サンマの目利き

昨日の夕方、焼きサンマが食べたくて
いつも行くスーパーの鮮魚売場で、
白いトロ箱に入った生サンマを物色。

なんだかまるでクローンみたいに、みな同じ大きさ
目や口の色も、胴体の太さまで。。。
果物と違って、まるで工業製品みたいに
同一のサンマが、ずらりと氷の上に乗っていました。

あまりにもソックリなサンマ達に驚いていたら、
　「選びましょうか？」と、エプロンをした鮮魚売場の店員さんが
笑顔で声をかけてくださいました。

　「お願いします」と答えると、
彼はものすごく真剣な目になって、サンマを選び始めました（笑）

それも、私が買うつもりだった一番上の２匹を避け
下の氷の中から引っ張り出した数匹を見比べてから
うんと頷き、大事そうに私の持っていたビニル袋に入れてくれました。

　「口がとがっていますから、袋は二重が安全ですよ」と
もう一枚、袋も渡されました。

彼がセレクトしたサンマが、私が当初選んだサンマと
どこがどう違うのか、まったく分かりません。

違いを尋ねようと思ったら、私の様子を見ていた他のオバちゃん達が
　「うちも選んで～」と甘えだしたので（笑）
とうとう聞けずじまいでした。

私が見ると同じに見えても
プロが見ると、何かが違ったのですね～。

ちなみに、夕食時にこの話をすると
夫は、「いつもとまったく同じ味やで～」と言うのですが
私は、いつもより脂がのって美味しいような。。。気がしました（笑）