小網神社blog

東京・日本橋に鎮座する強運厄除の神さま・東京銭洗い弁天の社 小網神社のブログです。

心の浄化は他への施しから始まる。

2012年03月01日 | 小網神社教学
昨日の予想外の大雪に戸惑った方も多かったかと存じます。
神道では祭りに際し、修祓(しゅばつ)を行います。
修祓の主旨は、罪穢(けが)れを取り除き、神さまに向かうということにあります。
罪とは、「み」を「つつむ」もの、即ち人が本来持っている「善」を包んでしまうもので、要するに「我欲」です。
穢とは、「気」が「枯れる」ことといわれています。気とは、生成する力で、これが枯れたり弱ったりしてしまう状態です。
つまり我欲を抑え、生成する力を高めることがお祓いの本義といえましょう。
神さまに対するのに、人は善なる心と、生成する力を高まらせることが重要なのです。

 欲深き 人の心と 降る雪は 積もるにつけて 道を忘るる

昨日の雪ではないですが、我欲を抑えることは難しいことです。
せめて、我欲を抑える努力がその第一歩で、その実践は他への施しがその初段階といえましょう。


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