に利用され始め、日本への輸出も許可された。その埋蔵量は500年分あるからアメリカはこれから中東と取っ

て代わるエネルギー大国になると鼻息は荒い。このインパクトは中東を直撃しある国からとの交渉でも従来の姿勢を

崩し折り合いをつけるための譲歩を引き出すに至ったそうだ。

アメリカのシェールの話、開発会社の課長クラスの人は高給取りになり自宅は御殿のような立派な邸宅にお住まい、

町周辺も景色が一変するような開発ラッシュでまるで日本のバブル期のような活気を呈している。羨ましいのはバブ

ルではなくゴールド・ラッシュならぬガス・ラッシュで実態の伴った本物のバブルだから壊れることはなさそうだ。

シェールは日本近海でも生産され始めたと、私にとっては驚きのニュースがあった。秋田県沖で微量ながら35Kl/日

の生産を始めた。大切なのは量の問題ではなく採掘技術を持つことである。これが確立されれば外国で採掘権を取

得すれば自前とまではいかないが、エネルギー確保に寄与する。日本は資源に恵まれない国だから近郊に眠る資

源の探索にもっと力をいれるべきではなかろうか。メタルハイドレートは沖ノ鳥島付近に大量にあるとの調査結果が出

されているが、海底5~6000mの所から採掘する技術開発の成否が、新しい自前のエネルギーを手に入れるか否かの

分かれ道になりそう。このニュースは世界的にも注目を浴び、早速に中国が沖ノ鳥島は島ではないとか、自国領土な

どと反応していた。

どこの分野にいっても技術のない者は益を手にできない。中国のレアアース埋蔵量は全世界の90%を占めている。

中国の新聞、レアアースを1元で採掘し10元かけて一次製品化して輸出する。レアアースを使った部品、原材料加

工などの技術がないから、それらを1000元で輸入している。一つの喩えとしての説明だが、新しい採掘技術の開発は

産業革命のような大きな成果を引き出す可能性を秘めていると思う。


『回想旅行記、トルコ旅行こぼれ話Ⅰ』

2014年04月07日 18時12分43秒 | 日記

以前ブログに載せたものを集積

『トルコ名物サバサンド』

イスタンブールの名物で美味しいから是非とも試してみよう。ガイドブックや行ったことのある人の話によるサバサンドの評価だ。サバサ

ンドなるものを知った時、どうせ小さな塩サバを挟んだサンドイッチだから、取り立てて美味しいはずはなかろうと思った。

ネットでの情報によると、さほど美味・美味との声はなく、『ただのイスタンブールの名物』くらいのものだった。もし、買っても、お土産と

て持ち帰ることはできない。

さて、そのサバサンドはバザールのすぐ傍で売っていた。それこそ、土産話のつもりで買ったものの昼食のすぐ後だったから、空港に

いてから妻が食べてみた。やはりただのサバのサンド。私も一口、これで十分。

何故、あそこでサバサンドなんだろう。仮にトルコの人が好きでも、日本人に紹介するほどのものではないだろう。

サバは日本もトルコも同じ味だ。日本のどこかで売っていたとしても、トルコで食べて懐かしいからと買う人は殆どいないのでは。その

証拠にフィッシュバーガーはあってもサババーガーってないのでは?

