1月5日(土)。釜石市民劇場のスタッフ会議に参加してきました。
舞台装置で、江戸の街並みのシーンを書き割りで、4間だけでは広さが出ない、でも、それ以上長くつくるのは至難の業だと、喧々諤々話し合いをしました。
私の感覚だと、もう書き割りの段階でアウトなのですが、そこは、演出ではなく一スタッフということで参加しているので、100歩譲って、書き割りの下絵なぞを描いておりました。
話し合っている中で、舞台の両サイドにハの字型に書き割りを二つ並べれば、奥行き感も出るし、江戸の大通りの広さも表現できる、無理して長い書き割りをつくらなくてもよい、という全てを加味した最高の意見が出ました。ストンと落ちた瞬間です。
自分の主張をぶつけ合いながら、みんなが納得した結論に至る。これも、芝居作りの醍醐味です。
ストンと落ちたところで、釜石はチケット売りに重点を置き、制作からはちょっと離れようと思います。それは、3年前長期入院したときの前兆の体がきしんで、体のあちこちが痛み出してきたのと同じ症状が出てきたからです。
そのとき妻に言われた一言を思い出しました。
『こむろこうじにしかできないことだけしなさいよ。』
心にしみる一言でした。
というわけで、来週は、本業がらみ(?)で、自然を生かして、子どもたちが思い切り遊べる空間作りの研究と、ホテル業の接客の実態の調査を、ヤマザキパンであたったデイズニーランドペア券を使ってしてきます。公演間近の各劇団の皆さんごめんなさい。