ホリスティックヒーリング宙『心の扉を叩いてみたらきっと何かが見えるはず聴こえるはず』

ホリスティックヒーリング宙(sora)のヒーラー&臨床心理カウンセラー株本のぶこが心・心と身体について綴っています

心に響く言葉(1)『癒してあげたい』

2006-07-07 07:07:40 | 心・身体・癒し
いつだったかテレビに映った温泉で、小学生の男の子が露天風呂に入りながら「癒されるな~」としみじみ漏らしていたのを見た。今の子どもたちはこんなにも疲れているのか…とさすがに複雑な思いだった。

現代は様々なことに疲れを感じている時代のように思う。それに呼応するように、デパートにはいろんな癒しグッズが売られている。ペットであったり、花や香り、色…etc。多くの人が癒しを求めている…そして、そのなかにカウンセリングというのも含まれているのかもしれない。

学院に入学する前、学院説明会に参加した。今は特別講師の先生が、学院の理念、システム、時代が求めているカウンセリングの状況、必要性などを、スクリーンを使って説明してくれたのだが、そうした話のなかで特に印象的だったのが「癒してあげたい」という言葉であった。正直に話せば、あの時の私はその言葉に違和感を抱いた。と、いうよりも疑っていたのかもしれない。カウンセリングでできることは相手に心を添わせること、悩みを聞くこと…そんな程度だろうと漠然と考えていた。今思えば、なにひとつわかっていなかっただけだが…

ところが入学して数ヶ月経った頃、意識を百八十度変える出来事が起こった。それは教育分析でのこと。子供の頃、いじめにあった体験からこの先、果たして男性のクライエントと向き合うことができるだろうかと話したことがあった。その時、先生はどういう対応だったかというと、黙って私が話すのを聴いていてくれた。コメント、アドバイス的なことは一切な無いまま、ひたすら聴き続けてくれたのだ。しっかりと私の気持ちを受け止め、ただ、ただ耳を傾けてくれていたのである。もしあの時、途中で何かを言われたなら、私は心を閉ざしていたかもしれない。

結局、気がついたら一時間喋りっ放し、結果として一回では終わらず、次回も…ということになったのだが、体感として残ったものは「癒された」という思いだった。そして、あの学院説明会で聞いた「癒してあげたい」という言葉が甦ったのである。

「カウンセリングは本当に癒せるんだ」と心の底からそう思えた瞬間だった。確かに傍に寄り添ってくれるだけで、話を聴いてくれるだけで癒されるときがあるのだと…感動だった。

ただ、それにはカウンセラーの側にすべてを受け容れる大きな、大きな懐が必要だと感じる。そこに辿りつくのには、きっと長い時間がかかることだろう。いつかそんなカウンセラーになれたらと、夢だけは見ているのだが、道は険しく遥か遠い…

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