中北幸・きまぐれ雑記帳

日々の暮らしから、感じたことをぼちぼちと。

「ハチク」の頂き物

2009-06-29 22:29:32 | 料理

「ハチク」頂き物です。

6月17日(水)、義姉から沢山の「ハチク」を頂きました。

筍は鮮度が大切ですので泥を洗いすぐに茹でにかかりました。




三回ぐらいに分けて茹でているところです。




左側のは茹で上がった筍を水に晒しているところです。




右側の三本は皮のまま焼いて食べることにして、左側の
茹でた筍は煮物や筍飯にして旬の味を楽しみました。
梅雨に入る前頃が「ハチク」の旬とのことで、4、5月が旬の
「モウソウチク」に続いて6月も筍を味わうことが出来ました。



焼き筍です。皮をむいて熱々を塩で、美味しいですね。



京阪神では「モウソウチク」専門の産地が多く、他の品種と比較できない
ようですが、3年ほど前に西宮市の今津と言う所で竹材をインテリアに多く
使った「串揚げのお店」の内装を設計したことがあります。
 
その時に「竹(著者:室井綽:法政大学出版局)」と言う本を読んでいろ
いろと調べたことがあります。 今その本を取り出してきて見てみると
竹と食生活・筍の味という一節があり、それによりますと鹿児島では各種
の筍を産しているとあります。

 そして多くある筍の中から美味さの順番を表す言葉に「デミョウコサン
カラモソ」とあります。

 デミョウとはダイミョウチクの方言で「カンザンチク」
 コサンとは「ホテイチク」
 カラとは「ハチク」
 モウとは「モウソウチク」と言うことで味の上では「モウソウチク」は
最下位ということになっています。

また鹿児島では「筍狩り」と言って、鍋、ワカメ、菜の花、その他をさげて
竹林にいくのが行事になっているとのこと。
藪の中で鍋に湯をわかしておいて、「カンザンチク」を切り込むと筍は象牙
の白さを思わせる色となり、すばらしい出汁がでるとのことで、これが筍の
味かと疑いたくなるほどすばらしい。とあります。

 さらにこの筍は鹿児島では4月から8月まで楽しめるとのこと。
鹿児島に行く機会があればぜひ味わってみたいものです。


それでは。