写真は、東京四谷にある、上智大学 聖イグナチオ教会です。
1.17の今日は、きっとここでも、静かに、大勢の人が祈っていると思います。
同じ祈りでも、生き方を説いた、『ゲシュタルトの祈り』を紹介します。
わたしはわたしのことをして、あなたはあなたのことをする。
わたしはあなたの期待に応えるために、この世にいるわけではない。
あなたはわたしの期待に応えるために、この世にいるわけではない。
あなたはあなた、わたしはわたし。
もし偶然におたがいが出合えれば、それは素晴らしいこと。
もし出会うことがなければ、それはそれで仕方がないこと。
自分の人生を変えられるのは、自分自身だけ。
自分自身を幸せにも不幸にもするのは、自分自身だけ。
「自分の人生の主人公は、わたし」
人は何かにつけ言い訳をする。
なぜなら、誰でも自分を変えるのが怖いから。
変わることから逃げようとする。
どこへ。 過去への囚われや、未来への空想に。
それに、時間を費やし、心の中がそれにとらわれてしまうと人生の流れが変わってしまう。
自分を生きることの最大の妨げは、「誰かの期待に応えよう」として生きること。
そして、自分を見失ってしまい、ふと「自分は何をやっていたのだろう」と思ってしまう。
これは、1960年代に、アメリカの心理臨床家の パールズ が作った詩です。
パールズは、「いま、ここを生きる」 ゲシュタルト療法を提唱しました。
今、幸せを望むのなら、過去や未来にとらわれないで「いま、ここ」を生きることに全力投球すること。
もし自分には「つい人の期待に応えようとし過ぎてしまう悪い傾向がある」と気づいたなら、この詩を、大きな声で唱えてみて下さい。