長崎・龍虎堂薬局 子宝・不妊相談blog ~あなたにもかわいい赤ちゃんを…~  

中国漢方による『周期調節法』での子宝相談! 不妊症や治療にお悩みの方へのお役立ち情報と薬局の情報をupしていきます。

第75回 「無月経」

2010年04月21日 | あなたの身体をチェック!
 4月3日に東京で、不妊カウンセリング学会の理事長でもある聖路加国際病院の女性診療部長・佐藤孝道先生による「無月経」の講義を受けてきました。

18才を過ぎても月経がない場合を「原発性無月経」。初潮以降、何らかの原因で生理が3ヶ月以上停止した場合を「続発性無月経」といいます。原発性は染色体や奇形に起因する事が多いため、今回は続発性無月経について解説します。

 摂食障害やダイエットなどによる
急激な体重減少、強いストレス、甲状腺機能低下、出産時の大量出血
などをはじめ、無月経の原因はさまざまです。これらは月経システムを動かす司令塔(脳)からの命令が弱く、卵胞が育たないため、月経が止まってしまいます。

最近、よく見られる多嚢胞性卵巣症候群(PCOS)や高プロラクチン多嚢胞性卵巣症候群(PRL)血症、卵巣を手術した場合なども、無月経や無排卵性月経・稀発月経を引き起こします。
高PRL血症が長く続くと、黄体機能不全から無排卵になり、やがて無月経へと卵巣機能が低下する事もあるそうです。

黄体ホルモンを飲むと出血がある「Ⅰ度無月経」は、ある程度の卵胞の発育が見られない場合は「Ⅱ度無月経」といい、卵胞発育も内膜の増殖もない、重度なものです。若い人がこの状態を長く放置すると回復が難しくなり、不妊の原因になります。

無月経でも漢方薬で子宮や卵巣の血流を改善し、補血・補腎を続けることで機能を取り戻せる事があります。(状況によっては病院の治療との併用が必要なこともあります。)
未婚でも無月経や月経不順を放っておくのは良くありません!

ぜひご相談下さい。


ながさきプレス 2010年5月号掲載

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