中秋の名月

昨日から満月がキレイですね。我が家ではお団子を供えてお月見なあんていう風習は一切なく、テレビで言っていたので夜空を眺めてみたって事です。昔から空を見上げて雲の動きをみたりするのは大好きで飽きません。お月様と言えば、日本舞踊では、清元「玉兎」を思い出します。ご存知「かちかち山」です。まだ二人の息子が小学生の頃、二人立ちで鯉男会に出そうとしていた矢先、次男が腕を骨折（自転車で転倒）ギブスをはめられ、「怪我をするとバランスが悪くなる。もし又同じ所を痛めると機能が戻らないかもしれない」と、お医者さまに止められたけど、振りをちょっと替えて、なんとしても踊らせました。芸に対してベストを尽くさないとどうも罰があたりそうで、、、

力弥 ２

頭巾を取ってみました。前髪姿は３０年振りの２度目。女形でない私はどうも自分でないようで、、、

力弥

大星力弥は由良之助の長男、１６歳の若衆って設定なんですが、、、

60周年記念公演は大入り

浅草公会堂は２階まで入るお客さまに見守られ、芝居の上手い下手はともかく一所懸命お稽古して、充分に歌舞伎を楽しみました。実際の歌舞伎界から市川右之助、市川新蔵の両師匠はもちろんですが、人間国宝、中村富十郎丈が「七段目」を見に来場下さいましたし、舞妓役には日頃ご贔屓の中村時蔵丈からお花が来ました。そして打ち上げは出演した人、裏方として手伝った人、見に来た人、学習院国劇部のOBのみならず、業者も加わり、大盛り上がりでした。舞台では会うことの無いお軽役と力弥の２ショット撮って見ました。

西川鯉男追善の舞踊会に向けて

来年４月の鯉男会に向けて、いよいよ演目が決まりだしました。今回は追善ということもあり、以前良くご出演頂いていて、鯉男が親しくしていた後輩の方々（といっても立派なお師匠さんです）、鯉之祐さん、寿之助さん、赤坂の久子さん（とってもキレイな芸者さん）それに高弟の真沙緒さん、正一郎さんの出演が予定されています。鯉男門弟の皆さんも続々決まってきています。が、鯉絵の門弟は出演者が揃わず、申し訳ない限り、、、

総浚い

暑かったけれど、「菊畑」と「忠臣蔵七段目」の総浚いが月島区民館で行なわれました。義太夫さん、下座さん、鳴り物さん、付け打ちさんも加わり、やはり生の音は良いものです。私の「力弥」は師匠からきっかけの早かった所をご注意受けました。それぞれの役も色々とご指導いただき、あとは今週の公演に向け、場当たりを残すのみになりました。怪我の無いよう体調に気を付けたいと思います。もちろん西川鯉男稽古場はこの一週間間だって日本舞踊のお稽古をします。お弟子さんの国劇部関係者は出演したり、手伝ったり、他のお弟子さんは観客となって応援してくださいますが、当日鯉好先生はお稽古を休めず、見てもらえないのは残念です。

大成功の夏合宿

新蔵師匠自ら運転してもらって中央高速を快適にドライブして、分乗して蓼科に１７名が集合。２日間みっちり歌舞伎のお稽古しました。そして夜はおきまりの楽しい宴国劇部伝統？の宴会芸に抱腹絶倒、花火大会と続き、はっと気付くと３時半ひさしぶりの夜更かしです。そうそう、新蔵さんから先日の「稚魚の会」公演の勧進帳の弁慶（とても良かった！）の裏話を聞けて本当に面白かったです。成田やの旦那が丁寧にお稽古してくださった様子から弁慶の緩急の運び、などなか聞けない話ばかりでした。
さあもうすぐ総浚いです。