小網神社blog

東京・日本橋に鎮座する強運厄除の神さま・東京銭洗い弁天の社 小網神社のブログです。

知らずに犯した罪

2013年06月09日 | 小網神社教学

本年も「夏越の大祓」の季節を迎えました。

神道は、「祓いの宗教」といわれるほど、罪穢の自覚と、それを祓い清めることを重要視します。

通常、祭典や御祈祷の前に「修祓(しゅばつ)」という儀式を行います。お祓いのことばには、「もろもろの禍ごと、罪穢あらんをば、祓え給い清め給え…」等と唱えますが、ここでは知らず知らずに犯した罪を清め、祓うことを目的としています。

わが国古来の罪悪感では、知らずにおかした罪は、その内容にもよりますが、大方、この祓いによって免罪されると考えてきました。しかし、無知であっても罪は罪であることに違いありません。

人として生きていること自体、他の生物の犠牲の上に生かされています。つまり生きることは、常に罪を犯し続けるということなのです。

そこで罪穢れの自覚が、祓えの中では常に要求されているといえます。

 


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