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Kobby loves 埼玉&レッズ

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選手の「語学」

2010-04-27 18:49:15 | ワールドサッカー
ある年のさいたまシティカップで浦和がバルセロナ(スペイン)と対戦したとき、点を取った選手はほかにいたのですが、ヒーローインタビューに呼ばれたのは途中出場のスウェーデン代表FWラーションでした。普通に考えたら「なんで?」と思いそうな人選ですが、私は理由はすぐにわかりました。

その理由は、英語を話せる選手がラーションしかいないからです。基本的に南欧の国民は外国語が苦手なタイプが多く、イタリアやスペインに行くと旅行者レベルでも言葉の壁を感じます。

これと比べると、初めて下り立ったスウェーデンの首都、ストックホルムはまるで英語圏でした。確かにスウェーデン語という言語はあり、駅の案内板などは小さく書いてある英語しか読めませんが、人に話しかけると面白いように英語が通じます。

スウェーデンの場合、どうやら旅行好きの国民性らしく、欧州各地を巡るために英語を話せるそうです。高福祉国家として名高いスウェーデンの教育レベルも高いのかもしれません。

その傾向は他の北欧諸国にも共通しており、ノルウェー人の清水FWヨンセンもヒーローインタビューは全て英語です。ヨンセンの場合、32歳まで国内リーグのローゼンボリでプレーして、初めての海外が日本だったのですが、英語が話せればなんとかなるという気持ちもJリーグ入りを決めた理由かもしれません。

昨年、フィンランド代表が来日したとき、マスコミに囲まれたのはかつてバルセロナでもプレーした、世界的選手だった大ベテランのリトマネンでした。インタビューを聞いた訳ではないので断定はできませんが、彼もおそらく英語が話せるからマスコミを集めた可能性が高く、国際的な選手になるには語学は重要と思われます。

日本人で語学力が売り物の選手といえば、今はJ2草津にいる広山でしょう。パラグアイ、ポルトガルなどでプレーしましたが、素早くスペイン語を習得してチームに溶け込みました。中田英寿もイタリア語を理解できますし、それも成功の理由かもしれません。
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