『トルコの肺がん』

 トルコの人はよく煙草を吸う。バスの運転手ヤーシンさんも大の煙草好きで休憩場所に来ると必ず、2~3本吸い溜めをしていた。

ドライブインでは灰皿の回りに男たちがたむろして何やら話をしながスパスパ。以前の私なら間違いなく皆さんの仲間入り、ここでツア

ーガイドの通称クドウさんの説明では、トルコの死亡率No.1は肺がんで、政府は肺がんの減少に力をいれているとか。それにしては5

つ星と言われるホテルの部屋に灰皿を置いてあることも珍しくなく、まだ煙草に寛容な国のようだ。

『食糧自給率100%の国』

折角、トルコに旅行したので仕入れてきたネタの紹介。観光地がどうだの、こうだのはガイドブックを読めば分かるが、ガイドさんから聞

いた雑学は話のタネになる。移動はバスで同じような平地を何時間も走り続けたと、以前に紹介した。畑も荒野も延々と続いてい

る。国土は日本の2.8倍、平地が多い。農業国でもある。こうした条件のもとで食糧自給率は100%と聞いて大変、羨ましく思った。

私は農業関係者ではないが、農業で生計が成り立ちそれに付随する形で畜産も家計を助けている。農地だけでも日本の国土と同

じくらいあるそうだ。規模は大きいが効率のいい農業が行われているのではなさそうだ。今は端境期で畑には何も植えられていないよ

うだが、日本なら冬野菜がまだ残っているのに、そんなもの一かけらも見られない。畑というが、目の届く範囲に家らしきものもない所

が多い。一体、どんな形で農業が行われているのかは分からなかった。

また畑で人を見かけることもなかった。これは、街中でも同様、人の数は本当に数えられるくらいしか見かけない。トイレ休憩で寄ったド

ライブインはどこでも、店員以外の客は私たちだけみたい。内陸からエーゲ海の方に出てくると、気候が違って葉物野菜を見ることが

できる。この辺りになると家と畑が近くの関係にあるらしく、たまに畑に人の姿があった。自分の国で消費する食糧が生産できない国

など必ず亡びる。今は何とか成り立っている日本だが、亡国に匹敵するような痛手を経験する可能性が高いと思う。


『身近な桜の写真』

2014年04月07日 18時01分42秒 | 日記

 

松江市や近郊にも桜の名所と呼ばれる場所は沢山ある。満開の頃になると出店も出され人足も増えて賑やかになる。

そんな人混みの中で慌ただしく見る桜は無粋というもの・・・・・なんて気取ってみる。

先日、空模様の悪い中、急に桜の風景を撮ろうと桜の咲いている所を探しパチリパチリとやってみた。外に出るの

も億劫だから車窓越しの横着カメラマン。昨日は晴れ間を縫って追加写真に出かける。

自家用の桜、川沿いの桜、広場の桜など色を探して歩くと結構あるものだ。数が多いのでなければ由緒あるもので

もないが、何処も清楚な花をつけ私たちの心を洗ってくれる。

身近な桜

 


