今の西武ライオンズのエースは、渡辺監督も認めるように涌井秀章投手であることは間違いないと思います。年齢はまだ23歳ですが、既に最多勝の経験もあり、決め球もスライダーという武器を確立しています。それを感じたのは、去年の日本シリーズでした。
その年、涌井の成績は10勝11敗と負け越していました。しかし、渡辺監督は迷わず第一戦の先発に涌井を指名しました。次の世代の西武を引っ張っていくのは涌井と決めた理由もあるでしょう。日本シリーズでは第一戦と第五戦に先発して1勝1敗と役目は果たしました。
ただ、涌井は、去年の日本シリーズの活躍で全国区に名乗りを挙げた岸とは違って、北京五輪、WBCと二度の日本代表の経験がある、既に全国区の投手です。代表では中継ぎが主と、先発完投型の涌井にとっては不完全燃焼だったかもしれませんが、これからの日本を支えていく投手の一人と思います。
涌井の高校時代は、横浜高校で現ロッテの成瀬投手と2枚看板と言われていました。成瀬が先発して、途中から涌井が出てくるパターンが多かったですが、当時の涌井の投球を見て、松坂の投球に似ているという感想を持ちました。このレベルの投手が途中から出てくる横浜高校の選手層に驚きました。
涌井は西武にはドラフト一巡目で入団しています。当時からボールの速かった涌井はすぐにでも一軍という期待もあり、一巡目で消えるのは必然の投手でした。そのあたりは、西武の歴代エース(東尾、渡辺久信、工藤、西口、松坂)すべてとバッテリーを組んだ経験のある伊東監督がうまく育てたと思います。
涌井の課題は、よく3ボールになり、無駄な球数が多いことです。先日のロッテ戦では7回で156球を投げてしまい、同点の状況ながら代えざるを得なくなりました。これが少ない球数で抑えられれば、常に先発完投を狙える投手になるはずで、そのあたりはまだ成長の余地はあると思います。
パリーグはダルビッシュ(日本ハム)、田中将大(楽天)ら若くしてリーグを代表するような投手が目白押しです。涌井もその中の一人ということは間違いありません。将来的には次のWBCでエース格になるくらいのインパクトを期待したいです。
その年、涌井の成績は10勝11敗と負け越していました。しかし、渡辺監督は迷わず第一戦の先発に涌井を指名しました。次の世代の西武を引っ張っていくのは涌井と決めた理由もあるでしょう。日本シリーズでは第一戦と第五戦に先発して1勝1敗と役目は果たしました。
ただ、涌井は、去年の日本シリーズの活躍で全国区に名乗りを挙げた岸とは違って、北京五輪、WBCと二度の日本代表の経験がある、既に全国区の投手です。代表では中継ぎが主と、先発完投型の涌井にとっては不完全燃焼だったかもしれませんが、これからの日本を支えていく投手の一人と思います。
涌井の高校時代は、横浜高校で現ロッテの成瀬投手と2枚看板と言われていました。成瀬が先発して、途中から涌井が出てくるパターンが多かったですが、当時の涌井の投球を見て、松坂の投球に似ているという感想を持ちました。このレベルの投手が途中から出てくる横浜高校の選手層に驚きました。
涌井は西武にはドラフト一巡目で入団しています。当時からボールの速かった涌井はすぐにでも一軍という期待もあり、一巡目で消えるのは必然の投手でした。そのあたりは、西武の歴代エース(東尾、渡辺久信、工藤、西口、松坂)すべてとバッテリーを組んだ経験のある伊東監督がうまく育てたと思います。
涌井の課題は、よく3ボールになり、無駄な球数が多いことです。先日のロッテ戦では7回で156球を投げてしまい、同点の状況ながら代えざるを得なくなりました。これが少ない球数で抑えられれば、常に先発完投を狙える投手になるはずで、そのあたりはまだ成長の余地はあると思います。
パリーグはダルビッシュ(日本ハム)、田中将大(楽天)ら若くしてリーグを代表するような投手が目白押しです。涌井もその中の一人ということは間違いありません。将来的には次のWBCでエース格になるくらいのインパクトを期待したいです。