たびびとの写真帳

*小さな旅の思い出写真集*

旅先・散歩中の心に残る写真が中心です。
旅の思い出・滝・風景・花の写真など。

「こもれび」

2014年07月16日 | 写真








「乙女の滝」(栃木県那須高原の滝):東北自動車道那須塩原ICから板室温泉へ向かい、そこから那須高原への道をしばらく上がっていくと道の右脇によくわかる案内看板が立っているので見逃すことはない。よく整備された駐車場に入り滝の水音を聞きながら急な階段を下りていくと数分で滝下の渓流沿いに着く。アプローチが楽なこともあって季節毎に栃木県へ出かけるときには必ず立ち寄って撮影することに決めている。

 滝上の木々の葉が茂る6月になると朝日や雨上がりの日差しが「こもれび」(木漏れ日)となって流れ落ちる水や滝つぼの一部を照らす。その光景が魅力的で条件が良いときにはいつも時間をかけて撮影練習をする。

一枚目の写真は一番右側の流れに木漏れ日が差し、二枚目の写真では滝つぼに近い滝水の一部、右端の岩盤の一部、前景の岩に生えた苔に木漏れ日が差し込んだ瞬間にシャッターを切った。

「乙女の滝」の名は、その流れがとても繊細で美しく乙女の長い髪を思わせることからつけられたという。昨年このブログを始めてまもないころに厳冬期の雪深く氷柱も多く見られる写真を掲載したが、やはり真冬となると道脇とはいっても積雪が深く駐車場へ入るのも容易ではないし、完全に雪に埋もれた急な階段を下りるのも危険なことがある。

「龍門の滝」(栃木県)

2014年07月13日 | 写真













「龍門の滝」:同名の滝が九州にもあるがこの写真の滝は栃木県にある。所在地は栃木県那須烏山市滝414番地でJR烏山線滝駅から徒歩5分のところにある。駐車場からは歩いてすぐで苦労はない。昨年2回、今年2回撮影に出かけた。江川にかかる大滝で幅は実に65m、高さは20mである。車で向かっても鉄道を利用してもとても位置がわかりやすい。所在地集落名が「滝」ですぐ近くの駅の名が「滝駅」。ナビで駅名をセットすれば簡単に滝の入り口看板のあたりまで行くことができる。幅65m全面に水が流れ落ちていることはあまりないが、雨の後などに出かけると写真のように圧倒されるほどの迫力がある。

 昨年は夜明けに滝前に着き濃い朝霧に包まれた姿を撮影することができたので、今回も夜中に千葉を発ち朝4時30分ごろ駐車場に到着した。水量はともに雨の後でほぼ同じくらいだったが、今回は朝霧はほとんどみられなかった。

一枚目はほぼ滝の全景写真。二枚目は向かって左側半分くらいの水量の多い部分を撮影。三枚目はちょうど中ほどの岩盤に変化があって流れが美しい部分を拡大して撮影したものである。早朝5時20分前後に撮影した。まだ秋景色を撮っていないので、この秋にももう一度出かけたいと思っている。




雨に濡れるアガパンサス

2014年07月07日 | 写真



 なんといういじわるな天候続きでしょう。一年にたった一日の七夕だというのに・・・。更にひどいことに、7月にしては観測史上類をみないほどの超大型の「台風8号」が沖縄県へ接近し、今週末にかけて日本列島縦断の最悪のコースを進む予報が出されています。いろいろな果物も収穫前で、稲穂も伸びる大事な時期でもあり、このままでは日本中たいへんな被害がでるのではないかととても心配になります。大きな被害がないように祈るばかりです。
 6月からずっと山歩きも沢沿いの滝探しも悪天候でまったくできなくて近くの植物園や自然公園などをカメラ散歩するのがやっとの日々が続いています。梅雨明けが待ち遠しい毎日です。

 アジサイやハスの花がそろそろ見頃の時期を過ぎようとしていますが、どこを歩いてもアガパンサスのすっきりとした立ち姿と涼しげな色彩が眼に入ります。ところどころに白花が混じっていることもあります。雨が降り続ける中、いつもの透明のビニール傘をさして大きな雨粒の垂れ下がるアガパンサスの花びらを望遠マクロレンズを使って撮影練習してみました。

 「アガパンサス」:ユリ科アガパンサス属の多年草で南アフリカ原産。明治時代中期に日本に渡来した。6月~8月頃に花茎を伸ばし球状花序に淡い紫色の花をいっぱいに咲かせる。丈夫な品種で園芸種も多くなり、白花もときどき見かける。その名はギリシャ語の Agape(愛)+ Anthos(花)に由来する。和名では「ムラサキクンシラン(紫君子蘭)」と呼ばれているがラン科の仲間ではない。英名は"African lily"でこれはわかりやすい名になっている。 
   学名 "Agapanthusafricanus"   *花言葉:「誠実な愛」