『春は桜、花見』

2014年04月06日 16時34分54秒 | 日記

桜が満開になり桜のベストシーズンしかも日曜日、これ以上いい花見はないと信じたかったが、大荒れの一日に振

り回された。朝方は霜で降りるのではないかというほど冷え込み、雨に霰混じりで今日一日は絶望かと思わせる。

昼前に晴天になったかと思えば再び雨、明るくなったり暗くなったり冷え込みは戻ることはない。

午後おそく天気は回復したものの冷たい風は如何ともし難く、花見は部屋の中でするべし。

夕方から炭焼きの会の花見がある。会場のとなる会館の桜も満開だが花より団子だから熱燗を頂きながら格調高い

話でもしながら、時折桜の話題を織り交ぜようか。

炭焼きの会は新たな活動拠点を設けようと計画中だ。炭窯の移築、作業小屋の新設と大仕事が待ち構えている。県

の補助事業で支援して貰えるが当初予算を大きく削られた為、事業規模の縮小は避けられず落ち着きどころを模索

している。予算規模の縮小を事業規模の変更で賄えるものではなく、当初の事業主旨からも大きく外れてしまうこ

ともあり苦慮している。それにしてもこの会は年寄りグループなのにアグレッシブで、もし足りなければ自力で何

とかしようと、頭の中に後退の文字はない。だから一緒に酒を飲んでも楽しいこと、楽しいこと。


木炭作業、佳境に入る

2014年04月05日 17時59分46秒 | 日記

3/31に仕込んだ炭窯が最終段階になり火を消すタイミングを見計らっている。煙突から出る煙の色と温度を測定し

て目には見えない窯の中の焼け具合を推定して空気の取り込み口と煙突を閉鎖して窯を完全密閉する。このタイミ

ングを誤ると生焼け状態になり使用すると煙の出る木炭になるし、焼き過ぎになるといい木炭にはならないし生産

量も減ってしまう。

先輩の見立て、過去のデータから今日の消火作業は夜の10時と決定した。もう少し早い時間にしようと煙突を絞

ったりしてみたが、どうにもならずこの時間になった。タイミングが悪いと本当の夜中なんてこともありうるから、

あれこれ手を尽くすが、窯に入れた炭木の乾燥具合、外気温など条件により変化するので、私たちの思うようにい

かないのが現状。恐らくプロでもパーフェクトに調整できる人はそんなに多くないのではないかと思う。

仲の良かった糸さん(故人)は私より2才年上だが、子供時代はここよりもっと山奥に住んでいた。そして子供の頃、

父親の炭焼き作業を手伝わされ、当時でさえ1人の戦力として計算されていたという。自分の山はないから親方の

山を借りて木を伐採、窯を筑き周辺の木が無くなると更に奥に行き新しい窯で炭焼きを続ける。奥に行くほど木炭

を持ち帰るのが大変になり、冬場作業でもあるから辛い作業だったとよく話していた。そうした時代だから木を倒

すにも今のようにチェーンソーでブーンと切る訳にならず全て手作業になる。大きな木は割らないといけないが、

これも斧や鉞(まさかり)を使う手作業だが、今はエンジン動力の薪割機があり楽に割ってくれる。使う焚き木にし

ても全て鋸と斧、鉞で作るから粗末にはできない。

こうしてみると現代の利器は有り難いものだと思う。昔の苦労を知らないとついつい色々なものを粗末にしてしま

う傾向にある。それでも辛うじて私たちの年代はそれを知っている。若い人たちは最初から便利な中で生活をして

いるから、もしその便利さが途切れたら緊急避難する術を持っているのだろうか・・・・・

炭焼きの中にみた便利から老婆心がしゃしゃり出て来た。若い人は若い人なりに知恵を持っているさ・・・・


『癌発症時と現在の血液検査結果』

2014年04月04日 17時44分53秒 | 日記

通院する度に血液検査結果を貰おうと思いながら忘れ続けていた。先般の診察の際は先生の方から結果のプリント

したものを出され、やっとその思いが叶った。自分のことだから忘れずにすべきなのに、先生の前に行くと口から

先に生まれたと言われる私でも寡黙になってしまうのか・・・・いやはや

素人がこうした数値をみても病状はおろか、体調さえ分かるはずはないのに何処かで知り得た極、断片的な知識を

振りかざし多くを語ろうとする。ある特定の項目の数値が異常の場合、これこれと言えるものは私たちにも理解し

易いが、本当は他の項目との組み合わせや増減の過程などにより判定すべきものだろう。てっとり早くγ-GTPは

酒によると説明すれば酒飲みには分かり易く効き目があるからγ-GTP=酒の図式で私たちに浸透している。どの項

目にも個人差は必ずあるだろうから上限値、下限値についても然り。私の妻は酒を飲まないのに時にはγ-GTPが

規定値60を超えることがある。

癌発症時に私のγ-GTPは表のように2090ととんでもない異常値を示している。現在、月に1~2度の飲酒機会が

