たびびとの写真帳

*小さな旅の思い出写真集*

旅先・散歩中の心に残る写真が中心です。
旅の思い出・滝・風景・花の写真など。

「粟又の滝」(千葉県)

2019年07月04日 | 写真

 房総の紅葉名所、関東で最も遅い紅葉名所として知られる「養老渓谷」は、奥地は夷隅郡大多喜町、小湊鉄道「養老渓谷駅」からすこし奥までは市原市になっていて正確な境界線は千葉県民でもなかなかわかりにくい。推測では養老渓谷温泉郷あたりが境目になっていて、「養老渓谷観光協会」には市原市・大多喜町がともに関わっている。温泉地から更に奥のこの房総最大規模の滝「粟又(あわまた)の滝」がある地域は大多喜町になる。

 「養老川」は大多喜町から市原市を流れて東京湾に注ぐ。「粟又の滝」はその養老川にかかる滝で、写真でわかるように滑らかな岩盤の上を流れ落ちている。一般的に「滝の分類」といえば、直瀑・段瀑・分岐瀑・潜流瀑・渓流瀑などがよく使われていて、漢字の意味からだいたいどのような形態の滝かが推測できる。「粟又の滝」は「渓流瀑」に近く、または別の種類の「滑(なめ)滝」にも近いのではないかと思う。「滑滝」とは文字通り滑らかな岩盤上を滑るように流れ落ちる滝のことをいう。直前の記事の「濃溝の滝」は人工の滝(=「川廻しの滝」)で、これは自然の滝の分類には含まれない。またこれらの分類以外にも様々な姿の滝があって、正確な滝の分類はなかなか難しい。


 
粟又の滝の最上部。とても滑らかな岩盤の上を水が流れ落ちている。

コメント    この記事についてブログを書く
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする
« 「濃溝の滝」(千葉県) | トップ | 「万代の滝」(千葉県) »

コメントを投稿

写真」カテゴリの最新記事