たびびとの写真帳

*小さな旅の思い出写真集*

旅先・散歩中の心に残る写真が中心です。
旅の思い出・滝・風景・花の写真など。

「ハナカミキリ」と紫陽花

2017年06月27日 | 写真

千葉県茂原市「服部農園あじさい屋敷」にて撮影 (2017/6/26) 

 

 

 「ハナカミキリ」:甲虫目 カブトムシ亜科 カミキリムシ科 ハナカミキリ亜科に属する昆虫。体長は10~40mmで成虫は6~9月に北海道から九州・屋久島まで広く見られる。種類はいろいろあるが、みなカミキリムシの仲間になる。写真の「ハナカミキリ」は甲に黄色の帯が四筋、黒い模様が四列見られ、「ヨツスジハナカミキリ」(小さめで体長は10~20mm)または「オオヨツスジハナカミキリ」(大きめで体長は20~40mm)に分類される。他の甲の色合いがとても地味な「ハナカミキリ」よりも「ヨツスジ(四筋)」の模様が目立っていて見つけやすい。写真のハナカミキリはちょうど中間ぐらいの大きさでどちらともいえず、いちばん上の黒模様がなんらかの理由で薄くなっている。また「ハナカミキリ」の名は、特に多種類の花を好み、花粉を食べ蜜を吸っていることが多いことに由来する。また樹液も吸うといわれる。

 このブログには栃木県日光市の「裏見の滝」展望台そばに咲いていた「タマアジサイ」の花にとまっている「ヨツスジハナカミキリ」のオスとメスの写真を以前載せたことがあり、今回が二度目になる。     *[参考写真] 2016/8/1更新記事「タマアジサイ」


千葉公園の大賀ハス 6/21

2017年06月21日 | 写真

 

大賀ハスはつぼみがいちばん赤みが濃くて開花四日目には花びらも白っぽくなって散る。 

 

 

 

 

 

  6月9日(夏日)の更新記事で千葉公園の大賀ハスの開花情報をお知らせしましたが、その続きです。「大賀ハスまつり」最終日25日が近づいてきた今日6月21日(夏至の日)は、梅雨入り後いちばん雨の多い一日となり風も強く吹き続けました。やや見頃を過ぎた感じでつぼみの数が少なくなっています。風が強いせいもあってまだきれいな花びらがたくさん散っているのが見られます。その散った花びらも魅力的で、大きな葉の上(4枚目)と池面に散った花びら(6枚目)の撮影も楽しむことができました。

 今日の千葉市のホームページには、「千葉公園の大賀ハス390輪開花」の情報が載っています。今年は昨日までの暑さで千葉公園の大賀ハスは例年よりもすこし早めに見頃になったようです。この雨も長くは続かず明日はまた暑い一日になりそうです。ぜひ一度見ておきたいという方は明日から25日(日) ごろまでにお出かけください。午前9時からは千葉公園体育館脇の駐車場と、千葉競輪場裏手の広い駐車場が無料で使えます。モノレールを使えば千葉公園駅のすぐ下が大賀ハス池になります。


雨に濡れた紫陽花

2017年06月20日 | 写真

  「関東地方梅雨入り」発表からまったく梅雨らしくない天候が続き水不足の心配が増している。今日も明日も各地で夏日、真夏日の予報となっている。二日前の18日午後には、紫陽花や大賀ハスの咲き具合を見るために川村記念美術館庭園を散歩していたが、午後2時頃から急に雲が厚くなり入梅後初めての雨らしい雨が降り続いた。散歩用の折り畳み傘をさしてまた庭園奥の散策路を一周した。雨が降り始める前には紫陽花もハスもぐったりしていたが、シャワーのような雨を浴びて花びらも葉もせいいっぱい上を向き急に生き生きとしてきたように目に映った。

 

かわいらしいヤマアジサイの白い装飾花も雨を受け止めてピンと張っている。 

 

手前の花は「ヤマアジサイ」。白い装飾花が徐々にピンクに染まる。

 

