小網神社blog

東京・日本橋に鎮座する強運厄除の神さま・東京銭洗い弁天の社 小網神社のブログです。

内に眼を閉じて 心眼を開け

2014年03月16日 | 小網神社教学
ゴーストライターや論文の改竄等、残念なニュースがお茶の間を賑わしています。

ところで昔は食事の際、食卓に乗るお料理を心ならず粗末にすると、年配者にに「勿体ない。そんなことをすると、バチがつぶれる」と注意されたました。
しかしこの種のお説教は、現在の家庭では、なかなか浸透し辛いようです。
子供たちの中には、「バチなんてあるわけがないじゃあないか」と注意を茶化してしまいます。

ただ、よく考えると、お年寄りのかの注意は、なかなか意味深いように思われます。
何故かというと、お年寄りのいわれるバチとは、人の心の眼をさしているからです。
そんなお行儀の悪いことをすると、心の眼が不自由になり、心なき人になってしまいますよ、とのことなのです。
人はすべからく、自らには心眼を聞き、人の心を失うような姿にならぬ厳しさを持つべきなのです。
神道では、すべてのものは神の所産であり、神霊が宿るとされます。
一粒のお米もまた、神の恵みです。大切にいただかなければならないということです。

お天道様がみている、という言葉が古来ありますが、世にはばから様々な不正は、心眼を持って自らで律すべきものなのです。

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