今日のACL全北戦は敗れ、映像も途中からしか見ていないので分析は後に回し、4-1で勝利したライオンズのネタから、今季抑えに復活した増田達至選手を取り上げます。増田は社会人野球のNTT西日本在籍当時から抑えで、ドラフト1位で指名した西武は最初から中継ぎか抑えにするつもりで採った投手だと思います。
その期待には比較的すぐに応えてくれました。新人の2013年シーズンから、途中で一軍に上がり7回を抑えるリリーフとして出番を得ます。増田の場合、短いイニングしか投げない代わりに、ストレートが最速152km出る剛腕で、最初の頃は制球に不安があったものの勝ちパターンの継投の一角に入ることに成功します。2015年の田辺監督時代に、8回増田、9回高橋朋巳という勝ちパターンの継投に適応し、72試合登板と40ホールドで最優秀中継ぎ投手になります。
もっとも、増田は中継ぎや抑えにしては防御率が良くないシーズンが多いです。ストレートとスライダーという、比較的球種の少ない投手ということで配球を読まれるため、打ち込まれるときは大量失点することもあります。解説の松沼雅之氏が「抑えは防御率より成功数を重視したい」とかばっていますが、通算防御率も3点台です。
安定して50試合近くに登板できるタフさが売りの増田ですが、去年は試練のシーズンになりました。抑えでスタートしたものの打ち込まれて、防御率は5点台で二軍に落ち、ショックもあって投球練習ができず二軍の練習場で走っているという時期も経験します。去年はストレートの球速が落ち、140km台前半まで落ちていたのが原因でした。シンプルな投手なので、球威の落ちはもろに結果に跳ね返ってきます。
しかし、今季は売り物にしていたストレートの球威が戻ってきました。安定して147km以上が出ていれば、勢いである程度抑えられます。今季抑えに予定していたヒースの乱調で抑えに復帰し、今日3セーブ目を挙げることができました。まだまだ、今日対戦したロッテの下位打線が相手なら、格の違いで抑えられます。
打たれることもあるでしょうが、増田の場合夏場でも平気なスタミナがあります。彼の場合は試合数で評価したい、そういう「いて当たり前」の結果を是非とも残して欲しいものです。
その期待には比較的すぐに応えてくれました。新人の2013年シーズンから、途中で一軍に上がり7回を抑えるリリーフとして出番を得ます。増田の場合、短いイニングしか投げない代わりに、ストレートが最速152km出る剛腕で、最初の頃は制球に不安があったものの勝ちパターンの継投の一角に入ることに成功します。2015年の田辺監督時代に、8回増田、9回高橋朋巳という勝ちパターンの継投に適応し、72試合登板と40ホールドで最優秀中継ぎ投手になります。
もっとも、増田は中継ぎや抑えにしては防御率が良くないシーズンが多いです。ストレートとスライダーという、比較的球種の少ない投手ということで配球を読まれるため、打ち込まれるときは大量失点することもあります。解説の松沼雅之氏が「抑えは防御率より成功数を重視したい」とかばっていますが、通算防御率も3点台です。
安定して50試合近くに登板できるタフさが売りの増田ですが、去年は試練のシーズンになりました。抑えでスタートしたものの打ち込まれて、防御率は5点台で二軍に落ち、ショックもあって投球練習ができず二軍の練習場で走っているという時期も経験します。去年はストレートの球速が落ち、140km台前半まで落ちていたのが原因でした。シンプルな投手なので、球威の落ちはもろに結果に跳ね返ってきます。
しかし、今季は売り物にしていたストレートの球威が戻ってきました。安定して147km以上が出ていれば、勢いである程度抑えられます。今季抑えに予定していたヒースの乱調で抑えに復帰し、今日3セーブ目を挙げることができました。まだまだ、今日対戦したロッテの下位打線が相手なら、格の違いで抑えられます。
打たれることもあるでしょうが、増田の場合夏場でも平気なスタミナがあります。彼の場合は試合数で評価したい、そういう「いて当たり前」の結果を是非とも残して欲しいものです。