たびびとの写真帳

*小さな旅の思い出写真集*

旅先・散歩中の心に残る写真が中心です。
旅の思い出・滝・風景・花の写真など。

濃溝洞窟の滝(千葉県)

2013年09月29日 | 写真
           
 

 2013/9/19:房総南部の棚田の撮影にでかけた。その帰り道に君津市の山あいの県道24号を走り、片倉ダム近くの清水渓流広場にある「濃溝洞窟の滝」に立ち寄った。この滝は普通の滝とは姿が違っていて、その名のとおり洞窟の中を水が流れ落ちている。実はこの洞窟は自然の造形ではない。その昔、農業・林業が盛んだった頃、用地を拡大するために崖を掘りぬいて山あいを流れる蛇行した川をまっすぐに流したものだ。
房総半島中部・南部の山あいにはこの「川廻し」の滝が多く残っていて今では周りの自然に溶け込んでいる。
 これまで何度か撮影に訪れたことがあるが、この滝を正面から撮影する時には長靴を携帯して沢の中に入って三脚を立てることに決めていた。ところがこの日は、崖の下からにぎやかな子どもたちの歓声が聞こえてきた。県内の小学校の遠足で子どもたちが大勢滝前の沢に入っているのが崖の上から見えた。こんなことはこれまでになく、めずらしい光景なので急いでシャッターを切った。


*[参考] この滝への道はわかりにくいため君津市笹にある「道の駅ふれあいパークきみつ」電話0439-39-3940にナビセットして向かい、久留里街道R24を走るのがよい。道の駅の1.5km先に立ち寄り湯「濃溝温泉千寿の湯」の看板が見えるとその隣が「清水渓流広場・濃溝の滝」入り口駐車場となっている。そこからは平坦な林道を5分も歩けば滝の水音が響いてくる。

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大正池の朝(上高地)

2013年09月26日 | 写真

 新宿から夜行のバスに乗り夜明けに大正池畔に到着して約6時間のフリータイムというバスツアーを初めて利用してみた。幸い天気はよく、バスの中でも少しは眠れたので、この日は残雪の多い穂高連峰の雄大な景色を楽しみながらゆっくりと上高地カメラ散策を楽しむことができた。昔は涸沢から登って穂高の稜線を歩いたことがあるが、最近はもう写真が第一の趣味になり、頂上を目指すことよりも景色を撮影して楽しむことのほうが中心になっている。大正池の景色で魅力的だった水中の朽木は、昔と比べるとずいぶん少なくなってしまった。今はもう数えるくらいしか残っていない。この日は朝もやも霧もかからず、湖畔の風景は夜明けとしては想像していたものとは違って見晴らしの良い風景写真になったが、これはこれでよい記録写真になっている。
                                          (2013/4/28 撮影) 
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尾白川渓谷の滝(山梨県)

2013年09月25日 | 写真

 山梨県北杜市の尾白川渓谷を登ったのは一昨年の秋、11月5日のことでした。7月30日のブログ開設以来「過去一年間の蔵出し写真」を集めて掲載してきましたが、忘れることができない2年前の秋のこの渓谷の写真だけはどうしても入れておきたいので、この記事に2枚載せることにしました。一枚目は「神蛇滝(じんじゃだき)」で甲斐駒ケ岳からの水を集めた渓流が三段に流れ落ちるなんともいえない美しい滝でした。さらにこの渓谷を流れるエメラルドグリーンの美しい水もとても魅力的でした。かなり登りのきびしいコースですが、できることならまた新緑の季節にでももう一度登ってみたいと思っています。



  
  



 もう一枚は神蛇滝の下流で撮影した「三の滝」の写真です。滝そのものは落差も幅もそれほどなく特にめずらしいものではありませんが、この写真をじっと見つめていると・・・滝の流れの中の岩がまるで「犬」のようで、しかもその頭の上にはっきりと「ハートマーク」が見えてきませんか。この滝の前に三脚をセットして構図を決めようとレンズを通して見た時、「まさか!」とびっくり仰天したのを忘れることができません。帰宅してから写真集やウェブ検索で「尾白川渓谷三の滝」の画像をずいぶん調べましたが、こんなにはっきりとまるで「滝が大好きな犬が滝の水を浴びながら幸せいっぱい」とでも説明できるような画像はどこにもなかったのです。つまり、この日の水量がこれより多くても少なくてもこのような滝の姿にはならなかったということです。また何度この滝を訪ねても、おそらくこんな写真は撮ることはできないだろうと思います。
 自室にも架けてありますが、滝好きの私にとってとても大切な写真になっています。




