隆々ブログ

小平市議会議員 立花隆一の活動報告です。

相次ぐ失言は、安倍政権時を彷彿させた。

2010-11-20 | 政治

◇11月19日の読売新聞の記事からです。

柳田法相が「国会軽視」と取れる発言をした問題で、自民党は18日、法相が自発的に辞任せず、菅首相も法相罷免に応じない場合、2010年度補正予算案の参院採決前の22日に法相の問責決議案を参院に、不信任決議案を衆院にそれぞれ提出する方針を固めた。

(略)同党幹部が明らかにした。公明、共産両党など他の野党も同調する方針で、参院では問責決議案可決は確実な情勢となった。首相は罷免に応じない構えで、法相も続投の意向を周囲に漏らしている。ただ、政府・与党内でも補正予算案審議への影響を懸念し、法相の辞任は避けられないとの声が強まっており、首相は厳しい判断を迫られそうだ。 

◇11月20日、産経新聞では、この柳田大臣の更送について、さらに踏み込んでいました。

民主党は柳田氏更迭の時期について、問責決議案提出前▽決議案提出直後▽決議案採決後-の3通りの選択肢を検討中だ。

自民党は同日の参院予算委員会理事会で補正予算案採決に応じる条件として(1)柳田氏罷免(2)自衛隊関連行事での民間人の政権批判を封じた防衛事務次官通達の撤回(3)小沢一郎元民主党代表の国会招致(4)中国漁船衝突事件のビデオ映像の公開-を挙げた。また、自民党幹部らは同日午前、都内のホテルで会合を開き、柳田氏が辞任しない場合、22日に衆院に不信任決議案、参院に問責決議案をそれぞれ提出することを確認した。

これに対して、柳田氏は改めて辞任しない考えを示し、菅首相も19日夜、「本人も深く反省して、『誠心誠意、頑張りたい』と言っている。頑張ってもらいたい」と、擁護する構えをみせた。(略)
一方、表向きの動きとは別に、官邸サイドと民主党幹部は19日に会談し、補正予算成立を最優先する方針で一致した。さらに、民主、自民両党の幹部が同日会談。民主党側は柳田氏更迭と引き換えに補正予算案採決に応じるよう要請したが、自民党側は拒否した。

政府・民主党は同日、後任法相の人事調整に着手した。複数の幹部が小川氏の名前を挙げている。(引用 終了)

柳田大臣に、国民が厭きれている理由は、人の命を決める立場の人がそんな気持ちで仕事をしていたのか。なんと軽い発言なのか。今更ながら国会議員の質に対し呆れ果て、落胆した気持ちを抱いているのです。

腹の中では違った気持ちを持っていても、官僚からいったことを一言一句間違いなく発言したことに安堵する。さらに答弁に窮すれば、二つの言葉を用意し、答弁して野党と国民を煙にまく。

これが民主党が目指した政治主導なのでしょうか。

さらに、読売新聞の記事を読んで考えていたら、安倍政権末期での女性への蔑視大臣の失言やナントカ還元水の大臣発言を思い出しました。う~ん、似てる。政権末期だ。