カウンセリングを身近に①・・・職場を辞めたい・・わかってほしい。

2015-01-22 20:19:45 | 心理カウンセリング

                                                       

 カウンセリングを身近に考えてみましょう。・・・その1

 

例えば、何かのことで、かなり長くいた、職場を辞めたいと思ったとします。

もう疲れてしまって、身も心もずたずたで、足も向かない。

職場の人も、声をかけてくれるが、どうも、話す気になれない。

 

自分が、悪いとか弱いとか、誰のせいだとか、

あの時こんなことがなければとか。

この先どうしようかと思いながら、でも、頭も胸も一杯で、どうしていいかわからない。

身内には心配させたくもないし、話したくないし。

 

そんな時、カウンセラーは、じっくりと話を聴いていきます。

 

自分の気持ちを整理しながら、丁寧に丁寧に、耳を傾けてくれる人に話をすると、スーッと気持ちが軽くなっていきます。

それまで、一人で悩んでいたことが、その重しを、少し肩代わりしてもらったような気がして。

心と身体がだいぶ軽くなっていくのを実感します。

疲れ切っていた自分に、少しずつエネルギーが戻って来る。

「これなら、何とかやって行けそうだ」

そんな気持ちになります。

 

カウンセラーは、こんな時、変なアドバイスをするより、悩みをよく理解していきます。

クライアントさんも、自分が一番、考えているのですから、アドバイスに対しても、そんなこと百も承知と思うのです。

話していく中で、自分でこうやってみようと、気づいていくのです。

 

中には、休養やお薬が必要な時もあります。

でも、まずは、話をよく聴いて、それから。。です。

 

カウンセラーは、クライエントさんの中に、問題だけでなく、これから、この人は、このことに出会って、どんな人生を生きていくのか、その可能性を考えるのです。