 
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湿原の夜明け(長野県)

2013年09月24日 | 写真




 長野県八島ヶ原湿原の木道上に未明に三脚をセットして夜明けを待った。ヘッドライトで照らすと木道には霜が降りてキラキラ光っている。晩秋の高層湿原の朝の冷え込みは厳しい。次第に東の空が明るくなり日の出が近づいてくる。この瞬間の緊張感はいつも楽しい。朝日が顔を出す直前ごろから辺りにシャッター音が響き始めた。木道にはかなりの数の三脚が並んでいた。(2012/11/22 撮影)
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もみじの滝(長野県)

2013年09月23日 | 写真



 長野県南佐久郡八千穂高原自然園内の滝。落差はそれほどないがきれいな紅葉の林の中をゆるやかに流れ落ちる渓流瀑。この自然園はとてもよく管理されていて散策道を歩くと白樺林、滝二つ、湖、適度なアップダウンの道と燃えるような紅葉を十分に楽しむことができる。ここから蓼科高原や白樺湖、霧が峰へも近い。 (2012/10/21 撮影)
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「残照」(千葉港)

2013年09月22日 | 写真

 千葉市中心街から車で10分ほどの千葉港「千葉ポートタワー」の展望室からは房総半島、東京湾から富士山まで360度の展望を楽しむことができる。夕日が富士山に接近する時期になるとカメラマンも多く集まってくる。年二回この浜辺やタワー展望室内から「ダイヤモンド富士」を撮影することができる。毎年2月中旬、10月中旬になると夕日が富士山の稜線にかかり前景に千葉港を入れた夕景が人気となっている。
                                        (2013/1/31 撮影)
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豊英大滝(千葉県)

2013年09月21日 | 写真



 前掲の「粟又の滝」に加えて、千葉県の代表的な滝の一つに「豊英(とよふさ)大滝」という名の滝がある。場所は君津市の豊英で房総の秘境ともいえる深山になる。房総にはそれほど高い山もなく(最高峰は「愛宕山」405m)大規模な湧水もないため、山あいにいくつもある滝のどれもみな普段の水量は少なめで、水量が豊かで迫力ある姿は大雨の後などに出かけていかないとなかなか見ることはできない。しかしこの滝は、このアングルからの写真は沢に入ってからでないと撮ることができず、水量が多いときは逆に危なくて沢には簡単には入れない。夏には上段と下段の間に大きな滝つぼがあり、キャンプで訪れた子どもたちが水遊びを楽しむ姿も見られる。(撮影:2012/11/29)
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粟又の滝(千葉県)

2013年09月18日 | 写真

 これまで蔵出しの滝の写真を掲載してきましたが、地元千葉県の滝の写真が一枚もないことに気づきました。千葉県最大の滝で紅葉の名所「養老渓谷」の最深部にある「粟又の滝」の晩秋の写真を一枚アップします。普段はそれほど水量は多くないのですが雨の翌日などはこの写真のように迫力ある「滑滝」(滑らかな渓流瀑)の姿を見せてくれます。房総の紅葉の時期は関東でも一番遅く、見頃は11月下旬から12月上旬になります。房総の秘境ともいえる奥地で道も狭く、紅葉最盛期になるとツアーバスも押しかけ、また鉄道ファンなどに人気の「小湊鉄道」の養老渓谷駅から秋景色を楽しみながらのハイカーも多くたいへんな混雑となります。渓谷沿いの遊歩道もきれいに整備されて観光客やハイカー、カメラマンの列が途絶えることがないほどです。 
                                       (2012/11/29 撮影)
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千ヶ滝(山梨県)

2013年09月18日 | 写真



 山梨県北杜市清里高原には見ごたえのある滝がいくつもある。その中の一つ「千ヶ滝」へはJR清里駅から車なら10分くらいでアプローチは楽だ。八ヶ岳からの水を集めて流れ落ちるこの滝はいつも水量が豊かで迫力がある。滝下へ進むとカメラをゆっくり操作することはとてもできないほど水しぶきが激しい。日差しが強くスローシャッターでは完全に白とびしてしまうので、この写真は1/300秒の高速シャッターでND4フィルターを使用し10mほど下がって前景に緑と黄色い花を配置して撮影した。(2013/5/14 撮影)
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千葉市の初雪

