石原都知事が辞意を表明し、新党結成と国政復帰を明言しました。都政の延長に国政があるという、80歳の戦いはまだまだ終わりません。
「人生は修行である」、と先代の宮司は説いていました。「世のため、人のために尽くせ」とも。
この目標実現の上に立った各々の人生は、まさに苦しみと戦いの連続でしょう。この心、この気持あってこそ、一個の人間と認めているのが神道ともいえます。
東京の母体は江戸。江戸っ子の心意気とは、質素でさっぱりしていて、思いやりや助け合い、協調協力、共存共栄、地域優先等々の考え方がその中心にあります。神道のことばと重ねると、江戸の伝統や心意気は、神道そのものであるといっても過言ではないと思います。
苦しみに堪えて、江戸・東京の各地域の発展を築いた先輩たちに、後輩でもある我々は、何と答えてよいのでしょうか。石原氏の行動に、改めて自問自答の毎日です。