昨日は武蔵野ルームでのカウンセリングでした。
新宿から中央線に乗ってきてくれたクライエントさんとの時間は、素晴らしいものでした。
ひとはいくつもの試練を乗り越えたとき、自身の人生をまるごと受容できる力を獲得する。 大高先生がいつも言われる「受容に尽きる」とはこういうことなのだと、その瞬間に立ち合わせてもらえたことに感動し鳥肌がたちました。
受容することの大切さをずっと言い続けてきましたが、私自身、最近になってようやくそれがどういうことなのかを理解できたように思います。
この四年あまり受け続けてきた教育分析と、ボディフォーカスト・アプローチのワークショップで、私は大きく変容しました。
その一番大きかったことは身体が丈夫になったことです。
学院に入ってからの私しか知らない人は、私が病弱であらゆるものを我慢してきたことを話すと「信じられない」と言います。逆に、私が病弱だったこと、風邪をひいては感染症に罹り、高熱を出し点滴を打たなければ回復しない、毎年そんなことを繰り返していた私しか知らない人は、今の私の様子を「信じられない」と言います。
なぜそれほどまでに差が生じたのでしょう。
それはやはり「受容」に鍵がありました。
以前の私は「弱い私」「病気ばかりする私」であることを許していなかったのです。
それゆえに、いつもいつも病気を自分の周りから排除すること、病気にならないことばかりに全神経を張り巡らせていました。
そのことにすべての時間を費やし、病気になる可能性が少しでもあることは、極力自分から遠ざけて暮らしていました。
つまり、私の目の前にはいつも「病気」という「壁(バリヤー)」がそびえていたのです。
しかし、大高先生と出会い「あるがまま」「ありのまま」という、自分を受け容れることの大切さを知り、さらにボディフォーカスト・アプローチと出会ったことで「人間も宇宙のいとなみのひとつ」「ゆだねること」を学んでいく過程で、私の目の前にあった「病気」の壁はなくなりました。
考えてみれば、この世の中に生きている限り、誰もが病気になります。
それは決して不自然なことではあく、むしろ自然なことだと気がついたとき、私の意識のなかに「病気を恐れる」気持ちがなくなりました
病気をする自分もいていいのだと自分を許しました。
自分を丸ごと受容できた瞬間でもあります。
それからです、病気をしなくなったのは。
もちろん風邪をひいたり、体調が悪いときはあります。
でも、かつてのような高熱が長く続いたり、入院が必要といった、体調の大きな崩れはほとんどなくなりました。
昨日の話に戻りますが、これからも試練は続くでしょう。
でも、それを力に変えていけることに気づいたことの意味と価値は計り知れません。 帰り際、見せてくれた満面の笑顔がそれを物語っていました。
四月最初の日に相応しいセッションに感謝しています。
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