「乙女の滝」(栃木県那須高原の滝):東北自動車道那須塩原ICから板室温泉へ向かい、そこから那須高原への道をしばらく上がっていくと道の右脇によくわかる案内看板が立っているので見逃すことはない。よく整備された駐車場に入り滝の水音を聞きながら急な階段を下りていくと数分で滝下の渓流沿いに着く。アプローチが楽なこともあって季節毎に栃木県へ出かけるときには必ず立ち寄って撮影することに決めている。
滝上の木々の葉が茂る6月になると朝日や雨上がりの日差しが「こもれび」(木漏れ日)となって流れ落ちる水や滝つぼの一部を照らす。その光景が魅力的で条件が良いときにはいつも時間をかけて撮影練習をする。
一枚目の写真は一番右側の流れに木漏れ日が差し、二枚目の写真では滝つぼに近い滝水の一部、右端の岩盤の一部、前景の岩に生えた苔に木漏れ日が差し込んだ瞬間にシャッターを切った。
「乙女の滝」の名は、その流れがとても繊細で美しく乙女の長い髪を思わせることからつけられたという。昨年このブログを始めてまもないころに厳冬期の雪深く氷柱も多く見られる写真を掲載したが、やはり真冬となると道脇とはいっても積雪が深く駐車場へ入るのも容易ではないし、完全に雪に埋もれた急な階段を下りるのも危険なことがある。