小網神社blog

東京・日本橋に鎮座する強運厄除の神さま・東京銭洗い弁天の社 小網神社のブログです。

厄除は節分まで?

2014年02月02日 | 小網神社教学
明日は節分ですが、広いくくりでは、この日までを「お正月」の期間と捉えられてきました。
当神社では豆まきは行っていませんが、参拝の方に「福豆」を差し上げています。
「福豆」は午前8時から、社頭にてお分けいたします。
数に限りがございますので、無くなり次第終了とさせていただきます。何卒ご承知置きください。

さて、「厄除祈願は節分までに行うものですか」と、電話でお問い合わせの方が多くいらっしゃいます。
「厄年」は、「数え年」で勘定した一定の年齢の方を対象に、かかる一年間のお祓いをを行うものですから、お早めにお受けいただくことをお勧めしていらっしゃる方が多いのです。

もともと我が国には「ゼロ」という概念がありませんでした。
「ゼロ」とは「無」を意味します。この哲学は、キリスト教やイスラムなどが説く、「主」が天地を創造した宗教などに起因しています。
簡単にいえば、キリスト教でいう「GOD」は、「無」から「有」を生み出した御存在なのです。
しかし古事記、日本書紀などの神話には、「天地創造神」は登場されません。
古事記は、天と地が分かれたときにお生まれになった神様として「天御中主神」様がお生まれになっていますが、天地が開かれた自然現象のあとに神様がお産まれになっていらっるのです。
つまり神道の神様は、自然の中からお生まれになっているのです。
神道が「自然宗教」といわれる由縁もそこにあります。
古代ヨーロッパにおける神話を「天地創造神話」とするなら、我が国の神話は「天地開闢(かいびゃく)神話」と分類されています。

ですから、人間も生まれてすぐに「1歳」と考えました。
そしてお正月を迎えるにあたって国民が一斉に一つ年を取る、との考えが「数え年」の根本にはあるのです。
大晦日に生まれた人は翌日二歳になるわけです。
現在は満年齢が一般化し「ゼロ歳○○カ月」という言い方をしていますが、昔は母胎にいる間を「ゼロ歳」と考えていたということです。

ところで現代社会においては、さまざまな「一年」という概念が存在します。
「満年齢」では誕生日、「年度」では4月1日、企業や法人などでは、決算日を境にすることもあるようです。
「厄除」の概念は、「数え年」を基本としておりますが、現代社会において様々な「年」の概念があることから、当神社では、一年を通して厄除祈願を承っております。
ですから、節分を過ぎても「強運厄除祈願」を行っておりますので、どうぞお気軽にお問い合わせください。



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