あり付き合い程度のアルコールを嗜(たしな)むが、それでもγ-GTPは14しかない。酒を飲まない妻の方が高く、

酒を少し飲む私が圧倒的に低いという面白い現象もあり、γ-GTP=酒の図式は成り立たない。

表に示しているのは癌発症時2009年8月と先般の血液検査で異常値を示していたものを抜粋したものだ。各項目

の意味するところなど分からないが、癌が増殖中には血液の中は各項目が賑やかに上下して基準値を超えたり下が

ったりしている。所見などあろうはずはないが、当たり前の事として身体に異変があると命の源でもある血液も大

変な目に遭わされて苦労していることが窺(うかが)える。それというのも、主の不注意やズボラな行状に帰するこ

とばかり。

数値や癌の自覚症状とは別に自分で感じていた体調にも明らかに大きな差があった。酒が残り易くなっていたのは

γ-GTP=酒で証明される。身体がだるく労働意欲の低下、根気が軟弱で長続きしない、煙草が不味く感じるように

なった。食欲低下など癌と関係のある症状があり、今のように快適な日々を過ごすことなく、悪化するものを酒で

消し去ろうと不要の努力をしていたようだ。Note.酒は1日の労働を終えてから飲んでおり、昼間から浴びるよう

に飲んでいた訳ではない。

2つのデータを比較してみて総合的にどんなことが読み取れるのか、限定的なことしか分からないのか、こんな観

点から話を聞いてみたいと思うが、ズブの素人に説明して理解させるのは先生には更なる至難の業かもしれない。

体中を流れ回っている血液、リンパ液の不思議の多くは解明されてきたが、依然として未知の分野もあろう。病気

になってから異常を見つけることから、予兆を把握することが医学の悲願でもある。日本はこうした分野の研究費

は極端に低い、自由に研究する土壌が閉鎖的と言われている。日本の優秀な学者たちが閥めいた環境、研究を理解

しない政府に愛想をつかしアメリカに渡ってしまう。研究という直ぐに結果の出ないことでも継続的にできる下地

を崩さない確たる理念が日本には必要だと思う。

私の癌は外科手術、術前・術後の化学治療によりお引き取りをお願いし、今もその進行中なれど、基本的と思われ

る血液検査では異常項目は0になり、この狭い範囲での判定は至って健康的と言える。

願わくば悪代官が目覚めないこと、この一つに尽きる。

 

 

 

検 査 日

基 準 値

検査項目

2009.8

2014.3

下限値

上限値

総蛋白

6.02

L

6.58

6.2

8.0

アルブミン

3.42

L

3.75

3.5

5.0

AST(GOT)

109

H

23

5

40

ALT(GPT)

56

H

14

5

35

LDH

326

H

213

100

230

ALP

616

H

206

110

340

γ-GTP

2090

H

14

0

60

中性脂肪

389

H

***

30

150

血糖値

127

H

107

70

110

赤血球数

295

L

419

410

550

ヘモグロビン

11.3

L

13.7

13.4

17.0

ヘマトクリット

33.2

L

40.9

38.0

50.0

MCV

112.5

H

97.6

85.0

99.0

SCC

***

 

1.3

0

1.3

CEA

***

 

1.3

0

1.3

CA19-9

***

 

11.7

0

11.7

 

 


『中国電力の挑戦』

2014年04月03日 17時55分55秒 | 日記

原発絡みで私の舌鋒は電力会社批判一色に染まっていたが、ここにきて中国電力からの発表は私にとってウェルカ

ムのものだ。一つは当初の設計仕様であったはずの原発耐用年数40年は踏襲すべきではないかとしている点、最

終的な決定ではないが、ごく当たり前のことなのに『後出しジャンケン』のように、とって付けたような屁理屈で、

耐用年数が延ばされていいはずはない。

40年になる1号機の廃炉を検討するとした案件は、他の電力会社から小さな声しか聞こえず、今なお稼働年数延

長にしがみ付く姿しか目に入ってこないから、中国電力がイニシアチブをとって推進して欲しい。

もう一つは、離島に於ける安定した電気確保のためのディーゼル発電から新たな蓄電設備を使う取り組みだ。以前

から再生可能エネルギーの検討をされていたが離島はその変動が大きい為に具体化には到らなかった経緯がある。

今回は異なるタイプの蓄電池を使ったハイブリッド蓄電池システムと再生可能エネルギーの組み合わせによる安

定供給の実現を目指す。何が何でも原発に依存する体質は消費者からは支持されない。(原発反対がやや過半数と

いうことから)

