たびびとの写真帳

*小さな旅の思い出写真集*

旅先・散歩中の心に残る写真が中心です。
旅の思い出・滝・風景・花の写真など。

「ハクウンボク」と「サンザシ」の白い花

2021年04月29日 | 植物・花


(写真:上下2枚は千葉市都市緑化植物園で撮影 4/27)

「ハクウンボク」(白雲木)の花

エゴノキ科エゴノキ属の落葉高木(樹高~15m)
国内では北海道から九州までの山地に自生する。
花はエゴノキに似ているが葉はかなり大きい。
エゴノキの葉は指くらいの大きさで見分けができる。

白い花が満開になると白雲のようにも見えることから
「白雲木」と名づけられた。





「サンザシ」(山査子)の花

バラ科サンザシ属の落葉低木で樹高は約2m
英名:メイフラワー(花期は5~6月) 中国原産

秋になると実は赤・黄茶色に熟れる。
種子と果肉は健胃、整腸剤として利用される。


「ヒトツバタゴ」の花満開

2021年04月28日 | 植物・花



「ヒトツバタゴ」 別名「ナンジャモンジャ」の木
(千葉市都市緑化植物園にて撮影)

国内では長野・愛知・岐阜・九州に分布する。
公園などの植樹を除きなかなか見ることができない。

モクセイ科ヒトツバタゴ属の落葉高木

千葉市内では中央区の青葉の森公園、都市緑化植物園
 の二ヶ所で例年5月上旬に満開の木を見ることができる。

ともに自宅からは往復散歩60分、自転車で20分ほどで
前掲の「ハンカチノキ」とあわせて
毎年欠かさず出かけて撮影するのを楽しみにしている。






別名の「なんじゃもんじゃ」は、この木を初めて見た人々が
「この木はなんじゃ?」「なんじゃろ?」
などと言ったことから残った呼び名だといわれている。






花房の細長い純白の花びらがきらきら光って美しい。

花ことば:「清廉」


「ハンカチの木」満開 

2021年04月27日 | 植物・花



「ハンカチノキ」(千葉市都市緑化植物園にて撮影)

毎年千葉市中央区の「都市緑化植物園」を散策し
「ハンカチノキ」を見るのを楽しみにしている。
この植物園には二本のハンカチの木がある。

「参考」:以前には同じ中央区内「青葉の森公園」内にある
 ハンカチノキの写真を投稿したこともあるが、台風被害で
  枝が大きな被害を受け養生中で、まだ「花」の数が少ない。





「ハンカチノキ」:ミズキ科ダビッド属の落葉高木
属名は19世紀に中国雲南省でこの木を発見した
  フランス人神父ダビディアさんの名にちなんでいる。






ハンカチが風に揺れているかのような大きな純白の「苞」

*ダビディア神父はパンダの発見者としても知られている。


「オオアマナ(大甘菜)」咲く頃

2021年04月24日 | 植物・花


撮影場所 「泉自然公園」(千葉市若葉区野呂町)

「オオアマナ(大甘菜)」:ユリ科オオアマナ属の多年草
英名:「ベツレヘムの星」(Star of Bethlehem)
「ハナニラ」などもこの名で呼ばれることがある。
(*ユリ科のほかにキジカクシ科とも表示される。)

ヨーロッパ南部原産で草丈は20cm 花期は4月~5月
花の色は白一色で花径は約3cm。葉は細長い。

 モミジの新緑も美しい散策路脇の木陰に群生していた。





泉自然公園の水辺の草地にも群生し見事に咲き揃っていた。
緑豊かな自然公園の池をめぐる散歩道脇で毎春見られる。

*花言葉:「純粋」「潔白」「無垢」「才能」
*誕生花:4月1日 5月3日など




* 最初は「ハナニラ」と書きましたが訂正しました。
 その後調べて「オオアマナ」だとわかりました。
「ハナニラ」は花びらの幅がもっと広く、花の色も
 青、ピンクなど多彩だということもわかりました。
  *長年ずっと「ハナニラ」だと思い込んでいました。😢

「小手毬」と「天道虫」

2021年04月21日 | 花と昆虫

(千葉市都川水の里公園で撮影)

