芸術家は、ハングリーな生活の中から、名作を生むと言われます。
ハングリーとは、物質面精神的の両面がありましょう。ハングリーと一言でいっても、その内実は広く深いものです。
個人は、他人と共生する中で、他在を意識し、他との比較の中で、自らの欠乏点や欠乏感を認識するものです。
そして、それを満たしたいという、当然の思いを持つようになります。これが、「やる気」の源でしょう。
人聞は、自我と自立の確立の過程で、真の欠乏感を意識し、真の「やる気」が生じるものです。
一人の人間は、家族・友人等と、何らかの心の交い、あるいは支えられた関係で生きています。しかし、自我の確立や、自立することは、その人自身が自らで決断し、行動することです。
自分にとってよりよき自我の確立と、よりよき自立を求める時、欠乏感を満たす「やる気の旅」は、「日々充実の旅」となるに違いないでしょう。