原発以外にもこうした可能性を追求していく姿勢こそが大切ではなかろうか。燃料コスト、発電効率の良さばかり

に気を取られ、人間の英知では制御できない危険性を孕(はら)んでいることは東電が証明している。

人は何かを得るために何かを失うとしたら、自分で責任のとれるものだけを失うべきで、他人の生活や幸せを失わ

せることは犯罪である。原発再稼働に前のめりになっている政府と経済界にはいつもながら失望ばかりだが、中国

電力の姿勢が本物であってくれることを切に願うばかり。


『山小屋は花盛り』

2014年04月02日 18時12分33秒 | 日記

ここのところの晴天、穏やかな陽により山小屋の周りも一気に花が咲き始めた。最初の花は梅、少し前に散ってしまった。

桜の蕾は未だ咲かせるには少し時間が要るかと思っていた時、辛夷(こぶし)の花に気付き遠くの山肌を見ると転々と小さ

な白い塊になって咲いていた。一時的に寒さが戻ってからは,この時期に咲きそうな花が一斉に咲き始め、その変わり身

の早い事。

チューリップ、スモモ、プルーン、桜、山桜、馬酔木などに加えて山葵の花まで。白い花が多いから地味ではあるが、こん

なにも多くの種類の花が揃うのは珍しい。私の感覚では辛夷と桜が一緒と言うのは今までになかったように思っており、少

し変な感じ。辛夷は春を告げる花、桜は春爛漫を宣言する花と位置付けているからだ。

山肌に植えていた染井吉野に今年初めての花が咲いたことも喜ばしいこと。


『消費税アップ初日』

2014年04月01日 18時12分19秒 | 日記

消費税が8%になった。私は消費税のアップ分で財政再建への小さな助け、社会保障に使われるのであれば反対は

しない。TVのコメンテーターの誰かが言っていた『日本人は税金は取られるものと思っている。諸外国では税金

を納めることで自分に見返りがあると考えていると思う』

旅行が好きで外国にもよく出かける方だと思うが、行く先々で特にヨーロッパでは20%位の税率が掛けられてい

るのは当たり前になっている。税金が20%と聞くと、さぞかし物価は高いだろうと思ってしまうが、国により課税

品が細かく分けられており食料品には掛からないとか条件が違うから本当のことは分からない。

日本と外国で税の受け止め方に大きな違いがあるのは、税と見返りに対する信頼度の違いにあると思う。日本では、

否私はその信頼度を持てないから税を取られている派になる。今回の増税分は社会保障に関わることだけに使うと

言っているが、いつもの2枚舌であると思っているからとてもその通りになることはあるまい。

大体、野田元首相と約束した国会議員数の改革、社会保障制度の見直しには何一つとしてまともな取り組みを見せ

ていないこと、東日本大震災の復興費の使い方ですら滅茶苦茶なのに、今回の増税分だけは約束通りにきちんと使

います、なんてことはチャンチャラ可笑しくてアンビリバボーだ。と、こんなことをほざいていても税金を納めな

ければ国は成り立たないから、文句を言いながらでも・・・・・

低所得者のくせに文句ばかり言っているとお上から叱られそうだ。

さて、増税初日は生憎と店屋に用事なしのため支出はゼロ。日本列島の商店への客の出入りは如何だったろうか。