「コデマリ(小手毬)」バラ科シモツケ属の落葉低木
開花期:4~5月中旬頃   中国から渡来

小さな花が丸く集まり手毬のように咲くことから名づけられた。
枝は弓状に垂れ下がる。活け花、茶花としても利用される。

花言葉:「友情」   4月2日の誕生花
 




「手毬」のつく花で似た花が他にもある。

「オオデマリ(大手毬)」 と 「ヤブデマリ(藪手毬)」

どちらも純白の花房をたくさんつけ似通っている。

「オオデマリ」はその名のとおり花房がかなり大きい。

また「ヤブデマリ」は中くらいの大きさといえるが
この二種の植物分類はバラ科の「コデマリ」と異なり
スイカズラ科ガマズミ属の落葉樹となっている。





「コデマリ」の花咲く散歩道





新緑がきれいなイロハモミジの木陰に咲くコデマリの花





ふと見ると、コデマリの小さな花房にテントウムシが!!
近寄らずに望遠レンズでのぞいてみると・・・
夢中でとても小さな花の蜜を吸っていてかわいらしい。

これは初めてのシャッターチャンス!
手ぶれしないように一脚を使い慎重に撮影した。

大きな七つの黒い斑点が目立つ「ナナホシテントウ」
各種のテントウムシの中でもいちばん人気がある。

だがこの種だけは体液が有毒で天敵の鳥たちが食べない。

ところが「アブラムシ」を好んで食べてくれるので
人間にとってはありがたいことに「益虫」となっている。

*清楚なコデマリの花とかわいいナナホシテントウ*

この日のカメラ散歩ではとても楽しい出会いがあり
新緑に包まれてさわやかなひとときを過ごすことができた。


植物園カメラ散歩ーIII 

2021年04月17日 | 植物・花


「ムベ」の花 (*千葉市都市緑化植物園内で撮影)

「ムベ」:アケビ科ムベ属のつる性植物で日本原産。

*<「アケビ」との違い>*

①「実」:熟すとアケビは大きく裂けるがムベは裂けない。

②「花」:アケビの白い雄花は小さくて数が多いが、雌花は
濃い紫色で数が少なく、簡単に見分けることができる。

一方ムベの花は全部白っぽい色で見分けが難しい。
微妙だが雌花のほうがやや大きくて雄花は小さい。

③「アケビ」も「ムベ」も「雌雄同株で雌雄異花」の仲間。

*<「ムベ」の名の由来>*

その昔天智天皇がでかけた先のある老夫婦が
「ムベの実」を献上したところ、それを食した天皇は
「むべなるかな」と礼を言った。

 *その言葉には「なるほどこのような良いものを食して
  いるから、年老いても元気ではたらいているのだな。」
 という意味が込められていたという言い伝えがある。





「フレンチラベンダー」の花
(*千葉市都市緑化植物園内で撮影)

とてもきれいでハーブとしても人気が高い薄紫色の花
開花時期は5~7月
無数にあるシソ科の植物で原産地は地中海沿岸

鎮痛・坑うつ・消炎・防腐・殺菌など多くの効能がある。
そのさわやかな香りは精神的なストレスも癒してくれる。




「ウラシマソウ」の花

新緑の頃山あいを歩いていると道端の草むらの中に
この一見不気味な植物を見かけることがよくある。

大きなマムシが鎌首をあげているかのようにも見える。
更に、鎌首からは長いひも状のものが上に伸びている!
この奇妙な植物の姿から浦島太郎の釣り竿の糸を連想し
「ウラシマソウ(浦島草)」と命名されたという。

(*DIC川村記念美術館庭園林間散策道で撮影)

*[参考]* 実はこれとよく似た植物が他にもある。

それは「マムシグサ(蝮草)」で、聞いただけでも怖い。
一つだけ記憶しておけば簡単に見分けることができる。

*「マムシグサ」には花序から上に延びる「ひも」がない。





「アツモリソウ」の花

この花もなんともいえない不思議な形をしている。

*<この花の名の由来>*

その昔の源平合戦で、平氏の武将「平敦盛」が
背後から弓で背中を射抜かれないように
大きく膨らませた防具を背負ったといわれる。

その武具の形とこの花の形がよく似ていることから
「アツモリソウ」の名がつけられたという。

(*千葉市都市緑化植物園内で撮影)






「ジュウニヒトエ」の花

DIC川村記念美術館庭園で撮影)

林間散策道や奥の庭園散策道脇などに多く見られる。

「ジュウニヒトエ(十二単)」:シソ科キランソウ属の多年草
日本固有種で本州・四国に分布する。
開花期は4~5月で草丈は15~20cm

*<この花の名の由来>*

花の姿を宮中の女官などが着る十二単に見立てて
その名がつけられたという。


植物園カメラ散歩ーII 

2021年04月16日 | 植物・花


「ハナズオウ(花蘇芳)」(樹高は2-6m)

紫色がかった紅色が一般的でよく見られる。
マメ科ハナズオウ属の落葉低木で花期は4月。





「シロバナハナズオウ(白花花蘇芳)

