たびびとの写真帳

*小さな旅の思い出写真集*

旅先・散歩中の心に残る写真が中心です。
旅の思い出・滝・風景・花の写真など。

花の美術館のハロウィーン (千葉市)

2016年10月28日 | 写真

    館内アトリウムガーデンの中心にお菓子の家があり自由に中に入って記念撮影もOK。

 

 

 

キノコのイスに腰かけて絵本を読んで過ごしたり・・・ 

  

 

 ヘンゼルが魔女に閉じ込められる檻で、お菓子の家と同じように子どもは自由に出入りできる。

 

この仮装コーナーの衣装は自由に着用して記念撮影など楽しみ使用後は同じ場所に戻すことになっている。

 

「フォックスフェイス」: ナス科・ナス属の一年草でブラジル原産。7~9月に紫色の花を咲かせ、10~12月に黄色の実をつける。花の名そっくりにキツネの顔に似ている。生け花や観賞用に利用されるが食用にはならない。中庭にもたくさんあるフックスフェイスには、サインペンでキツネの顔が描かれていて楽しい。 

 

 

 

  「花の美術館」=「山陽メディアフラワーミュージアム」 千葉市美浜区高浜7-2-4 Tel.043-277-8776

                     HP: http://www.cga.or.jp/flower/   「ハロウィーン展示」(10/12~30)

 館内アトリウムガーデンではハロウィーン特別展示でグリム童話「ヘンゼルとグレーテル」の物語の世界をイメージした展示が行われている。お菓子の家を中心にその周囲のいろいろな季節の花々の展示が美しい。館内の一角には「仮装コーナー」が設けられていて、大人用・子供用のハロウィーン衣装を自由に着用して館内での展示を背景にして撮影を楽しむこともできる。使用後は同じ場所に戻せばよいことになっている。

 前庭にはコスモスの花などが満開で、中庭にもきれいな花がたくさん咲いている。中庭を眺めながらの落ち着いた雰囲気のイタリアンレストランでの休息も楽しい。ハロウィーン展示期間終了後は、毎年恒例の「フローラルクリスマス」の特別展示が行われることになっている(期間は11/15~12/25)。(詳細はホームページ参照)

 

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思い出の写真 ⑨ 「幻の湖」

2016年10月25日 | 写真

 

 

 

 

 

 2011/10/17 撮影 「幻の湖ー小田代湖」 : 5年前の2011年9月に超大型台風12号が日本を直撃した。北関東でも数日間豪雨が続き、奥日光小田代ヶ原に水が溜まり「幻の湖・小田代湖出現」という情報が知れ渡った。「貴婦人」でも有名な人気の撮影地「小田代ヶ原」が湖に変わり毎日多くのカメラマンが押し寄せているということですぐにでも飛んで行きたい気持ちだったが、なにかと忙しい最中でなかなか出かけることが出来ずいらいらしていたことが今でも忘れられない。

 10月中旬になってすこしゆとりができたので、まだ「幻の湖」は見られるかどうか観光協会に問い合わせたところ、なかなか水が引かないということだった。いうまでもなく水没状態があまり長く続くと貴重な湿原植物が被害を受けてしまう心配がある。翌朝未明に千葉を発って奥日光へ向かった。朝霧の時間には間に合わず残念だったことを覚えているが・・・なんと、眼前にはいつもの「草もみじ」の草原風景とは別世界の「幻の小田代湖」が広がっていた。聞くところによると、4年ぶりの「小田代湖」で「今回は以前よりも水量がずっと多い」ということだった。小田代ヶ原周回の木道の下まで水が溜まってかなり広々とした「湖」となっていた。

 風が強く水面が波立っていてシャッターチャンスが少なかったが、時々風が収まる瞬間をじっと待ってシャッターを切り続けた。HDに保存しておいた多くの写真データのうち何枚か取り出してゆっくり眺めているうちに、このブログには古い写真はほとんど載せていないので、「思い出の写真」⑧(4月17日更新記事)の続きでここに記録することにした。とてもなつかしい撮影記録である。

 今日あたり小田代ヶ原・貴婦人はやや盛りを過ぎた紅(黄)葉と草もみじに包まれていることだろう。

 

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早朝植物園散歩 10/23

2016年10月23日 | 写真

  ひんやりとした気持ちの良い朝の空気をいっぱいに吸い込みながら、まだうす暗いうちに家を出て近くの千葉市都市緑化植物園へ向かった。今バラ園には四季咲きのバラがあちこちに咲いている。上品なピンク色のバラがきれいに咲いているのを見かけて足を止め、最初に一枚撮影した。

