十年ぶりの物価高

総務省の発表によると、６月の物価上昇率は前年同月比１．９％で十年５ヶ月ぶりの上昇率だったそうだ。(生鮮食料品を除く）
一方で賃金は伸びず、依然と低い水準で抑えられている。
このことは消費者に購買意欲を減退させ、消費者心理が冷え込み、物価高の販売不振という二重のスパイラルに巻き込まれ、スタグフレーションの様相を見せる可能性もある。
消費者は更に今後の物価の動向についてもネガティブな反応を示している。
内閣府が調査した一般世帯を対象にしたもので、「一年後に物価は上がっているか？」の問いに３８％の人「５％以上上がっている」と答えた。そして８７％の人が「一年後に物価は上がっている」とも答えた。

花は一向に上がる気配を見せない、巷では「旧盆には上がるのかね」と実しやかにささやかれている。
早く正常な価格へと戻って欲しい。