白い装飾花に囲まれたたくさんの小さな青い花もシベを広げて満開に。

やはり雨に濡れた紫陽花はじっくり時間をかけて撮影したくなる。

 [参考] 6月18日の川村記念美術館庭園の開花情報:「大賀ハス」は9輪開花。色づいたつぼみ多数。紫陽花は「ヤマアジサイ」と「カシワバアジサイ」は見頃で、その他の紫陽花は三分~五分咲きくらいになっています。「スイレン池」には白と淡いピンクの「ヒツジグサ」が見頃で、黄色の「コウホネ」と「アサザ」の花(水草)も見られます。池畔では「ハンゲショウ(半化粧)」が見頃です。「シモツケ」の花は昨年よりも早く見頃を過ぎています。「ヤマユリ」はまだつぼみが固く開花までにはまだ間がありそうです(例年の見頃は7月上旬~中旬)。「キキョウ」や「ハギ」はまだつぼみです。


「シモツケ」の花

2017年06月19日 | 写真

シモツケの花(DIC川村記念美術館庭園にて 6/13 撮影)

 「シモツケ」(下野):バラ科 シモツケ属の落葉低木。北海道から九州までの山地に自生する。下野(しもつけ)の国(栃木県)で初めてみつけられたことからこの名がつけられたという。「ユキヤナギ」や「コデマリ」と同属。樹高は1mほどと低く丈夫なことから庭木にもよく用いられる。写真のように小さな花が房状になって多数咲きそろい、丸い小さなつぼみもかわいらしくシベが長いのが特徴になっている。花図鑑で見るとピンクや白一色の花ばかりのようだが、写真のようにたまに白とピンクの花が混じっていることがあるらしい。昨年同じ時期に千葉県佐倉市坂戸のDIC川村記念美術館庭園で初めてみかけて調べたところ「シモツケ」の花とわかり今年もでかけて撮影することができた。ただ今年の梅雨は雨が少なくやや水分不足のためなのかどうかわからないが、白い花が昨年よりも早めに茶色に変色しているのが目だち、きれいな花を探して撮影した。(*2016/6/12の更新記事に同じ花の写真を掲載しています。)


植物園散歩 6/17

2017年06月18日 | 写真

「ムラサキシキブ」の花 (40mmマクロレンズ使用)

      秋によく見かける鈴なりの実と同じ色合いの小さな花がかわいらしい。

 

「ガガブタ」

   「ヒツジグサ」や「アサザ」と同じ仲間の水生植物。写真の花はほぼ実物大。

 

「フェイジョア」

 ほとんど見かけることがないめずらしい花で、千葉市都市緑化植物園で毎年この時期に見るのを楽しみにしている。

 

「ビヨウヤナギ」(美容柳)

 オトギリソウ科に属する小低木で樹高は1mほど。葉は柳の葉によく似ている。花はオシベの数がとても多く、真ん中に一本立っているのがメシベ。雨の日にはシベに水滴がたくさんついてきれいに見える。梅雨の時期にあちこちでよく見かける花。中国原産で約400年前に日本に渡来した。


佐倉城址公園の花菖蒲園 6/16

2017年06月17日 | 写真

 

 

 

 

 千葉県佐倉市佐倉城址公園内の菖蒲園が最盛期です。白、濃淡の紫、黄色など色とりどりの花菖蒲が咲きそろっています。4枚目の拡大写真に見られるようにまだつぼみもかなりあるので、この週末から来週にかけて見頃が続きそうです。菖蒲園周辺のすぐ隣の「姥ヶ池」の水面にびっしりと育った白一色のスイレン(ヒツジグサ)も今が盛りで、梅雨の晴れ間のひととき暑さを忘れて散歩を楽しむことができます。


紫陽花の季節

2017年06月14日 | 写真

 

 

 関東地方も例年とほぼ同じ時期に梅雨入りし不順な天候が続いている。昨日も今日も朝夕の気温はまるで4月に戻ったような肌寒さで、ちょっと気を抜くと夏風邪をひいてしまいそうだ。

 梅雨の季節にいちばん似合う花はなんといっても紫陽花だろう。昨日はいつもの散歩コースの植物園を散策したが、期待通りにいろいろな紫陽花が咲き始めていた。午後には急に空が厚い雲で覆われてにわか雨も降ってきた。咲き始めたばかりの紫陽花の花に雨の滴がついてカメラを向けたくなる。雨に濡れた葉の緑も目に鮮やかに映り、とてもすがすがしい気持ちになれる。