 「プリンセスチチブ」:(英名:Princess Chichibu) 1971年英国でJ. Harkness が作出した品種で四季咲きのバラ。 花径は約11cmで微香性。故秩父宮勢津子妃殿下に捧げられたバラ。

 

  「オオキツリフネ」(大黄釣船): 水路脇に黄色の「ツリフネソウ(釣船草・吊舟草)」の群落があり、今満開になっている。名札には「オオキツリフネ」となっていたが、たしかに普通の「キツリフネ」の倍くらいの大きさの花をたくさん咲かせている。植物図鑑で調べてもこの名は出てこないので、めずらしい品種だと思う。またすぐ近くには、比較的小さな花が葉の下に隠れるように咲く「ハガクレツリフネ」(葉隠れ釣船)というこれもめずらしそうな名のツリフネソウも咲いている。

 

 「トレニア」:コンクリート製の花壇の杭のすき間に根を張って育っているトレニアを見つけた。アジア・アフリカ原産のじょうぶな花で、花期は4月~11月でとても長い。強健で真夏にも次々と花を咲かせる。一年草で冬には枯れたように見えるが、こぼれ種でまた春になると同じ場所に芽吹き育てやすい。花の色は青、紫、ピンク、白と多種で最近では園芸種で黄色の花もあるという。

 

 「チェリーセージ・ホットリップス」:(別名サルビアホットリップス、オータムセージ)シソ科・サルビア属でメキシコ、アメリカ南部原産のハーブの一種。花期は5月~11月と長い期間楽しむことができる。花の色は、赤、ピンク、赤白混合の三種類。高さは50ー100cmになる。葉は甘いフルーツの香りがして防虫効果もあり病害虫の心配はない。じょうぶで見栄えがするので、庭や玄関先、鉢植えなどいろいろ楽しめる。特に写真の赤・白ツートンカラーの花を咲かせる種はかわいらしく人気がある。

 

  背景の茶色は落葉の色。ずいぶん遅れて咲いている紫陽花が一房・・・。もちろん園内にたくさんある紫陽花の株はすっかり剪定済みで他には花は一つも見当たらない。剪定を免れたこの枝は株のいちばん下のほうから遅れて伸びてきてやっと花芽を出したのだろうか。いわゆる「狂い咲き」の花は時々見かけることがあるが、深秋の紫陽花は一度も見たことがない。真ん中の小さな花がいくつか咲き終わり変色し始めているが、まだしばらくの間、ひょっとすると晩秋の頃までこの色合いで、散歩する人たちを楽しませてくれるのではないかと思う。

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「セイタカアワダチソウ」

2016年10月22日 | 写真

 

 「セイタカアワダチソウ(背高泡立草)」:キク科・アキノキリンソウ属で北アメリカからの帰化植物。明治時代に渡来しもともと観賞用に栽培されていたが、昭和になって戦後の荒廃地や野辺に全国的に急速な広がりを見せ大群生するようになった。

 長い間花粉症の原因になっているとして嫌われ「害草」扱いされてきたが、実はこの草の花粉は少なくしかも重くて風で飛ばされることはなく、昆虫が花粉を運ぶことがわかってきた。更に「セイタカアワダチソウ」は地下茎を伸ばして繁殖することも判明した。今では花粉症は「スギ」や「ブタクサ」などに代表される樹木や草の大量の花粉が風で飛ばされて空中に漂い人がそれを吸い込んで発症することはわかっているのだが、セイタカアワダチソウが繁茂している野辺を散歩していると、花粉症にはなったことのない自分でもいまだになんとなく花粉をたくさん吸い込んでいるような気がして足早になってくる。

 実に気の毒なことに、セイタカアワダチソウは長い間「害草」という「濡れ衣」をきせられてきたということになるが、更に驚いたことに、養蜂業者にとっては貴重な「蜜源」植物でもあり、またヨモギやショウブなどと同様に「薬草湯」「入浴剤」にも利用されるようにもなってきている。香りがよく、保湿効果もあり肌にもよいという。更にアトピー対策、浄血、胃腸病にも効果があり漢方薬としても使われているそうだ。もっと驚いたことに、てんぷらにして食用にもなるということである。

 「セイタカアワダチソウ」がハーブ園の紫色の「アメジストセージ」に混じって咲いているのを眺めながら、なかなかきれいな花だな、と感じてカメラを構えた。 

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6年前の奥日光紅葉風景

2016年10月20日 | 写真

奥日光小田代が原「貴婦人と草もみじ」 2010/10/12 撮影 

 