『今回はSCC=1.3』

2014年03月31日 18時56分52秒 | 日記

今日は定期検診日、早目に起きて7時45分前には出発するつもりでいたのに、2番寝が悪く7時40分に起床となり慌てて

出発。病院は予想に反して非常に空いていて、いつもより遅い受付なのに前から10番目くらいと順調な滑り出しだった。

血液採取を終えコンビニで定番のサンドイッチを買い自販機コーナーで遅い朝食を摂る。消化器外科の受付に行き順

番待ちする間に掲示板の張り紙を眺めていた。

今日は年度末、明日から新年度になり変更になる事柄のお知らせなるものがあった。

①   かかりつり医の紹介状のない初診は初診料(約2800円)と初診何とか料(約3200円)が必要になる

②   救急車使用時の消費税変更

③   高齢者医療費負担、1割から2割への変更 等が書かれていた。

①   のかかりつけ医のことは知らなかったので負担増のことは別として、私には今はっきりとした『かかりつけ医』は市立病

院以外にはいないのではないかと思う。この文章の意味は市立病院に初診で来る場合を言っているから、どこか近くの病

院に行って診察を受けた後に紹介状を持参すれば初診何とか料は要らない、この場合その病院で初診料を支払うから、

患者としては最初から市立病院に行っても負担は余り変わらないのではないかと思う。大病院への道を狭くして、大病院

のパワーを温存しようとしての事だろうが面倒なことになりそうだ。

私を含めて病院の変更に関係する人には大なり小なりの負担増、利便性の変化と影響を受けることになる。

それらのお知らせの横に小さな紙に『wifiフリーエリア開設』のお知らせがあった。1階フロアを中心にして病院内にアクセス

ポイントを持つフリーwifi、繋がればパスワードもなしで利用可能とあった。私が入院していた時、本当に欲しかったネット環

境がやっと構築され始めた。

実際、どの程度のものか分からないが、ある程度元気な患者ならPCを持参して1階に降りれば欲しい情報のやり取りができ

る。と、私のような携帯嫌いの人には好評だろうが、携帯派には取り立てて嬉しい事ではないかもしれない。

そうこうして内に診察が始まり暫くしたら私の名前を呼ばれた。血液検査の結果についてSCC=1.3他全てに異常なしと説明

を受ける。あと半年ほどで目安になる5年生存を果たすことになる。

先生たちは考えられるベストと思われる治療で対処されるが、同じように治療しても生と死の分岐点が何なのか分からないジ

レンマと背中合わせでもどかしいと言っておられた。医学や化学がこんなに進化した今でも人の仕組みは未だ解明されてい

ない。人が人を自由に操れないよう神が解明されないに創った結果なのだろうか。

私のSCCも不思議の連続。去年の3月からの推移は1.0-à1.8--->1.7--->2.1--->1.1--->1.3と乱高下を繰り返している。

勿論、この間にそれに対する処置は何もしていないのに変化をするという事は、癌にかかる前からこんな調子だったのかもし

れない。(それ以前にSCCの検査などしたことはない)


