日本舞踊 西川鯉男 お稽古場

伝統芸能の日舞を楽しく学ぶお稽古場の雰囲気をお伝えしたいと思います。鯉絵の「独り言」も織り交ぜて、、、

ガラガラポンの日

2006-02-28 22:57:43 | 日本舞踊
一体何のこっちゃって感じですが、分かる人は分かるんですねえ。今日は国立劇場の抽選日だったんです。鯉男会を開催する国立劇場は商店街の福引のように本当にガラガラ回して玉を出し、その番号順に希望日を決めるという方式で、業界ではガラガラポンと呼んでます。この抽選をするにも審査を合格しなくては参加できません。日本舞踊や邦楽の会と言った古典芸能か、テープの伴奏でないとか、過去にトラブルを起してないとか、、、当稽古場では国立が出来た当時から使い始めていて、昔は鯉男会が終った当日に次の(2年後)予約をしてしまうという方法だったので、いつも3月の日曜日でした。ところが若いお師匠さんから、実績の在る方からと言われてもこれでは実績の作りようが無いと不満が出て、現在の方式になったと聞いてます。まあ、国の施設だから平等の機会というのは仕方ないのですが、希望の日にちが取れないのは悩みではあります。やっぱり土日祭日がいいですものね。で、今回の抽選の結果は惨敗です。鯉好先生のくじ運はいま一つでした、最後から5番目だったので今回は申し込みませんでした。まあ、三十回記念鯉男会の折の抽選は私鯉絵が当時くじ運絶好調の鯉匠を連れて行ったのに、最後から3番目で水曜日になってしまったのですがね。来年に期待しましょう!
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

私のミスが判りました!

2006-02-27 23:49:30 | 日本舞踊
何で伊勢音頭の写真が小さくなったのか、それはスキャンを点線でとらなかったから、、、PCてわかると些細なことで、思うようにならない。ってなんでも同じですね。
日舞が上手い人と普通の人の違いも小さな所です。ちょっと留まってられか、ちょっと動きに変化がつけらるか、ですものね。
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

大人の集う場所

2006-02-26 12:29:34 | 門前仲町グルメ情報
仲町の知らないとなかなか入れないお店をご紹介したいなと思ってます。
今回は「お照」さんです。
地下鉄門前仲町を日本舞踊西川鯉男稽古場と同じ出口に出ます。
オリジン弁当を曲がるとお稽古場ですが曲がらず、4,5軒行くと信号があるので右折、さらに次の路地を左折して数軒の所。稽古場から1分位です。
おでんやお刺身も美味しいのですが、私のお薦めはお店の持ってる空気です。
深川情緒を味わえます。というのも女将さんは元辰巳芸者、お披露目(いわゆるデビュウ)前に組合長の家に住み込み、掃除洗濯家事万般、芸事は日舞は言うに及ばず三味線、鳴り物とお稽古してから芸者さんになったという生粋の辰巳芸者です。それでお客さんは木場の旦那衆(今木場公園になってる所に材木問屋がいっぱいあってそこのご主人達が社用族という会社の経費で遊ぶ人とは違って身銭を切って御茶屋遊びをしたものです)カウンター越しの会話は一見の価値あり!女将さんの穏やかな人柄といい、ゆっくり楽しめます。昨今は息子さんが入ってそのフクヨカな体形も手伝って会話が弾み、お客さんの層も広がってきていますので、イチゲンさんも大丈夫!値段は飲んで食べて3000円位からととってもリーズナブルです。
「お照」 江東区富岡1-24-9 3641-5098 日、祭日お休み
コメント (1)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

二月の芝居を見て  鯉匠

2006-02-25 23:27:12 | 日本舞踊
先日先生と一緒に見た、二月の歌舞伎座昼の部の感想を少し。
春調娘七草 序幕は静御前と曽我五郎、十郎兄弟の華やかな踊りを芝雀、歌昇、橋之助の三人で、七草と鼓を用います。女形、荒事、二枚目と役柄の違いも見られる。
陣門組討 熊谷直実、小次郎親子の悲劇。平敦盛の身替りとして打ち、最後の「壇特山のうき別れ」での熊谷が馬相手に嘆き悲しむ所が見所.幸四郎、福助。
お染久松 浮塒鴎 清元の踊り。お染久松(橋之助、菊之助)が心中しようとすると芝翫の女猿曳が四つ竹、歌祭文の万歳と踊る。それとなく留める。芝翫の味が存分に生かされ、舞台も締まった。
極付幡随長兵衛 「人は一代、名は末代の幡随長兵衛・・・」有名なセリフである。
吉右衛門が男の意気地、情味をセリフ、動きにと見せてくれる。菊五郎の水野も旗本のプライド、長兵衛を憎む気持ちが存分に出ていた。玉三郎のお時も紋付のしつけ、夫を引き止める情が出ていた。
先生と二人で休憩時間や見ながら客席で面白くて可笑しくて・・・名優の至芸の話から世間話まで.芝居も役者も良くこんないいことはございません。寒さも吹き飛ばしてくれます。
夜の部も別の日に見ましたが項を改めて書きます.
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

