2018.2.25 撮影
栃木県湯西川温泉郷では3月4日までかまくら祭りが開催されている。「落人の里」湯西川がにぎわう季節で、各所にある駐車場も一日中混みあっている。この里の歴史を物語る展示物が豊富な多くの「古民家」が並ぶ「平家の里」にも大小のかまくらがあちこちに見られる。
夕刻からの無数の「ミニかまくら」の灯りが幻想的で美しい。
2018.2.25 撮影
栃木県湯西川温泉郷では3月4日までかまくら祭りが開催されている。「落人の里」湯西川がにぎわう季節で、各所にある駐車場も一日中混みあっている。この里の歴史を物語る展示物が豊富な多くの「古民家」が並ぶ「平家の里」にも大小のかまくらがあちこちに見られる。
夕刻からの無数の「ミニかまくら」の灯りが幻想的で美しい。
2018.2.25 撮影
日光国立公園「五十里湖」(いかりこ)に架かる第三セクター野岩(やがん)鉄道鬼怒川会津線の鉄橋は「道の駅湯西川」のすぐ前にある。ちょうど湯西川温泉郷でかまくら祭りが開催されているので、そちらへ向かう途中で運よく撮影することができた。ちいさな冬の旅の思い出の一枚になった。
2018.2.16
朝から晴れ間が広がり、「るり沼」の彼方にはっきりと磐梯山を望むことができた。
「磐梯山」(会津磐梯山):元は円錐形の火山であった磐梯山は今でも噴火警戒レベル1の活火山で、写真のように山頂部は二つの峰の間が大きく陥没した形状になっている。これは明治21年(1888年)の大噴火(水蒸気爆発)によるもので、山体は大きく崩壊し、北側の集落が埋没して死者477名をだす大災害となった。南には国内で四番目に大きい猪苗代湖が広がり、北側には桧原湖をはじめ数多くの湖沼群が連なっているが、それらの湖沼群はこの大噴火によって形成されたもので、磐梯山周辺は長い年月を経て美しい大自然に包まれた景勝地となった。
「こもれび」
雪が舞う裏磐梯五色沼探勝路「るり沼」の畔で撮影中、急に右手の空が明るくなり
凍てついた水辺に木漏れ日が差し込んで氷がきらきらと輝いた。
青い沼の美しさに目を奪われてしゃがみ込んだり背伸びしたり、縦横にカメラを構えているうちに、頭上の枝についた大きな雪の塊が目に入った。この雪をまともに被ってしまったら困ったことになる。足元だけではなく頭上にも気をつけなければいけない。
何度もシャッターを切りまたふと見上げると、この雪の塊がまるで白熊の親子のように見えてきた。忘れられない思い出の一枚になっている。この後スノーシューのおかげで雪深い沼の畔まで下りて行き、青い沼の写真をたくさん残すことができた。
福島県裏磐梯「五色沼自然探勝路」西の入り口付近にある「柳沼」と「母沼」のうち、母沼の水面は水辺のほんの一部を除いてほとんど氷結していなかった。裏磐梯の湖沼群では最大の広がりのある「桧原湖」は完全氷結し、湖上にはワカサギ釣りテントや小屋がたくさん見られる。この小さな沼がなぜ氷結しないのか不思議な気がする。
その理由は、この土地が磐梯山の麓で温泉が多く、氷結していない沼の底からは温水が湧出しているためだといわれる。
沼の中に横たわる朽木にも雪が積もり、おもしろい自然の造形を楽しむことができた。
上の写真とは別の位置からの「母沼」の雪景色
桧原湖畔の磐梯東都バス「裏磐梯高原駅」バス停は雪に埋もれていた。
道路脇は除雪による高い雪の壁になっているが、冬季休業中の「裏磐梯物産館」の駐車場は
幸い除雪されていた。ここが五色沼自然探勝路トレッキングコースの西側入り口になる。
道脇の雪上に小さな動物の足跡を見つけた。
2018.2.16 (福島県裏磐梯「五色沼自然探勝路」にて)
「ツルアジサイ(蔓紫陽花)」つる性のアジサイで山地に自生する。樹木などにまきついて高さは15~20mにまで達し、6~7月頃に開花する。裏磐梯の雪深い道沿いのあちこちで冬枯れのツルアジサイをみかけた。また開花期にも訪れたいと思う。
2018.2.2(金): 千葉に大雪注意報が発令され、めったにないことだが先週に続いて再び「大雪」となった。門前の雪かきを終えてから南部の「鹿野山(かのうざん)」(*標高379mで愛宕山408mに次ぐ房総では二番目の山)へ向かって車を走らせた。鹿野山頂上付近にある「九十九谷(くじゅうくたに)展望公園」は、東山魁夷画伯が出世作「残照」のイメージを膨らませた房総の絶景地点として知られている。「残照」が1947年第3回日展で特選となり、以後風景画家としての道を歩むこととなった。
鹿野山の下部にはほとんど雪が見られなかったが、中腹からは辺りがまるで雪国のような景色に変わった。登山道脇の木々にも重い湿雪が積もり枝が折れそうなほどに道上に垂れ下がっていた。坂を上がるにつれて一面に濃霧がたちこめ見通しはまったくきかなくなった。
展望公園に着くまでの狭い道で何度も除雪車とすれちがいやっとのことで駐車場に着いた。
雪は降り続きあたり一面が濃霧でかすんで幻想的な景色が眼前に広がっていた。
展望公園内には人影は見えず 踏み跡もない。すぐ目の前でもかすんでしまうほどの濃霧。
左方はるか南方へと無数の峰が連なる九十九谷の景色はまったく見ることはできなかった。
公園内の木々の枝にはすべて雪が着いて美しい「雪の花」の景色を楽しむことができた。
先週ほどは南岸低気圧が発達せず、強風が吹き荒れなかったのが幸いだった。
春を待つ「ミツマタ(三椏)」の花つぼみもすっかり雪に包まれていた。