 奥日光湯ノ湖畔にて 2010/10/12 撮影

 

奥日光竜頭の滝にて 2010/10/12 撮影

 今日は北海道は札幌、旭川など平野部でもこの後寒冷前線の通過で初の積雪となる予報が出ている。平年よりも一週間以上も早い。一方西日本から関東にかけては「夏日」に戻り、25℃を超える所が多いという。やはりどう考えても異常気象としか言いようがない。千葉でも朝から日光がまぶしく昨日までの服装ではとてもだめな暑さとなっている。予報では明日からはまたすっかり平年並みの気温になりそうだ。

 この秋はなにかと忙しく、昨年までのような各地への紅葉撮影旅にはまだ一度も出かけられないでいる。もやもやしながら時々過去の記録写真を呼び出して記憶をたどったりしている。思い切り6年前に遡りこれまでいちばん旅に出た回数の多い奥日光の紅葉写真をHDから抜き出してみた。6年前といえば、フィルムカメラからデジタル一眼レフカメラに買い換えてまだそれほど間もない時機だったと思う。使い方もまだまだよくわからずとにかくたくさん撮って帰ろうという感じであちこち動き回って撮影していた。

 一枚目は、観光客、カメラマンが多く集まる奥日光「小田代が原」の「貴婦人」(広々とした湿原の彼方に一本だけ見えるすっきりとした姿の白樺の木の愛称)と手前の「草もみじ」風景である。だいたい10月中旬ごろから紅葉が見頃になる所なので、今年も今頃はきっと秋色鮮やかな景色となっていることだろう。

 二枚目は奥日光最深部の「湯ノ湖」畔で撮影した紅葉風景でこの辺りが奥日光でも一番早く紅葉が始まる所となっている。今日あたりはもう向こう岸ももっと色づきが進んでいることだと思う。

 三枚目は湯ノ湖に次いで色づきが早い竜頭の滝で、今日もこの写真と同じくらいには紅葉が進んでいるのではないかと想像できる。実は日光にはあちこちに滝が多くて、この頃から滝の撮影に夢中になり始めたのを記憶している。まだ滝の撮影の仕方などまったくわからず、ただ普通の風景写真のように紅葉の美しさにだけ目を奪われてシャッターを切りまくっていたものだ。流れる水の表情をどのくらいのシャッタースピードで撮影したらよいかなど考えもしなかった。撮影データをチェックすると、この写真のシャッタースピードは1/60秒となっていた。水の表情がなんだか味気ない。思えばその後いろいろと試行錯誤を重ねて、三年後にはPLフィルターやNDフィルターを使い、超スローシャッターでも水の白さが白飛びせず撮影できるようになってきた。趣味の世界も奥が深くいろいろと勉強しなくては喜びが湧いてこない。大事に記録(データ)を残しておくとこのように瞬間的に過去をたどることができて楽しい。

 

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佐倉ふるさと広場再訪(千葉県佐倉市)

2016年10月19日 | 写真

 

 

 

 

 *佐倉ふるさと「広場コスモスフェスタ2016: 三つ前の記事の写真を撮影した10月12日にはコスモスの咲き具合が5分咲きくらいだったので、快晴となった三日後の15日に再び出かけた。この日にはコスモスはもう8分咲きくらいになっていた。コスモスフェスタの開催期間は23日までなので、この週末に大変な人出になるのではないかと思われる。車で出かける場合はできるだけ早い時間に着くようにしないと駐車場所を見つけるのはきびしいと思う。 前の記事でも記したが、今年はキバナコスモスの割合が増えて、濃淡ピンク、赤紫、白、黄、オレンジと花の色合いが豊かでとてもきれいなすばらしい眺めである。

 四枚目の写真は、オランダ風車と並びこの印旛沼畔のシンボル的な存在となっている四本のポプラを左奥に配して撮影した。               

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「ヤマトシジミ」(蝶)

2016年10月16日 | 写真

 

 「ヤマトシジミ」(大和蜆): チョウ目・シジミチョウ科の小さな蝶。体長は9-16mmほどで早春から晩秋にかけて成虫で見られる。北海道を除き東北から沖縄まで広く分布する。国内で広く見られるので「ヤマト(大和)」、翔の裏面がシジミ(蜆)貝の模様に似ているので「シジミ」と名づけられた。身近によく見られるかわいらしい蝶で、翔の表面は、オスはきれいな光沢ある水色だがメスはやや褐色がかった地味な色合いになっている。写真の翔の裏面は雌雄ともに灰色地に黒い斑点模様が見られるのが特徴となっているが、これもメスのほうはやや茶色がかった色合いで翔を閉じていても見分けができる。写真はメスの「ヤマトシジミ」である。