白花のハナズオウは珍しく見かけることが少ない。






「トキワマンサク(白花)」と「ベニバナトキワマンサク」

マンサク科トキワマンサク属の常緑小低木
4~5月上旬に開花。樹高は3~6m





「ヒトリシズカ(一人静)」の白い花(上下二枚)

センリョウ科チャラン属の山野草
白いブラシのような花が特徴で草丈は10~30cm





毎年千葉市都市緑化植物園で見るのを楽しみにしている。






大木の根元に群生していた「ニリンソウ(二輪草)
キンポウゲ科イチリンソウ属の多年草。

一本の茎が二股に別れその先に一輪ずつ花をつける。
一輪がまず開花し、もう一輪はしばらくはつぼみで
二輪の開花には時間差があるのが特徴。





「ナニワイバラ」の白い花

バラ科バラ属の常緑つる性植物で垣根で育てられる。
純白の花びらはまぶしいほどでよい香りがする。


植物園カメラ散歩 - I 「黄色い花」

2021年04月14日 | 植物・花
 
「キエビネ」 (*エビネランの一種で黄花)

**千葉市都市緑化植物園にて(4/11 撮影)


植物園は花盛り。カメラ散歩には最適の季節になりました。
花の数が多く、いつものような詳しい説明はしないで
ごく簡単に花の名とひと言を付記することにしました。





「キジムシロ」(*とても小さな草花でも「バラ科」です。)





「ヤマブキ」(*バラ科で八重咲き山吹です。






「ヤマブキ」 (*よく見かける一重咲きの山吹です。)





「ラミウムガリオプドロン」の花

*これはこの植物園でしか見たことがない珍しい花です。






「カロライナジャスミン」(*花も根茎なども有毒で要注意。)

背景のピンク色のボケは遅咲きの八重咲き桜「カンザン」





「ヤマブキソウ(山吹草)」

(*上の山吹は「低木」で、こちらは「草」です。)


サギの営巣始まる。

2021年04月13日 | 千葉県



千葉市若葉区千城台西 「千城台野鳥観察園」 にて

毎年サギ類の集団営巣地観察を楽しみにしている。
例年5月に入るとこの営巣地がにぎやかになる。
「シラサギ」(ダイサギ・チュウサギ・コサギ)を中心に
「アオサギ」や「ゴイサギ」など多数の野鳥が集まる。







今年は4月中旬で早くもサギたちの営巣が始まっていた。
ほとんどの巣ではまだ雛の誕生は見られないが
望遠レンズで観察すると雛の姿がほんのわずかに見える。

この春は桜などの開花も例年よりかなり早くなった。
どうやら気温も上がって営巣も早まったように思える。







*この写真では左側中段に一羽「アオサギ」が飛んでいる。

「ダイサギ」「チュウサギ」「コサギ」の見分けは難しい。
大きさだけではなかなかすぐに見分けられないのだが
今年は写真つきのわかりやすい案内看板が出された。

一例では、「ダイサギ」の眼の周りには青い色が見える。
このことだけで望遠レンズで見るとすぐにわかる。
また「ゴイサギ」は一度覚えればひと目でわかる。
ありがたいことに野鳥たちのことがよくわかるようになった。


「参考」: 昨年の記事 「野鳥の楽園」 2020.5.26 更新
この記事には各種野鳥の営巣写真を多く載せています。

「ウワミズザクラ」(上溝桜)

2021年04月11日 | 植物・花


「ウワミズザクラ」:バラ科サクラ属の落葉高木

約15cmの長さの花房に白い花をたくさん咲かせる。
北海道・本州・四国・九州の山野に自生する。
果実は長さ6~7cmの卵型で先は尖り
熟すと赤い色から黒色に変わる。
この実を焼酎に漬けると紅色の果実酒になるという。
色もきれいでとても美味しいらしい。
樹高は約20mで白い花に包まれていてよく目立つ。

*花言葉:「持続する愛情」

実はこの樹木はこれまで一度も見たことがなくて
「ウワミズザクラ」の名も聞いたことがなかった。

(**何の木かまったくわからず丁寧に写真を撮り
 帰宅後ウェブ検索でやっと見つけだしました。)





樹木の根本で花房に近づいてゆっくり眺めた。
透き通るような純白の小さな花が無数に咲いている。
房の付け根から先のほうへと順に咲いていくらしい。

小さな小さなつぼみもかわいらしい。
蜜が多いのか虫たちがたくさん飛び回っていた。






カメラ散歩のおかげでまた一つ新しい花を発見した。
自宅から遠くないので毎年忘れずに見に出かけたい。
サトザクラと同じくソメイヨシノが咲き終わる頃
この「上溝桜」は咲き始めるにちがいない。