 一枚目の写真:薄暗い木陰に咲き始めたヤマアジサイが目にとまった。ブルー一色でさわやかな印象を受ける。ガクアジサイよりも花が小柄で、特に周りの装飾花が小さくかわいらしい。雨が止んで雲間からの弱い光が当たり水滴が光っていた。

 二枚目の写真:ガクアジサイの装飾花の花びらに水滴がたくさんついていた。装飾花に囲まれた無数の青い花もシベを伸ばし次々と咲き始めている。前後にボケを入れて水滴が落ちないように気をつけながら撮影した。(2017/6/13 撮影)


千葉公園の大賀ハス 6/9

2017年06月10日 | 写真

 

 

 

 

  [千葉公園の大賀ハス開花情報2017/6/9] 大賀ハスのふるさと千葉公園のハス池にもあちこちに大輪の花が開き始めて訪れる人が多くなってきました。花の数はまだ数えられる程度で「一分咲き」といったところですが、たくさんのつぼみは大きくふくらんで色づいています。明日以後もどんどん花の数が増えていくでしょう。掲示されていた「大賀ハスまつり」ポスターをそのまま載せておきます。入梅で天候は不安定ですが、まつり初日の来週6月17日(土)ごろには見頃に近づくでしょう。

 *期間中はとても混雑するので写真撮影は午前6時ごろからの早朝撮影がおすすめです。*JR千葉駅からモノレールで千葉公園駅下車徒歩1分。またはJR千葉駅千葉公園口(弁天町側)から徒歩10分。(「混雑時の三脚使用はご遠慮ください」の掲示が出ています。)

 *千葉市の花「大賀ハス」:昭和26年の春、大賀一郎博士たちが千葉市内の東京大学検見川農場で発掘したハスの種子は約2000年前のものであると測定された。大賀博士宅で発芽実験が行われ発芽・生育した一株の蓮根が千葉公園に植えつけられ、昭和28年(1953年)8月5日に初めて開花した。その後大賀ハスは分根によって国内外で広く栽培され友好と平和の使者として愛され続けている。昭和29年(1954年)には千葉県天然記念物に指定され、平成5年(1993年)に千葉市が政令指定都市に移行したことを記念して「市の花」に制定された。古代のロマンを秘めた花蓮として千葉市の象徴となっている。


「新宿御苑の歴史的巨樹」

2017年06月08日 | 写真

 

 

  ニコンプラザ新宿でカメラ点検を終えて新宿御苑に立ち寄り散策した。いよいよ梅雨の季節に入り夜にかけては雨になる予報が出ていて半袖では寒いくらいに気温も下がっていた。人影も少なく早足で散歩中にふとめずらしい花を見つけて足が止まった。散策路脇に上部は朽ちてしまった巨木の根元から新しい枝が伸びて大きな葉が茂っていた。そしてこれまで一度も見た記憶がない房状の白い花が咲いていた。

 案内版には以下のように記されていた。『新宿御苑の歴史的巨樹「アメリカササゲ(アメリカ木大角豆)」:ノウゼンカズラ科(花期6月中旬)北アメリカ原産の落葉高木。明治時代に日本で初めて新宿御苑に植えられた。数十年前に落雷の被害を受けたが、その後樹木治療を行い現在は根から伸びたひこばえ(*朽ちた樹木の根元から生えてくる新芽)が成長している。幹周約4.5m 高さ約5.5m』

 新宿御苑は桜とプラタナス並木の黄葉が見事な春と秋には訪れたことがあるが、この花は6月中旬頃しか見られないので今回が初めてということになる。    (2017/6/7)


「Alfons Mucha ミュシャ展」最終日 6/5

2017年06月06日 | 写真

館内の実物大ポスター「東ローマ皇帝として戴冠するセルビア皇帝ステファン・ドゥシャン」(405×480cm) 