 同じシジミチョウ科に属する30種以上の中で、「ゴマシジミ」、「ルリシジミ」、「クロシジミ」はやはり翔の裏面に黒い斑点があり翔を閉じているときはよく似ている。「シジミチョウ図鑑」で探してよく比較しないとなかなか一目見て区別するのは難しい。

 不思議なことにこれまで「シジミチョウ」は一度もブログアップしたことがない。この種のチョウはじっととまっていてくれる「セセリ蝶」と比較すると動きが早くて撮影するのに苦労することが多いせいかもしれない。小さなチョウでこれまで何度かブログアップした「セセリ」蝶は黒い大きな目がかわいらしいが翔の色は濃い目の茶色で地味である。それと比較すると「シジミ蝶」は翔の色がカラフルで、特に「ベニシジミ(紅蜆)」は文字通り翔に紅色の模様が目立ちごく普通に目に留まる蝶である。

 「ヤマトシジミ」がとまって吸蜜している白い花は野菊の一種「ノコンギク」で、左奥に「ホトトギス」の花とつぼみが映っている。

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「キバナコスモス」と「テントウムシ」

2016年10月15日 | 写真

 「キバナコスモス」; キク科・コスモス属の一年草。花期は6月から11月までで暑さに強く長い間咲き続けている。原産地は熱帯アメリカで、日本へは大正時代初期に渡来したという。草丈は30-100cm。濃淡オレンジ色、黄色の花を次々と咲かせる。秋には普通のコスモス(秋桜)と同時に楽しめる。

   *花言葉: 「絢爛」    *10月2日の誕生花

 

 「ナナホシテントウ(七星天道)」: 甲虫目・カブトムシ亜目・テントウムシ(天道虫)科。 体長は5~8.5mm。成虫は春先から晩秋ごろ(3月から11月)まで見ることができる。北海道から沖縄まで日本全土に分布している。写真でわかるように首のすぐ下に黒い斑点模様が一つあり、真ん中の列に左右二つずつ、一番下の列には左右一つずつ、合計七つの斑点模様があることからこの名がつけられた。首のすぐ下に斑点があるテントウムシは他にはいないので、これだけでも見分けることができる。種類の多いテントウムシの中でももっともよく見かけるなじみ深いテントウムシである。成虫のままで越冬するのが特徴的で、春早くから活動を始める。さらに大きな特徴は、「ナナホシテントウ」は「肉食性の昆虫」で幼虫・成虫ともに「アブラムシ」を捕食することから、とてもありがたい代表的な「益虫」といわれている。さらにルックスもとてもかわいらしいのでもっとも愛されている昆虫である。いろいろな歌に登場するテントウムシもこの種であることはまちがいない。 

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佐倉コスモスフェスタ 2016 (佐倉市)

2016年10月13日 | 写真

 

 

 

 2016/10/12: *佐倉コスモスフェスタ開催中(10/23まで)* 昨日はこの秋初めてのさわやかな秋晴れとなった。印旛沼畔の広々とした佐倉市ふるさと広場では50万本といわれる色とりどりのコスモスがだいたい5分咲きといったところで、これから期間中ずっときれいな眺めが楽しめそうだ。今年はキバナコスモスの数がすこし増えたように感じられた。

 昨年は13日にでかけて最盛期のコスモスを撮影したが、今年はまだすこし早いようで期間中にもう一度でかけてみたいと思う。今回は初めてオランダ風車の内部に入り一階、二階を見学した。オランダの風車と同じ造りの内部構造がよくわかり、オランダ風車の写真、ミニチュア模型の展示なども楽しい。とりわけ二階スペースには初めて見るオランダ製自転車がずらりと展示されていた。オランダではアムステルダムを中心に自転車の普及率がとても高いということだ。

 [参考]:千葉県佐倉市とオランダには深い縁がある。江戸幕府老中であった佐倉藩主堀田正睦は、長崎で蘭方医学を学び江戸で開業していた佐藤泰然(1804~1872)を天保14年(1843年)に佐倉へ招き、城下町に蘭医学塾・診療所「順天堂」を開設した。日本における西洋医学発祥の地となった佐倉市の「城下町通り」には、現在も「佐倉順天堂記念館(史跡)」と「佐倉順天堂医院」が存在している。