「セイヨウシャクナゲ」(西洋石楠花)

2021年04月09日 | 植物・花



「西洋石楠花」:ツツジ科 ツツジ属の常緑花木
花期は4月~5月で樹高は50cm~5m
欧米で育成された園芸種を総称して呼ぶ名前。
花が大きく色鮮やかで5000種以上もの品種がある。


**日本国内に生育する原種のシャクナゲ**

シャクナゲの原種は高山植物で
高山の岩場などに自生する。
高山のシャクナゲは西洋石楠花ほど大きくなく
色合いもそれほど多種で鮮やかではない。

*「アズマシャクナゲ」:東北地方~中部地方の高山帯
*「ハクサンシャクナゲ」:北海道・本州・四国の高山帯





花は純白でつぼみが濃いピンクの西洋石楠花


「シャクナゲ」の花ことば: 「威厳」 「荘厳」
原産地: アジア
「石楠花」誕生花:4月26日 5月8日・15日






春の七草「ホトケノザ」

2021年04月06日 | 植物・花





「ホトケノザ(仏の座)」:別名サンガイグサ・ホトケノツヅレ
シソ科オドリコソウ属の野草で花期3~6月。草丈30㎝前後

セリ ナズナ ゴギョウ  ハコベラ ホトケノザ  スズナ スズシロ これぞ七草

春の七草を覚える「五七五七七」の名句が忘れられません。
「仏の座」は葉の形が仏様の台座のように見えることから。

春真っ盛りで、野辺を歩くとどこにでも群生している野草。
畑、田んぼのあぜ道、道端、川岸・・・いたるところに!

花はたしかに「オドリコソウ(踊り子草)」にそっくり。
実はこの花をそっとつまんで引き抜いて下の部分を吸うと
とても甘い蜜が出てきます。昆虫も群がっています。
子どもの頃に吸ったことはありませんか?

畑の中だとたしかに除草がやっかいな「雑草」ですが
よく見るととてもきれいで楽しい春の野草です。


千葉市動物公園カメラ散歩 (III) 

2021年04月05日 | 千葉県


広々とした千葉市立動物公園内にはソメイヨシノをはじめ
多くの種類の桜がきれいに咲き揃っていました。
この桜は「サトザクラ」の一種「カンザン」









「エドヒガンザクラ」や「オオシマザクラ」などの
古くからの「原種」をもとに生まれた数々の園芸種は
600種類以上もあるということでとても覚え切れません。
この濃いピンクの「サトザクラ」はよく見かける種です。





山間でよく見かける落葉高木ブナ科「クヌギ」の花









淡いピンクの丸い八重咲きのサトザクラ「フゲンゾウ」









たしかに花の真ん中からひげのような緑色の雌しべが!





「フゲンゾウ」の葉は緑色ではなくて茶色っぽい色!






5月になると山間で多く見られる「ヤマツツジ」の花

動物園内でもあちこちに咲いています。





散策道脇の花壇に咲いていた可憐な「クリスマスローズ」





ゆっくり時間を過ごしモノレール「動物公園前駅」から千葉駅へ

千葉市動物公園📷散歩 (II)

2021年04月04日 | 千葉県


ペンギンたちが一か所に集まってじっとしています。
時間は午前11時40分頃

青い扉の前におとなしく並んでいます。
飼育係の人が扉を開けてくれるのを待っているようです。
ランチタイムが近いことがわかっているのでしょう。





まだ若いキリンが首を伸ばして若葉を食べています。





美しい姿をした「シロオリックス」

ウシ科オリックス属で北アフリカに広く分布。






子どもたちが大好きなカンガルー





貫禄十分のゴリラ君が新鮮な草を食べています。

園内がとてもきれいに整備され、ライオンを始め
動物の種類も昔よりかなり増えているようです。
多くの動物たちに久しぶりに会えて心が和みました。


動いた!ハシビロコウ!(千葉市動物公園散歩 I)

2021年04月02日 | 日記

4月2日 千葉市動物公園にて撮影

「動かない鳥」として有名な「ハシビロコウ」
 実に久しぶりに千葉市内の動物公園へでかけた。

 かつて何度も孫たちとでかけて眺めたものだ。
 でもこの鳥が動いた写真は一枚も残っていない。

今日は足取りも軽く見事に大股で歩いてくれた!!

上下二枚の写真はとても貴重な記録になるだろう。









以前はいつ見てもこの姿勢で動かなかった!