  2017/6/5:アール・ヌーヴォーを代表する芸術家の一人アルフォンス・ミュシャ(1860-1939)が晩年の約16年間を捧げた渾身の作品「スラヴ叙事詩」(1912-26)は、巨大キャンバス20点の油彩画で構成され、スラヴ民族の苦難と栄光の歴史を映し出す壮大なスペクタクルとなっている。2017.3.8~6.5 の会期で国立新美術館で開催された「ミュシャ展」は、この全20点の大作をまとめて世界で初めて公開し、さらにそこに至るまでパリで活躍したミュシャの足跡をたどる約100点の作品もあわせて公開するという画期的なものとなった。

 HP: www.mucha2017.jp (*ウェブサイトの公式ホームページでは、詳細な案内記事・画像を見ることができます。)

 

「Alfons Mucha 展」ーーたどりついたのは故郷への想いーー

*チケットに使用されている代表作「原故郷のスラヴ民族」1912年 (610×810cm)

 おそらく国内では二度と見ることができないと思われるこの企画展を幸いなことに会期の最終日に鑑賞することができた。

 

 昨日6/5は最終日ということもあり開館前から切符売り場と館外に長い行列が続いた。東京メトロ千代田線乃木坂駅から国立新美術館への通路脇には臨時のチケット売り場も設けられ係員は大声で「ただいま入館までの待ち時間は100分です。」と叫び続けていた。 

 

強い日差しの館外では日傘を用意していた人はずいぶん助かったと思う。 

 

「イヴァンチツェの兄弟学校」(610×810cm)

とてもありがたいことに、奥の展示室の巨大作品5点だけは撮影許可になっていた。

いつも持ち歩く散歩用のカメラが役に立ってこの展示室では長い時間を過ごした。 

 

(上の作品の左下部分拡大) 

「聖アトス山」(405×480cm) 

 (上の作品の左下部分拡大)

「ロシアの農奴制廃止」(610×810cm) 

(上の作品の左下部分拡大) 

(同 右下部分拡大) 

「スラヴ菩提樹の下でおこなわれるオムラジナの誓い」(390×590cm) 

(上の作品の中央部分拡大) 

 (同 左下部分拡大)

「スラヴ民族の賛歌」(480×405cm) 

(上の作品の左下部分拡大)  

 長い時間館内で過ごし、その後東京ミッドタウン方向へ向かった。東京へ行くときはいつも立ち寄る「富士フィルムフォトスクエア」の写真展を見てから、すぐ近くの檜町公園でひと休みした。池畔にはガクアジサイやヤマアジサイ、カキツバタがきれいに咲いていた。

 


DIC川村記念美術館庭園散歩 6/1

2017年06月02日 | 写真

 「アブラギリ」の花満開 :佐倉市坂戸のDIC川村記念美術館庭園は桜の季節の後ではいちばん花が多くなる季節を迎えている。庭園奥の休憩舎テラス前に一株だけある珍しい樹木「アブラギリ(油桐)」はその名のとおり昔はこの木から油を採取していた。花が咲いていなければ同じ仲間であの薄紫のきれいな花を咲かせるキリ(桐)の木にそっくりに見える。毎年この時期に見るのを楽しみにしている。

           (*2015/6/2 更新記事に樹木の詳しい説明があります。)

 

スイレン池ではヒツジグサ、コウホネ、アサザなどが見られる。

 

今年は特にたくさん咲いているヒツジグサの仲間の「アサザ」の花。

 

さまざまなアジサイを見ることができる「アジサイの散策路」では

花芽がどんどん増えて色づき始めた花を見つけるのが楽しい。(上下2枚) 

 

 

池畔やギフトショップ前の「サツキツツジ」の人気種ピンク一色の「大盃」が見頃

 

「ホタルブクロ」が咲き始めた。楽しみなヤマユリ(山百合)はまだつぼみは見られない。

 

  大賀ハス池では大きな葉がどんどん伸びている。葉の上で休んでいる「アカミミガメ」を見つけて一枚。昨日は一輪だけ色づいたつぼみを見つけた(下の写真)。6月中旬ごろからは次々と咲き始め下旬から7月上旬ごろには昨年同様たくさんの大賀ハスが咲きそろうだろう。


 

「シモツケ」や「シモツケソウ」のピンクの花も池畔などにたくさん咲いている。

                  (2017/6/1 撮影)