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Kobby loves 埼玉&レッズ

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格好は悪くても(9/9日本対ガーナ)

2009-09-10 21:49:06 | ワールドサッカー
昨日の日本対ガーナ戦、勝ちましたが、課題はたくさんあります。確かに、短い時間で3点を叩き出した攻撃陣にはある程度評価を与えたいですが、守備陣は少しアフリカのチームの身体能力を甘く見ていたのではと、ちょっと苦言も言いたくなります。

長友のPK献上は少し不運な面もありました。しかし、後半にガーナが日本の守備陣の裏を狙った単純なボールで、あそこまで簡単に抜け出されていいのかと思います。特に中澤がかわされた2点目は完全に油断で、Jリーグと同じ感覚でやってしまったのではと思います。

ただ、この試合はW杯に置き換えれば、最初の2戦でどれだけ勝ち点を取れるかという絶好のシミュレーションです。南アフリカは外出はできなそうで、今回より環境面ではきついでしょうが、パンがばさばさだったり、違う環境に置かれているという共通点はあります。

そんなチャンスを生かしたいという気持ちは、日本代表は持っていたようです。この試合、もし負けたら最初の2戦を連敗してあっさり終わってしまったフランスW杯と一緒になってしまいます。また、ガーナの置かれた状況も日本には幸いしました。

ガーナはプレビュー記事にも書いた通り、W杯出場を決めたばかりです。しかもその試合はガーナのアクラで行われていましたから、移動も挟んでいます。日本代表がW杯出場を決めた直後の試合は、内容的に最悪だったカタール戦でした。

それを考えると、この試合は引き分けではなく、勝ち点3が欲しい試合でしたが、1-3の状況から本当に逆転できるとは思っていませんでした。ただ、あのオランダの激しいプレスと比較すると、ガーナの中盤は緩く、ボランチの位置ではほとんどプレッシャーが掛かっていませんでした。

それが、誰もが予想していなかったベテランのヒーローを生むことになります。稲本は今回、完全に長谷部の控えの扱いで、この試合に出られただけでも幸運という立場でした。しかし、そんな稲本は今回2点に絡む大活躍です。

そんなヒーローが出た以上、日本のサッカーも捨てたものではないと実感します。層も厚くなり、海外で活躍する選手も増えました。そんな日本サッカーの底力が、今回の格好はあまり良くない勝利に結び付いたと思います。
コメント (2)
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