今日の北海道新聞に、2枚目の写真の記事が出ていました。
熊本で、27年前に出版された 「ごめんねメリー」 という本の、よみ聞かせをされている皆さんの紹介です。
戦時中に、象が空襲で脱走した場合に備え、猛獣を処分する命令が出ました。
有名なのは、1枚目の写真にある「かわいそうな ぞう」上野動物園の話です。(金の星社)
これは、読むのが嫌でした。
胸が痛くなるからです。
最近やっと、冷静に読めるようになりました。
象を殺す命令が出たとき、上野動物園では、毒を入れた好物のジャガイモを象にやりました。
でも、ジョンは、ジャガイモを、鼻でポンポン遠くへ投げ返してしまいます。
食べ物をやらないで13日目に、ジョンは死にました。
トンキーとワンリーは、かわいい目をじっとみはった心の優しい象です。
動物園の人は、トンキーとワンリーを何とか助けたいと思いましたが、だめでした。
ほっそりと痩せたぞうは、象係りの人の前で、ぐったりとした体をもたれあって、芸当を始めました。
後ろ足で立ち上がり、前足を折り曲げて、万歳をしました。
しなびきった体中の力を振り絞って、芸当を見せるのでした。
我慢できなくなった象係りの人は、餌をあげました。
誰もが見て見ぬふりをして、早く戦争が終わればいいと願っていました。
そのうち、ついにトンキーもワンリーも弱って、いきました。
とうとう、万歳の芸当をしたままで死んでしまいました。
「像が死んだあ、象が死んだあ」
象係の人はきちがいのようになって、叫びました。
象に近寄って、抱きついたまま叫びました。
「戦争をやめろ」
「戦争をやめてくれえ。やめてくれえ。」
後で調べますと、たらいぐらいある象の胃袋には、一滴の水さえもはいていませんでした。
~抜粋と要約~
動物は、純粋です。
人間の思惑なんてわかりません。
全国の動物園で、どれくらいの動物が殺されたことでしょう。
熊本でもあったんですね。
きっと、読んでもらった子供たちも、忘れられない本になるでしょう。
それでは、また。
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