以前ブログに載せたものを集積
『トルコ名物サバサンド』
イスタンブールの名物で美味しいから是非とも試してみよう。ガイドブックや行ったことのある人の話によるサバサンドの評価だ。サバサ
ンドなるものを知った時、どうせ小さな塩サバを挟んだサンドイッチだから、取り立てて美味しいはずはなかろうと思った。
ネットでの情報によると、さほど美味・美味との声はなく、『ただのイスタンブールの名物』くらいのものだった。もし、買っても、お土産と
して持ち帰ることはできない。
さて、そのサバサンドはバザールのすぐ傍で売っていた。それこそ、土産話のつもりで買ったものの昼食のすぐ後だったから、空港に
着いてから妻が食べてみた。やはりただのサバのサンド。私も一口、これで十分。
何故、あそこでサバサンドなんだろう。仮にトルコの人が好きでも、日本人に紹介するほどのものではないだろう。
サバは日本もトルコも同じ味だ。日本のどこかで売っていたとしても、トルコで食べて懐かしいからと買う人は殆どいないのでは。その
証拠にフィッシュバーガーはあってもサババーガーってないのでは?
『トルコの肺がん』
トルコの人はよく煙草を吸う。バスの運転手ヤーシンさんも大の煙草好きで休憩場所に来ると必ず、2~3本吸い溜めをしていた。
ドライブインでは灰皿の回りに男たちがたむろして何やら話をしながスパスパ。以前の私なら間違いなく皆さんの仲間入り、ここでツア
ーガイドの通称クドウさんの説明では、トルコの死亡率No.1は肺がんで、政府は肺がんの減少に力をいれているとか。それにしては5
つ星と言われるホテルの部屋に灰皿を置いてあることも珍しくなく、まだ煙草に寛容な国のようだ。
『食糧自給率100%の国』
折角、トルコに旅行したので仕入れてきたネタの紹介。観光地がどうだの、こうだのはガイドブックを読めば分かるが、ガイドさんから聞
いた雑学は話のタネになる。移動はバスで同じような平地を何時間も走り続けたと、以前に紹介した。畑も荒野も延々と続いてい
る。国土は日本の2.8倍、平地が多い。農業国でもある。こうした条件のもとで食糧自給率は100%と聞いて大変、羨ましく思った。
私は農業関係者ではないが、農業で生計が成り立ちそれに付随する形で畜産も家計を助けている。農地だけでも日本の国土と同
じくらいあるそうだ。規模は大きいが効率のいい農業が行われているのではなさそうだ。今は端境期で畑には何も植えられていないよ
うだが、日本なら冬野菜がまだ残っているのに、そんなもの一かけらも見られない。畑というが、目の届く範囲に家らしきものもない所
が多い。一体、どんな形で農業が行われているのかは分からなかった。
また畑で人を見かけることもなかった。これは、街中でも同様、人の数は本当に数えられるくらいしか見かけない。トイレ休憩で寄ったド
ライブインはどこでも、店員以外の客は私たちだけみたい。内陸からエーゲ海の方に出てくると、気候が違って葉物野菜を見ることが
できる。この辺りになると家と畑が近くの関係にあるらしく、たまに畑に人の姿があった。自分の国で消費する食糧が生産できない国
など必ず亡びる。今は何とか成り立っている日本だが、亡国に匹敵するような痛手を経験する可能性が高いと思う。
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