たびびとの写真帳

*小さな旅の思い出写真集*

旅先・散歩中の心に残る写真が中心です。
旅の思い出・滝・風景・花の写真など。

みなかみ高原スキーリゾートへ 

2020年01月30日 | 群馬県

2020/1/26 撮影 群馬県みなかみ町湯檜曽川の彼方に谷川岳を望む


谷川岳ロープウェイ乗り場への最後の坂道直下にある土産物店の屋根にも雪がない。

 未明に千葉市を発ち50年近くもスキーを続けてきてまだ一度も滑ったことのない谷川岳天神平スキー場へ向かった。この冬はどこも雪が少ないことはよくわかっていたが、上越国境に近づくみなかみ町に入っても道路にはまったく雪がない。谷川岳下の湯檜曽温泉郷辺りにも積雪は見当たらない。湯檜曽川の畔の湯檜曽公園に差しかかった時、左手はるか彼方に真っ白に雪化粧した谷川連峰が美しい姿を現した。迷わず公園の駐車場に入り、しばらく河畔に立って美しい眺めを楽しみながら何度もシャッターを切った。まもなくあの谷川岳直下の天神平で滑ることができると思うと胸が躍った。
 そこからはそれほど時間もかからずロープウェイ乗り場のある6階建てのビルが見えてきた。ほとんど車が見当たらない4階に駐車して6階の切符売り場へとエレベーターで上がって行った。ところが、混みあっているはずの6階はがらがらで人影も少ない。切符売り場に行列もできていなかった。ありがたい絶好のスキー日和にどうしてこんなに空いているのか不思議に思いながらしばらく周りの様子を見ていた時、案内放送が流れた。なんという不運だろうか、この日は早朝からロープウェイが故障でまったく動いていなかったのだった。千葉から群馬県の山奥めざしてひたすら運転をしていたので、途中ホームページでロープウェイ運行状況を調べるようなことは思いもよらなかった。窓口で修理状況を訊ねると、まだ原因がわからず修理は長引いてしまうかもしれないということだった。一時間くらいは待ってみたがなんの進展もなかった。このままだと一日まったく滑らず終わってしまうかもしれないと思い、やむをえず数あるみなかみ高原周辺のスキー場の中で天神平にそれほど劣らない標高があり、上越国境の連山が見渡せる絶景も楽しめる「みなかみ高原スキーリゾート」へ向かい、翌日谷川岳ロープウェイが動いていればもう一度宿からも近い天神平スキー場へ向かうことに決めた。



 ロープウェイ乗り場からまた急な坂を下り、午前中に谷川岳を撮影した湯檜曽川公園駐車場に入り谷川岳を見上げた。日差しの角度も変わってまた一枚目の写真とはまったく雰囲気の違う写真を撮影することができた。



みなかみ高原スキーリゾート四人乗りリフトコース上部からの絶景


 みなかみ高原スキーリゾートはみなかみ町の最深部で、そこへ到達するまでにいくつものスキー場の案内看板を見ながら奥地へと車を走らせる。どこのスキー場周辺も雪は少なく、ほとんど例年のような営業はできないような状況であることがよくわかる。道路の積雪はほとんど見られなかった。かなりの距離を走って都会的な雰囲気の高層ホテル兼スキーハウス前の駐車場に到着した。このスキー場はホテル周辺に家族連れで楽しめる安全なゲレンデもあり子供たちの姿も多い。ロープウェイはないが、最下部からの四人乗りリフトに乗ると下りはとても長く、変化に富んだ中級以上のなかなか骨の折れるコースになる。新潟県との県境の真っ白な山々が見渡せる絶景も楽しむことができる。





 みなかみ高原スキーリゾートのイメージキャラクターにはポケモンキャラクターが採用され、ゲレンデ内のあちこちで孫たちも大好きだったピカチュウをはじめとするたくさんの懐かしいキャラクターと出会えるのが楽しい。

白鳥の郷(千葉県印西市本埜)

2020年01月25日 | 千葉県


 以前はよく通っていた千葉県印西市本埜(もとの)の白鳥の郷へ近くへの用事のついてに立ち寄ってみた。ここはJR成田線小林駅から車で10分ほどの位置で、カーナビでセットもできず初めての時は地図で見てもなかなかわかりにくい。近づいてくるとあちこちに案内表示があるので助かる。毎年1000羽前後の白鳥の群れを見ることができる。11月ごろから2月末ごろまで滞在し、3月になると春一番の南風に乗って故郷のシベリアへ戻っていく。
 平成4年に初めて6羽の白鳥が飛来し、以後長年にわたる地元の「白鳥を守る会」の尽力のおかげで多い年は1000羽を超える白鳥たちが訪れるようになった。(*彼方には成田国際空港着陸態勢に入った旅客機がひんぱんに飛来します。)
 




 白鳥たちは早朝から餌探しであちこちへ飛び立っていく。そして夕刻が近づくと群れになって戻ってくる。朝日や夕日を浴びて飛ぶ姿を撮影するためにこの時間帯には多くのカメラマンが集まる。水が張られた田んぼにはその間もたくさん留守番の白鳥たちが残っている。




 夕刻16時過ぎになると白鳥を守る会の人たちによる「餌やり」が始まる。留守番の白鳥たちは大声で鳴きながら集まってくる。またいろんな方角へ出かけていた白鳥たちもこの時間を楽しみにしてか一斉に戻ってくる。観察したり写真を撮ったりするのはこの時間帯がいちばん楽しい。



 
今年度もまた1000羽を超える白鳥たちが飛来しているそうです。
この日は西空に雲が多くて薄暗く、夕日が差し込む写真は無理でした。

千葉港夕景 1/5

2020年01月06日 | 千葉県


富士山から左方向の伊豆半島沖合いに沈む夕日。右端のシルエットは千葉港入り口の展望塔と停泊する大型貨物船。




 千葉港で夕日を楽しむにはポートタワーの高さ100メートル以上の展望階から雄大な景色を望むことができるが、撮影する場合はガラス越しでスペースも限られるので、港の突端の堤防沿いに三脚をセットする人が多い。




 例年冬場に千葉市海岸線から富士山に沈む夕日を望めるのは2月中旬頃から約10日間で、これから先夕日はだんだんと富士山に接近してくる。富士山の頂上に沈む「ダイヤモンド富士」は2月25日前後となっている。(*秋季は10月18日前後)千葉市では千葉港を中心に夕日を楽しめる海岸線が長く、天気がよければ一週間くらいは少しずつ場所を移動してダイヤモンド富士の撮影を楽しむこともできる。




穏やかな一年となりますように!

2020年01月02日 | 千葉県






「災害列島」の宿命とはいえ、昨年もまた大型台風の襲来などにより国内各地で甚大な災害が多発しました。新しい時代の年頭に際して、今年こそ平和で穏やかな一年となるように祈らずにはいられません。

 写真は本州最南端の地南房総市野島崎灯台(白浜灯台)に近い根本海岸で撮影したものです。海辺の岩の上でたくさんのウミウ(海鵜)が羽を休めています。(*三枚目の写真で遠方に霞んで見える島は伊豆大島)のどかな風景に心休まるひとときを過ごすことができました。
 しかし振り向けば道路沿いの観光・宿泊施設や民家などひどい台風被害で心が傷みます。一日も早く復旧が進むことを祈るばかりです。

 申し遅れましたが、昨年中はたくさんのご訪問をいただきありがとうございました。
 本年もどうぞよろしくお願いいたします。