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ジーコ監督時代の代表

2009-09-15 20:17:53 | ワールドサッカー
先日、ロシアリーグのCSKAモスクワが、元日本代表監督のジーコ氏を解任しました。プロ監督として欧州CLに出る面白さは、ベスト8に入ったフェネルバチェ(トルコ)時代にたっぷり味わったはずで、今からACL以上を争うことが難しいJリーグの監督になる可能性は低いと思いますが、ちょうど思い出すきっかけになったので、ジーコ監督時代の日本代表を振り返ってみたいと思います。

ジーコ監督が就任した2002年当時は「規律のトルシエ、自由のジーコ」という言葉がマスコミを賑わせます。あの当時の代表は、中田英寿、中村俊輔、小野伸二、稲本の豪華な4人で中盤を構成して、攻撃に関しては彼らの自由に任せても日本の攻撃は機能するだろうというのがジーコ監督の狙いでした。

監督の個性は練習に現れるというのが私が10年以上サッカーを見てきた経験です。トルシエ監督は試合前のアップの練習でさえ、フラット3の形に先発メンバーを並べてパス回しの練習をさせていました。オシム監督は実戦主義で、試合前に紅白戦をやる監督は初めて見ました。

ジーコ監督の練習は、その自由というキーワード通りのものでした。さすがにGKだけは真っ先に出て、GKコーチの決めた練習を整然とこなしますが、フィールドプレイヤーはピッチに出る時間だけは決まっていますが、自分の好きな方法でアップしていいことになっていました。

最後のブラジル風体操だけは全員集合してさせましたが、このやり方で大丈夫か多少心配になります。ただ、そんなジーコ監督は、解任の危機を迎えると救世主が現れて、ロスタイムにゴールを決めてくれる、引きの強さがありました。

そうやってアジア予選は突破できたジーコ監督でしたが、海外組というだけで無条件で使ったり、一回国際大会で結果を残した選手はたとえ直前のリーグ戦で不調でも使うといった、少し不可解な采配もありました。

また、親善試合ならわかりますが、結果を出さなければならないW杯本番でスタメンを予告してしまったのは耳を疑いました。豪州のヒディンク監督でなくても、3バックを予告した相手には3トップを当てようということはわかるはずです。

本来ならば、史上最強世代の予定だったW杯ドイツ大会を3試合で終わらせてしまった監督というイメージは今でもあります。
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