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白い花三種

2016年10月11日 | 写真

  今日は秋晴れの一日かと思っていたら・・・朝からずっと厚い雲が空を覆いどんよりしている。スカッとした秋晴れが待ち遠しい。それでも夜明けとともに近くの植物園まででかけた。今日の収穫はきれいな白い花。一枚目は初めて見つけたとてもお洒落な「ホトトギス」で、純白の花びらと雌しべに、先端がなんともいえないきれいな淡い紫色の雄しべの色合いが美しい。「ホトトギス」にもいろいろな種類があるものだ。うるさく飛び回っている蜂などがやってこないうちに急いで撮影しておいた。

 

 「イヌショウマ(犬升麻)」 関東から近畿にかけて分布する山野草。草丈は50cm前後で直立している。10月ごろに花茎の下から上へと純白の花が咲いていくが、小さな丸いつぼみは淡いピンク色をしていてかわいらしい。漢方で使われる「サラシナショウマ」は薬効が多く貴重な山野草だが、「イヌショウマ」は薬効はない。植物の名で「イヌ(犬)」がついているのは「役に立たない」という意味だといわれ、「イヌタデ」「イヌゴマ」「イヌホウズキ」などなど数多い。いろいろと人間生活に役立っている犬には失礼な名のつけかただと思うのだが・・・。特に関東地方では各地で絶滅危惧種に指定されているところが多いといわれるが、害にはならずさわやかできれいな花を咲かせる山野草である。

 

 「スイフヨウ(酔芙蓉)」:早朝なのでまだ白い花が多かったが、この一輪は一部ほんのりとピンク色に変色し始めていた。「酔芙蓉」の花は咲き始めは純白だが、その名のように時間が経つと「酒に酔った」かのように徐々にピンク色に染まり、やがて花全体がピンク色になり終いには濃いピンク色になってしぼんでしまう「一日花」である。だがつぼみは次から次へと出てきてずいぶん長い間花を楽しむことができる。芳香を放つ「キンモクセイ」に劣らず秋が来るのが待ち遠しくなるようなよい庭木だと思う。この花にピントを合わせていたら小さな「チャバネセセリ」蝶が飛んできて花びらにとまってくれた。これはじゃまにはならないかわいい訪問者で、慎重にシャッターを切った。

 歩数計の数字はなかなか増えてくれない早朝カメラ散歩だが、このような花や昆虫との出会いがとても楽しい。   (2016/10/11 千葉市都市緑化植物園にて)

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アザミの花に集まる蝶

2016年10月09日 | 写真

  「メスグロヒョウモン♀」 : 雌雄でまったく翔の色・模様が異なる。写真はメスで翔全体が黒地に白斑模様となっている。「メスグロ(雌黒)」ということから一目で雌雄の区別はできるが、模様はまったく「ヒョウモン(豹紋)」という名にはあたらないものになっている。この黒地に白い紋のあるメスの蝶は一見すると希少な種といわれる「フタスジチョウ(二筋蝶)」にきわめてよく似ている。一方オスの「メスグロヒョウモン」は、翔全体が文字通り豹の体の模様のような茶色に黒い点の「ヒョウモン(豹紋)」となっていて、よく見かける「ツマグロヒョウモン」のオスにそっくりである。

 

  「イチモンジセセリ」:「セセリ蝶」の仲間は体長は18-20mmくらいの小さな蝶で種類がとても多い。見分けるのに苦労することが多いが、写真の蝶がいちばんわかりやすい代表種で、茶色の翔に白い斑点が四つ一文字に並んでいることからこの名がついている。体のわりには大きな丸い黒い目がぱっちりとしていてかわいらしい。ところが、6月や9-10月ごろの幼虫期には非常に困った害虫として知られている。というのは、イチモンジセセリは稲の葉に卵を産み付けて幼虫が葉を食い荒らしてしまうからである。

 

 「ツマグロヒョウモン♀」:街中の公園でもよく見かける「ツマグロヒョウモン(褄黒豹紋)」のメスで、翔の先の黒と白の模様がよく目立っている。オスの蝶は全体が文字通り豹の体の紋様そっくりで、メスのような黒と白の目立った模様は見られない。翔の先(褄)がすこしだけ黒くなっている程度である。この写真の蝶は褄の一部がちぎれてしまっているように見える。

 

 