60周年記念公演

2006-02-24 22:12:08 | 日本舞踊
この所、国劇部の話題ばかりですが、今日もです。60周年に向けて何回目かの会合がありました。ある部分の責任者になっちゃっていて、大丈夫かしら。今日の6時半銀座なんて間に合うわけもなく、遅刻でした。そう、最後のお稽古になったのりこさんに今やっている日本舞踊は清元の「夕立」で清元っていうのはと説明してたら、「先生の清元って聞いてみたい」と嬉しいお言葉。さっそく3月の研究会にお誘いしたら来てくださるそうです。御客様2人ゲット!やった!ちなみに昨日の伊勢音頭の写真どうしてあんなに小さくなっちゃったのでしょう。解ったら修正しますね。
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

私の伊勢音頭

2006-02-23 23:38:54 | 日本舞踊
国劇部創立50周年公演を97年に国立小劇場でしました。その時私達30周年世代(読売ホールで忠臣蔵五,六,七段目を公演)を中心にした座でやったのが伊勢音頭です。学生時代から大好きな芝居で現役の頃は縁が無くセリフ稽古しかできませんでした。それが50周年を派手にやろうと、現役の「弁慶上使」OB40周年世代の「大蔵卿」私達の「伊勢音頭」20周年以上の「助六」と出演者も100名を越え、入場を待つ御客様が十重二十重であんな満員の国立劇場はみたことがありませんでした。私は「万野」をやらせてもらいました。万野はかなり意地悪な悪党です。演技ですよ、地ではありません。でも大好きな芝居だから歌舞伎座に掛かれば見に行ってましたが、なんで万野が貢に意地悪なのか考えてませんでした。ただお金になる刀を取ればいいのに。やってみて解りました!貢が好きなのですね。なのにちっとも振り向いてくれなくて、お紺お紺って言っちゃって、鈍感男。まあ歌舞伎の二枚目は現実の世界ではダメ男ですがね。つまり可愛さ余って憎さ100倍ってことなのですね。まさに「演じて知ろう歌舞伎の美」日本舞踊だってやってみなければ、わかりません。
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

今年の学習院国劇部公演は「伊勢音頭」

2006-02-22 22:02:26 | 日本舞踊
日舞に通ってるあみちゃんは「お紺」ゆみちゃんは「お鹿」をするので、今日のお稽古の後で「団扇のあおぎ方」を質問されました。伊勢音頭という芝居は夏の設定で、お紺もお鹿もお女郎さんで団扇を自然に扱わなければなりません。まず普通にあおいでごらんと言ったら、バタバタと肘を張って全く色気のない、焼き鳥でも焼いてるのかというやり方でした。「都鳥」という日本舞踊は団扇をあおいで出るので、以前お稽古してあげたのですが、忘れてしまったのかな?丸みをもって、軽くもって、指も動かしてと結構時間がかかりましたが、できるようになりました。なんでもないような動作って案外難しいものなんですね。
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

日本伝統文化学科の助教授

2006-02-21 23:08:56 | 日本舞踊
歌舞伎座の帰りがけ、鯉匠(長男)の恩師が我が家に寄ってくださいました。私は初対面でしたが、古典芸能に精通してらっしゃる事と、いつも鯉匠の話題に出てくるので、旧知の方のようで楽しい一時でした。先生は、写真ではなく、三味線に触れて、装束を着てみて、とそういう事がたいせつと思って活動してらっしゃるそうです。その通り!私の大学時代の部活の大先輩小山観翁さん(歌舞伎キャスターとしてイヤホンガイドを作り、NHKの劇場中継では解説をしてらっしゃいます)も「演じて知ろう歌舞伎の美」をモットウに実際に舞台でやってみることでより深く理解し良い観客になろうとの目的で国劇部を創立なさいました。私もそう思います、評論だけしていてもダメ!まずやってみなければ、芸の深さ真髄は解りません。上手くできる、できないはいいのです。日本舞踊や邦楽をやってみる事で鑑賞する事も本当に楽しめると思います。just try it!
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

組踊り

2006-02-20 22:28:12 | 日本舞踊
産経学園で今「たまや」という江戸情緒たっぷりの軽快な日本舞踊をお稽古しています。西川流では玉や(シャボン玉やさんで立ち役)と蝶々売り(女形)の二人立ちで踊ります。ところが蝶々売りの方が春先は体調が悪く、いっしょのテンポでお稽古できないから、止めようかとご相談を受けました。でも玉やさんがゆっくりいたしましょうとおっしゃってくださってるし、お師匠さんも二人だから、覚え易いし、やっぱりやってみることになりました。組んだ踊りの場合は振りを覚え、曲に乗せて、踊り方を直し、尚且つ二人の息を合わせるということも加わるので腕前が揃わないといけないし、気心も知れた同士でないととハードルが高くなります。けれど、ぴったり息が合った時の爽快感は格別!どうぞ、ゆっくり楽しんでください。
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

日舞のお稽古帰りのお土産

2006-02-19 22:39:23 | 門前仲町グルメ情報
深川名物、「あげまん」を薦めます。他の土地でもあげまんはありますが、宮月堂のあげまんが一番です。デパートなどに入ってないので深川でしか、買えないのが良いんです。古くから東京の美味しい物に詳しい方は知っているので手土産にお持ちすると大変喜ばれます。ただ、直径5センチ位で一個200円なので、ちと値段は高め。でも美味しい。
お不動様の仲見世の地下鉄出口の傍で、すぐ判ります。
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする