民家の改修その16です。
今回は暖房についてです。
この民家がある枚方市を含めて多くの民家は夏を暮らしやす
いように造られています。風の通りがいいのです。反面、冬
の寒さには厳しさがあります。
今回の改修の目的の一つは冬暖かくということです。
住まい手がどの様な状態をイメージしているのか設計段階で
打合せを積み重ねていくのですが、かなりややこしい話です。
住まい手のライフスタイルが現れてくるように思います。
少し話しが硬くなりました。
以下、今回の改修では給湯システムとして「エコキュート」
と取り入れ、家族が集まる居間、食堂、台所はそのお湯を使
う床暖房にしました。その他の洗面所および接客室を電気で
の床暖房に。
居間、食堂、台所のお湯を使う床暖房のパネル(銀色の面)
の上に仕上げの床材(床暖房対応のフローリング、樺の無
垢材です。)を貼っているところです。
同上。青色のラインの所をめがけて釘を打ちます。
同上。
洗面所の電気式の床暖房パネルです。
一枚で50ワットです。洗面所(約3畳)に8枚敷きました。
玄関ホール、接客室です。ここでは電気式の床暖房パネル
は48枚で合計2400ワットです。2系統に分けて操作します。
電気式のタイプは立ち上がりが早いため一時使用する部屋に。
同上。
再び居間、食堂、台所です。
それでは。 次回まで