藤田けい☆幸せブログ

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病院前での素敵な出会い

2014年10月29日 | 日記
今日は、朝からお見舞いに行ってきました。
天平庵・東大寺店で、昨日買った『栗ぱい』(美味しいよ♪)を持って。

途中、近鉄京都駅構内にある平宗に寄って、秋限定『焼秋刀魚すし』(絶品なの!)も
忘れずに買いました。

骨折入院だと、やはり美味しいものが一番のお見舞いですよね。

病院のホームページでは最寄り駅から徒歩16分。
私にとって、ベストのウォーキング距離。
スニーカーを履いて、気分良く歩き始めました。

ところが、行けども行けども、それらしき建物が見えてこない。
唯一、7階建ての真新しい建造物発見!

 「きっと、あれね」そう確信したのですが、念のため
近くのコンビニから出てきた、20代前半のヤンキーっぽい(笑)明るい茶髪の女の子に
 「○○総合病院って、あれですよね?」と聞くと。。。

 「ああ、○○病院なら、よく知ってるんで
案内しますワ~。ちょうど、今から行くトコロの途中にあるんで」と
気さくに応じてくれました。

 「良かった!てっきり、あの建物かと思ったのよ」と指差すと
 「ああ、あれね。なんか、病院っぽくて紛らわしいっすよね~」と彼女。

そして、200mほど彼女と並んで歩きながら、色んな話をしました。

 「○○病院はね、アタシの妹が生まれた病院なんスよ~」
彼女と妹は、10歳も違うそうで、現在まだ小学生。
 「ちなみに、妹とは父親が違うンすよ」

産気づいた時、まだ26歳だった母親が不安がったので
なんと10歳の彼女が、分娩室で母親に付き添ったとか(笑)。。。

 「ったく子供心に、衝撃あり過ぎっすよ~!」
無邪気に話す彼女ですが、その後、妹の世話を一所懸命した話を
見ず知らずの私に、いっぱいいっぱいしてくれました。

何だか、素直で可愛い彼女のことが、大好きになりました。
16歳で彼女を生んだお母さんは、現在36歳で花の独身なんだそうです。

 「男の子が欲しいみたいやけど、うちは代々女系家族なんで
私もね、多分女の子しか産まへん気がするし~」と、話は家系図に及び。。。

そのうちに病院に着いたので、名残惜しかったけれど(笑)
お礼を言って別れました。

ところが、目の前の病院は、確かに○○病院と看板はあるけれど
ボロボロ。。。こわごわ中に入ると、照明がうす暗いの(怖すぎ~)

もう、あまりに怖いので、いったん外に逃げ出すと(笑)
『病院は、左200mに移転しました』と、大きな張り紙が。

つまり、私が当初、目指していたピカピカの大きな建物が正解だったの。
昔の病院だったこのボロっちい建物は、
今は、事務処理専用オフィスとして使われているのでした。

移転が数年前だったので、彼女は知らなかったみたい。
おかしくて、おかしくて、ず~っと笑いながら、
もとの200mを引き返した私でした。

ロングへアの可愛い彼女と、一期一会の寄り道を楽しんで
最新設備の整った大きな病院に、やっと到着したら、もう正午過ぎでした(笑)