『住宅団地の高齢化』

2014年03月30日 17時29分07秒 | 日記

小さな自治体では既に昭和50年頃から人口減を予測し、その対策として住宅団地の造成により若い層の取り込み

を始めていた。今から思えば、こうした現象は少子高齢化による人口減の前兆であり、最初に現れるのは規模の小

さい所だったと頷ける。八雲でもその対策として住宅団地が開発され新しく入居した人たちにより人口増をもたら

し暫くの間は、条件の厳しい自治体からは羨ましがられていた。この団地もその一つで大よそ100世帯の若い人た

ちが住み活気に溢れる住宅団地だった。人が流入して人口増になった一部の自治体は一応の成果を上げたことにな

るが、国全体からみれば同じパイの中ある駒が何処に移動するかだけのことでしかなく、国の対策は何もなされて

いなかった事が露呈する。

対策が一段落する内に町の人口は落ち着き始め、その後の旧村民と新住民の人口比率は新住民が逆転してしまった。

という事は、旧村民だけの人口構成だったなら人口減のスピードはかなりのもので、高齢化ももっと深刻なものに

なっていたかもしれない。また別の見方をすると町や地域に根付いて来なかった人たちが増え、従来からの慣習や

伝統が継承されなくなり、町のIDが失われつつあることをも意味し、町の名は残るが中身は別物になってしまう

可能性もある。

功罪は別として切り札のはずの私たち住宅団地の住民も、いつしか歳を重ねて40年が経過してしまうと気づけば

自身が高齢者の真っただ中にいる。子育て世代の集団だから幼少・中学生の数は100人を越えるほどで、本当に集

団登校の姿を見ることができた。人数が多いから何班かに区分けして上級生が下級生の面倒を看ながら、雨の日も

雪の日も学校まで歩いて行っていた。団地内の行事も盛んで運動会、遠足、盆踊りなどの他に区別のレクと、年中

ワイワイと言いながら忙しくしていたものだ。

綾小路きみまろの台詞ではないが『あれから40年・・・』

当時の児童たちの大半は親元を巣立ち、別の地に居を構えた結果、年老いた両親はこの団地を終の棲家と考えてい

るのではないかと思う。今日は自治会の総会。この1年間勤められてきた役員、来年度の役員から出る言葉は『年々

よる年波に・・・』が多くなり、周りを見渡せば共白髪ではないが頭の白くなった人、薄くなった人ばかりになり、

老老介護ならぬ老々世話役で相身互いを補い合うことをせざるを得ないことを本当に痛感した。

しかし、住んでいるのは若い世帯の人たちもいる。年寄りが多いのは事実だが、物事を後ろ向き、消極的に取り組

む姿勢ばかりでは、これから自分たちの時代を築こうとしている若い人の元気を削いでしまう。老害はあってはな

らない。出来ることに限りはあろうが、年の精で負への道に転げていくことは避けたいと思う。


『今度はみんなの党』

2014年03月29日 17時25分39秒 | 日記

政治家の力量は攻める時のパワーではなく、攻められた時いかなる術を駆使してピンチを凌ぐかにありそうだ。そ

れは白を黒だと攻められても相手の手の裏をかき結果として白のまま押し通せるかどうか。東京都知事だった作家

猪瀬直樹は徳洲会から借りた金が選挙費か生計費か、たったこれだけのことを説明し切れずに折角当選していたの

に辞めてしまった。この場合は最初から嘘をついていると思われるのを突かれて防戦してみたが最後まで嘘をつき

切るパワー不足だったことになる。つまり政治家としての力量には問題があったと判定される。以前も、猪瀬問題

の時にも『政治と金』の説明責任を厳しく追及していた一人にみんなの党の渡辺代表がいた。ご自身の身辺には火

種がないからこうした不埒(ふらち)な輩は許すべきではないと正義感に燃えて、普段から歯に衣を着せない人だか

ら、こんな時は格段にこき下ろした。と世間には映って欲しかったのだろうが、火の粉が飛んできた。

一体誰だ、余計なことばかりして、類焼するではないか。

こうした場合の第一声は終盤を迎える時に決定的な矛盾を露呈することになるから軽々に語るべきではなさそう

だ。過去に失脚した人のケースの殆どが陥るドツボコース。

さて、金を借りた方は『選挙以外の活動費、祭りの熊手・・』と何やら理解に苦しむような説明は猪瀬問題の時と

似て非なるものなのか、同じ穴の貉(むじな)なのか、貸した本人は『選挙資金』と明言している。どうも、今回は

今までのパターンと少し毛並みが違うようだ。

選挙資金だ、生計費、活動費だとワイワイ始まる前に早々と、貸した側が『選挙』と言ってしまったから借りた渡

辺代表は1日もしない内に、金の趣旨について嘘ではないかと追及されそうな展開になった。

ここから、あの歯切れのいい口は、粘り腰を発揮させ『選挙資金のような活動費』と説明し世間を納得させること

ができたら『力量ある政治家』として認められるのだろうが。

それとも最初の一言で返り討ちにあってしまうのか。これから、幕が開きます。古今東西・・・・・と囃し立てて

いたのに、いきなりの千秋楽か。


『季節の移ろい』

2014年03月28日 17時54分36秒 | 日記

寒い、を連発していたのにすっかりと春めいてきた。ここのところの晴天を見逃さず、小出しの外仕事は間伐、そ

の枝葉の始末、畑の草取り、いずれもキリのない仕事だから多少の優先順位により小出しとなっている。山小屋周

辺の日照対策として間伐を進めている。苦労して倒しても劇的な変化を観ることは少なく大抵はちょっと明るくな

った感じがする程度だから、長期戦を覚悟と続けている。

下から尾根筋を見ていたら木々の間に白い辛夷(こぶし)の花が咲いていた。木を切っては何度も見ていた場所なの

に、いつの間にか冬から春へのバトンタッチ係り、辛夷の存在は判らなかった。下界の人間は暑いの寒いのと騒い

でいるが季節はそっと静かに移ろうものらしい。

山小屋の周辺の桜の蕾も膨らみ微かに赤みがかかった色がはみ出しそうになっている。昼間の畑では中袖シャツで

も暑いくらいの温度になっているから、こうした桜たちの開花も一気に進むかもしれない。


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