小網神社blog

東京・日本橋に鎮座する強運厄除の神さま・東京銭洗い弁天の社 小網神社のブログです。

堂々男子は…。

2014年07月19日 | 小網神社教学
「堂々男子は死んでもよい」とは明治三十一年、岡倉天心が創設した日本美術院の院歌の一節だそうです。

天心の弟子には、横山大観、菱田春草、下村観山、木村武山がおり、いずれも近代日本画を築き上げました。

天心は、芸術と娯楽の相違を、そのもののために命を捧げられるものが芸術であり、捧げられないものが娯楽であると説いたそうです。

即ち、命を捧げてもなお悔いざるもの、命以上の価値を芸術の中に見いだす精進努力を、弟子たちに説いたとも理解できます。

この一節から、男女の区別なく、人の一生において、堂々命をかける「とき」をしっかりと見定めなければならないと感じます。

何かに命を燃やすところには、充実感や時間を超越した輝いた瞬間があるはずです。

これこそが、日々是好日の心境であり、御祈祷などの祝詞の中でも表現される「今日の生日の足日」でしょう。


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