日本舞踊 西川鯉男 お稽古場

伝統芸能の日舞を楽しく学ぶお稽古場の雰囲気をお伝えしたいと思います。鯉絵の「独り言」も織り交ぜて、、、

長唄 英執着獅子

2021-04-05 20:49:23 | 日本舞踊

名披露目 西川はつ桐

獅子と言えば「鏡獅子」を想う方も多いでしょう。「鏡獅子」では、御殿で奥女中が舞を乞われ踊るうち、獅子を手にしたのを機に獅子の精へと変化し勇壮に舞い踊るのですが、これよりずっと昔に出来たこちらの演目では、踊り手はお姫様。そして獅子へと変化しても赤姫の着付けのままという所が最大の違いです。姫のたおやかさと獅子の勇壮な狂い、全く違う二つの要素をどう撚り合わせて表現するか、難しい所ところです。

はつ桐さんは赤姫に憧れ続けて、やっと念願叶いお姫様になれました。綺麗なお姫様なだけでなく、名取さんにふさわしい踊りでした。マスクをつけた毛振りのお稽古なんてこなした人は希少です。

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清元 吉野山

2021-04-03 21:19:34 | 日本舞踊

忠信 渡部さん

仕事帰りの特訓は時には2時間にも及び、きつかったと思いますが、見事達成しました。

最後は板付きでなく、長唄さんにお願いして、花道を狐で引っ込みました。会主からご褒美の演出です。

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清元 吉野山 

2021-04-01 21:26:18 | 日本舞踊

源義経伝説のひとつを舞台にした演目です。

家来佐藤忠信を供に奥州へ落ちていった義経を追う妻静御前。

長道中の慰みにと、春爛漫の吉野山で忠信は壇ノ浦での兄継信軍物語を始めますが、忠信は実は、、、

歌舞伎でもよく上演される演目なのでご存知の方も多いでしょう。

山桜一杯の舞台面は華やかの極み。

派手な軍物語の最後にはちょっとしたご趣向も待っています。

何度見ても飽きることにない傑作です。

 

「静」富澤さんの素直な踊りは多くの人に伸びしろを感じさせ、どれほどの踊り手になれるか楽しみな期待の若手です。

 

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