隆々ブログ

小平市議会議員 立花隆一の活動報告です。

仙谷長官により重い責任がある。二つの記事から。

2010-11-17 | 政治

中国漁船衝突をめぐるビデオ映像流出事件での政治家の責任論に問題が移っています。


政治家の責任の取り方は、自ら決めることです。以下二つの記事から考えました。


◇西岡参院議長は16日の記者会見で、尖閣諸島沖の中国漁船衝突事件をめぐる官房長官と国土交通相の責任について、「官房長官の方が重い。一連の事柄について、責任を問われてしかるべきではないか」と指摘した。与党に推されて選ばれた議長が閣僚の責任に言及するのは異例で、波紋を呼びそうだ。


その理由として、西岡氏は「(中国人船長の)釈放時に仙谷氏は首相臨時代理だった。これは大きな違いだ」と強調した。ただ、責任の取り方に関しては、一般論とした上で、「本来閣僚は自ら責任を取るべきであり、野党から不信任を突き付けられてどうこうするのは、政治家としていかがなものか」と述べるにとどめた。  (2010/11/16 時事通信)



◇中国漁船衝突をめぐるビデオ映像流出事件で、捜査当局が神戸海上保安部の海上保安官を逮捕しない方針を決めたことについて、自民党内は「官房長官の影がちらついている」(幹部)との見方がもっぱらだ。保安官が逮捕されなくても、国土交通相の政治責任は免れないとして、徹底追及する方針だ。


自民党の参院幹部は15日、「役人の説明を聞いて公判を維持できないと悟った官房長官が判断したのではないか」と指摘。党三役の1人は「ここまでやっておいて逮捕しないなんて、ポピュリズムもここに極まれりだ」と酷評。幹事長は国会内で記者団に「中国人船長を釈放しておいて保安官を逮捕したらまた人気が下がると思っているのか」と皮肉った。


ただ、海上保安官が当初想定された国家公務員法(守秘義務)違反容疑で問われない場合でも、自民党は一定期間、海保内で映像が閲覧できる状況にあったとして厳しく追及する方針。石原氏は「国交相は厳重に管理しろと指示を出していると思っていたが、(共有フォルダーへの)アクセス制限とか一切なく不十分な対応だ」と批判した。  (2010/11/15 時事通信)