2013年09月17日 | 写真

 2013/1/14の朝、窓を開けると一面の銀世界で急いで仕度してJR千葉駅近くの千葉公園へ向かって撮影した。なにしろ千葉では雪が積もるのは一冬に一度か二度でそれもたいていは午前中に解けてしまう。今年の冬場はこの後一回積雪があり結局雪景色は二回だけで終わった。どうせ千葉公園でめずらしい千葉市の雪景色を撮るならこのポイントでと決めて、千葉市のシンボル的存在でもある「モノレール」と、これもまためずらしい中ノ島の「雪吊り」を画面に入れて撮影することにした。しばらく待っているとモノレールが姿を現わした。これも運がよかったのだが、最新型のとても評判のよいブルー一色の車両だった。手前の池にはたくさんの鴨たちが首をすくめて寒そうな姿でじっとしていた。千葉市の雪景色としてはこれまでで一番雪も多く記録に残しておきたい一枚となった。
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保田海岸ダルマ夕日

2013年09月16日 | 写真
 
2013/1/7撮影:この日の夕刻、千葉県内房海岸の保田漁港の堤防に三脚が並んだ。このポイントで「ダルマ夕日」の撮影をするのは二度目だった。前回は雲が出て失敗。今回も上空は厚い雲で撮影はほぼあきらめていた。中には早々に引き上げる人もいた。隣の人は神奈川県からアクアラインを走ってやってきたということだった。東京ナンバーの車も数台見られた。このままだととても残念な結果になるところだったのだが、あきらめきれずじっと待っていると時間がたつにつれて目標としている「浮島」の少し離れた島と島の間の海面が赤く光ってきた。上空は雲で真っ暗だったが海面の上方だけは雲が切れていて上から夕日が顔を出し少しずつ下へ下りてきた。周りのカメラマンから歓声があがった。これはひょっとするとダルマが見られるかもしれないと期待が高まってきた。そして数分後、予想通りのポイントに夕日が沈み始め、はっきりとした「ダルマ夕日」を初めて撮影することができた。まさに感動の一瞬を経験することができ本当に幸運だったと思う。
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「華厳の滝」岸壁

2013年09月15日 | 写真



 栃木県奥日光の「華厳の滝」は何度となく撮影したことがあるが滝本体を隅に置いてこれほどワイドで撮影したのはこの時が初めてだ。
ポイントは圧倒的な迫力の「柱状節理」の大岸壁。特に向かって右側の岸壁が垂直で高さもあり見ごたえがある。それともう一つ、とてもラッキーだったのだが、上空が天気が良くて真っ青だったところにちょうど良い具合に白い雲が流れてきてくれた。この雲のおかげで画面のバランスがとてもよくなった。自然相手の写真はやはり半分くらいは「運」がつきものだといつも感じる。         (2013/1/17 撮影)
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緑 陰

2013年09月12日 | 写真



湖面に覆いかぶさる新緑の葉陰で一休みする鴨たち。 (2013/5/17:千葉市動物公園「大池」池畔にて撮影)
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「リュウボク」(流木・[竜木])

2013年09月09日 | 写真



ちょっと変わった夕景写真ですが、これは去る5月17日の午後6時28分に南房総館山海岸で撮影したものです。実はこの日、この海岸線からダイヤモンド富士が見られるということで、前景にちょっとアクセントになる岩でも入れて撮影しようと浜辺を歩いていてみつけたポイントでした。なんと岩の上に奇妙な形の「流木」がのっかっていてまるで「竜」のように見えました。タイトルの「リュウボク」は言葉遊びですが、この前景がおもしろくて三脚をセットし夕日が富士の頭に落ちるのをじっと待っていました。結局下のほうの雲やカスミが濃くてダイヤモンド富士は不発に終わってしまいましたが、この日の思い出にと大事にHDに収めてあったのでここに一枚記録としてアップしておきます。
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山里の春

2013年09月04日 | 写真
   
 



 2013/5/3 撮影:連休中に千葉県南部の山あいをドライブしていてふと見かけた景色がとても印象的で車をとめてあたりを散策した。田植え直前の棚田の眺めが美しく、子どもの頃に過ごした田舎の風景がなつかしくなって何枚か撮影した中の一枚。
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