中国、米国の「人権侵害批判」合戦

http://www.reuters.co.jp/newsArticle.jhtml?type=worldNews&storyID=7765998§ion=news

［ワシントン　２８日　ロイター］　米国務省は２８日、２００４年版の世界の人権状況に関する年次報告を発表し、人権を侵害している国にサウジアラビアとロシアを加えた。
　報告は１９６カ国の人権状況についてまとめており、特に人権侵害が継続している国として、ミャンマー、北朝鮮、イラン、中国、ジンバブエ、キューバなどを挙げているが、今回はそれに、ロシアとサウジアラビアが加えられた。
　米国は、対テロ戦争でロシアが米国の主要な同盟国として貢献していると評価しながらも、ロシア政府は中央集権を強化していると批判している

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http://www.reuters.co.jp/newsArticle.jhtml?type=worldNews&storyID=7795794§ion=news

［北京　３日　ロイター］　中国政府は３日、米国の人権報告書で中国の人権状況が批判されたことに対抗して、米国もイラクの刑務所で収容者を虐待するなどの人権侵害を行っていると非難した。
　米国務省は２月２８日、毎年恒例の人権報告書を発表。テロ対策を利用した新彊ウイグル自治区のイスラム教徒弾圧や、根強く残る人権問題について、中国を批判した。　新華社によると、中国国務院は６年連続で独自の報告書を発行しているが、今回の報告書では、イラク駐留米軍がアブグレイブ刑務所で行った残虐行為が、米人権史上の暗部を露呈しているとの認識を表明した。
　中国はまた、米国が「世界の人権警察」を気取る一方で、皮肉にも、自国の問題には黙秘を決め込んでいると指摘した。

アメリカ国務省２００４年版人権報告(中国）
http://www.state.gov/g/drl/rls/hrrpt/2004/41640.htm