[参考] 「ツマグロヒョウモン」 オスの写真追加。花は「フジバカマ(藤袴)」 2015/9/20 撮影

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DIC川村記念美術館庭園散策 10/6

2016年10月06日 | 写真

  「ジュウガツザクラ」(十月桜)がきれいに咲きはじめた。ピンク色の小さなつぼみが愛らしい。庭園奥の休憩舎周辺、テニスコート脇など園内に10株はある。十月桜は10月~1月と春先の二度咲きで「冬桜」と同じ季節にも楽しめるが、十月桜は花びらが八重で枚数が多く、冬桜は花びらは5枚の一重咲きなので見分けができる。

 

 

大賀ハス池では、完全に枯れた花茎の上にあかとんぼ「アキアカネ」がとまっていた。 

 

  スイレン池では「ヒツジグサ」が咲き終わり、同じ仲間の可憐な黄色と白の「アサザ」の花が咲いている。

 

  「キキョウ」や「オミナエシ」は早くから咲いていたが、秋の七草の一つ「フジバカマ」も咲き始めている。

 

  スイレン池脇の小庭園で秋色の「ガマズミ」の実が目立っていた。葉も紅葉が始まっている。

 

 野菊の代表種 「ノコンギク」の花

 

白鳥池の脇の酔芙蓉の花がずいぶん前からずっときれいに咲き続けている。まだつぼみも多い。

 

 美術館では9/17~新年1/15まで「レオナール・フジタとモデルたち」と題する特別展が開催されている。

 

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「ヒメクロホウジャク」

2016年10月06日 | 写真

 

  2016/10/6: 今日の大収穫はこの一枚。これまで何度か見かけたものの動きがすばやくどうしてもきれいに撮ることができなかった昆虫の写真をやっと記録に残すことができた。初めて見たときはその姿が信じられないような奇妙な印象で、カメラを構えた手が震えてしまってピンボケばかり。この昆虫の名も何度も図鑑で調べたがわからず、夏の間しばらくはあきらめていた。

 「ヒメクロホウジャク」: チョウ目・スズメガ科に属する。成虫は5月~10月にかけて見られる。日本全国に広く分布する。花にとまらずホバリングしながら花の蜜を吸うハチドリのような蛾の仲間である。翔の動きは目にもとまらないほどの速さでかなりのシャッタースピードでも難しい。一瞬の間で蜜を吸い終わってすばやく移動するので撮影にとても苦労する。いつもの散歩コースの植物園でやっと咲き始めた「ホトトギス」の花に次から次へと忙しく飛び回っていた。

 今日はずいぶん長い時間ウェブサイトの昆虫図鑑を調べ続けてやっと探し当てることができた。大事な記録写真である。

 

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秋の植物園散歩

2016年10月02日 | 写真

白花の芙蓉と彼岸花

 はるか南海上に台風18号が発生し北上している。まっすぐ台湾方向へと進んだ17号とはちがい、どうやら沖縄あたりから東へ向きを変えて九州方面へと進みそうな気配である。また大きな被害がでないように祈るばかりだ。10月になっても週間天気予報では「傘マーク」が多く不順な天候が続きそうだが、さすがに気温だけは少しずつ下がり始めている。気候温暖な房総では紅葉はまだまだ先だが、散歩コースの植物園でも足元には落ち葉や木の実が多くなり秋の気配が漂っていた。

 

  鮮やかなピンクの「フヨウ(芙蓉)」の花が真っ先に目に入った。近づいてカメラを構えると花の中で花粉まみれになった蜂が動き回っていた。一目見てミツバチではなさそうで蜂の種類はまったく見当がつかない。以前蜂の図鑑を調べたことがあったが、とても種類が多くて正確に見分けることはまず無理だと思いながらも、帰宅してからずっと気になってまたウェブサイトの図鑑で調べ始めた。ずいぶん長い時間かかったが、この蜂はたぶん「ツチバチ」の仲間の「キンケハラナガツチバチ」ではないかと思う。

  

 やっと蜜を吸い終わり花びらを這い上がってきた。目線が合った瞬間にシャッターを切った。

「反橋(そりばし)の 小さく見ゆる 芙蓉かな」  (夏目漱石)

  

 「シロシキブ(白式部)」 (別名 「シロミノコムラサキ(白実の小紫)」)

 

 「シュウカイドウ(秋海棠)」: シュウカイドウ科・ベゴニア属

「秋海棠 西瓜の色に 咲きにけり」  (松尾芭蕉)

 

「チャノキ(茶の木)の花」:ツバキ科・ツバキ属 ・・・なるほど白い小さな花は白椿の花に似ている。

 

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