この本を紹介したのは、一昨年の11月でした。
そのときにはあまり気にもしなかったのですが
今回、改めて読んでみてびっくりしたことがあります。
それは、人間と科学の関わりについて書かれていた
ところに原発について触れていたことでした。
彼も、原発に対して大きな危惧を抱いていたようで
核と原発は同じであると書いていたのです。
いったい何に驚いたかですが、何とこの本が日本で
出版されたのが、1984年 27年も前だったということ。
彼に先見の明があったのか、
それとも27年も前と今と、何も変わっていなかったという
ことなのか・・・
この27年間、人間は私たちはいったい何を学んできたのか
読みながら、愕然としました。
この本を読むことを勧めてくれたのは、BFAの開発者の
O先生でした。
750ページにも及ぶ本には、科学と経済。社会、心と身体
フェミニズムについて書かれています。
ガリレオやベーコンの理論、ニュートンやデカルト思想の限界と
いったもの、全体性と健康、時間と空間の章ではフロイトやユング
自己実現、セラピストとクライアントの共鳴 etc
読破するのは少々大変ですが、読み応えのある1冊です。
- ターニング・ポイント―科学と経済・社会、心と身体、フェミニズムの将来/フリッチョフ・カプラ
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